僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね

2018年5月9日のこと

 
 
どうしても忘れたくない出来事、忘れたくない感情がたくさんあったので、自分のために、初めて文章というかたちで残してみようかと思ったので、ブログとして、書き留めておこうと思います。
 
人に読んでもらうようにできていないです。
 
あと、自分の中のパーソナルな部分もかいているので、読んでいて気持ちの良いものではないと思います。
 
 
 
 
未来の自分がいつでもこの記憶を引き出せるように。
 
レポでもなんでもなく、ただの自分の日記。
 
 
 
 
 
 
+++++
 
 
2018年5月9日は、自分の誕生日だった。
 
一ヶ月前くらいに、この日、私の大好きな、二丁目の魁カミングアウトさんのライブの予定があることが発表になり、
5月1日の「絶対に埋まらないワンマンライブ in 渋谷O-EAST」で、その内容が「FREE GAY LIVE」であることが発表された。
 
このライブが行われる場所は、新宿二丁目アイソトープラウンジ。
私が去年、二丁魁さんに初めて会った場所であり、二丁ハロ時代から彼らがライブを続けてきた、ホームのような、大切な場所。
 
彼らはここで月に何度もライブをしているけど、私はファンになって9ヶ月ほど経つのに、このアイソトープラウンジで始めから終わりまでライブを見れたことは、今まで2回だけしかなかった。(平日で仕事が終わるのが遅く、いつも途中からか、特典会から行くため)
 
なので、「アイソのライブが見れる」ことは、私にとって特別なことで。
 
5月はもともと忙しくて心身ともにきつい時期でもあって、だからこそ、このライブにどうしても行きたいと思って、早退の申請をした。
 
すごくない?
自分の誕生日に、好きなアイドルと、そこから繋がったお友達と、大好きな推しのアイドルに会える。
その日を楽しみに、日々仕事をがんばってた。
 
 
 
+++++
 
 
少し時を遡るけれど、自分の誕生日を迎えるより前に、もっともっと大事な、半年前からずっと楽しみにしていた5月1日の渋谷O-EASTでのライブがあった。
 
私はもともと、「好き」だという想いを、絵を描いたり漫画を描いたりすることで表現するタイプのおたくで。
このワンマンの前に、私はこの人達に伝えたい想いを、漫画というファンアートのかたちで表したくて、描いたものを、ツイッターに上げるなどしてた。
 
これは、根深いもので、説明することは省略するけど…
自分がしたいからしていたことで。
 
最近は、ありがたいことに、たくさんの人に目にしてもらう機会が増えてきて、それはとてもありがたいことなのだけど、当たり前ながら、それだけ多くの人の目にふれるということは、「読みました、好きです」以外の感情を持つ人も中にはいて。
 
未熟で、自分の力が無いからいけないんだけど。
 
 
たくさんの「好き」より、そうじゃない一人の人の言葉で私は簡単に負けてしまって。
 
自分を好きでない人がいること、怖くてたまらなくて。
 
 
そんなとってもささいなことで、私は少しずつ、楽しいときも、心から笑えなくなった。
 
メンヘラみたいなこと書いてるって我ながら思うけど、でも実際に、そうなっちゃった。
気持ちのコントロール、できなくて。
 
こんなふうに書いてしまうのは、本当に悔しいけど、
5月1日のワンマンライブのときも、頭のなかで必死に自分を励ますのだけど、どうしてももやもやが消せなくて。
 
いやもちろん、最高のライブで、楽しくてだいすきで、
 
だったのに、つらいその気持ちを頭がよぎるたびに、なんで…って。
その気持ちはどうしても消せなかった。
 
大事な日なのに、そんな気持ちを抱えてしまった自分がくやしくて、悲しかった。
 
 
何度も自分で自分を励ますんだけど、それはどうしても上書きできなくて。
 
でも自分の気持ちをあらわすこと、絶対にやめられないから、これからどうやって向き合っていこうとか、
色々考えて悩んだ。
 
そんな気持ちのまま、自分の誕生日を迎える。
 
 
 
 
 
+++++
 
 
5月9日当日。
 
 
0時を回った瞬間、たくさんの人がお祝いのメッセージをくれた。
うれしかった。
 
メッセージ一つひとつ読んで、一人ひとりの出会いを思い出したり、チェキ帳を見返して、ぺいちゃんの好きな顔を選抜するなどしてた。
 
 

f:id:occiuy:20180516000357j:plain

 
 
ぺいちゃんとの2S。
 
 
わたしの大好きな人の、大好きな、笑顔シリーズです。
 
いいでしょ。
 
 
 
 
寝る前、「アイソで誕生日に、ライブが見れる。」
くどいけど、やっぱりこのことが特別すぎて、楽しみすぎて、
 
なかなか寝れなかった。
 
 
 
 
 
+++++
 
 
私はこの日のライブを迎えるまでに、自分なりのテーマを設定してた。(自分の誕生日に気合十分ななんとも、自我がつよいおたく…。)
 
自分の誕生日がアイスクリームの日だということは知っていたけど、ふとしたとき詳しく調べてみたら、「告白の日」という記念日があるそうで。
 
そんな!アイドルオタク冥利に尽きる日に生まれたアイドルオタク!うお~~!となり、
自分のお祝いよりは、「好きな人に好きだと伝えること」をしたいと思った。
 
そしてこの日に理由をこじつけて、ずっとしたかったこと。
「ぺいにゃむにゃむさんに直接好きと伝えること」
 
人に言ったら少し驚かれていたのだけど、私は今まで、こんなにも大好きなのに好きすぎて、
ぺいちゃんに直接好きだということを伝えたことがなかった。お、重い…。
 
これまで、伝えたいことは描くことで表現してきたので、言葉にすることを避けていて。
でも、これも傲慢な考えかもしれけど、
自分は二丁魁さんにとって「イラストとか漫画を描く人」というだけではない気がしていたので、いつかちゃんと、自分の口から、伝えたいなあと思ってた。
 
だってアイドルなんだから、直接言えるんだよ。言わなきゃ。
 
でもこういうイベント的な理由がないとほんと、無理だったから!今日絶対言うって、かなり前から勝手に決心して、勝手にどきどきしてた。
 
 
 
 
 
 
+++++
 
 
5月9日当日。
 
 
朝から仕事をバリバリなんとか片付けて、17時に会社を飛び出して、新宿二丁目に向かった。
 
アイソに着くと、すでに顔見知りの好きなおたくたちがたくさん!
みんないつも、こんな早い時間から並んでるんだ、ごはんとか食べてみんな楽しそうに喋って待ってる。
みんなにとっては慣れた光景かもしれないけど、自分にはとても新鮮で。
 
その場に自分も並んでいるだけで、どきどきとわくわくで胸がふくらんだ。
 
 
 
19時開場。
 
こういう書き方をするの変だけど、ちゃんと入場したの久しぶりで。笑
身分証の確認すらもたもたして、
アイソトープラウンジのイニシャルが入った、再入場のスタンプを押してもらって、中に入った。
 
入場すると。
幸運なのか、私は最前ドセンで見れる位置に立てた。
 
 
えっ…いいの…?
 
 
ステージのカーテンが開いていて(いつもは始まる前閉じているらしい)、スクリーンには新しくなった「魁(GAY)」のロゴが大きく映し出されてる。
アイソのステージは、柵もないし、客席に立つ自分の腰くらいまでの高さしかない低いステージ。いやもちろん知ってたけど、その景色知らなかった。
 
こんなに近い場所で、大好きな人たちのライブを、見れるの…?
 
私は、最前ドセンでライブを見るということ自体、今まで生きてきて、初めてのことだった。
 
そして周りには、見知った顔のだいすきなおなカマたち。
 
情緒やばい。
 
 
ライブが始まるまでがすごく長くて、永遠に感じた。
 
 
 
 
 
+++++
 
 
 
(※ここからはライブ本編の感想で、レスをもらった的なオタク特有の内容も多々含みます。ほぼぺいにゃむにゃむさんのことです。もし読んでくれている人がいたら、ご注意ください。)
 
 
 
 
 
19時30分、いつも通り開演時間少し押し。
 
 
 
 
心臓が爆発しそうにドキドキしていたら、照明が落ちて、
耳すまのイントロと一緒に、ステージ袖から大好きな4人が走って出てきた。
 
 
うわあ~~~!!!
 
 
この日はいつものぺいちゃんのぴんぽんぱんぽーん(影ナレ)がなくて、急にでてきたから心の準備ができなくて。
でも耳すまから始まるライブ、大大大好きなので、MVで走っているのも好きなので、駆け出してきたみんなを見れるの嬉しかった。
ピンクの衣装が続いてたから久しぶりに見た半分衣装、嬉しい!どれも好きな衣装だけど。FREE GAY LIVEの告知画像のとおりだ!
 
 
 
始まるんだ、待って、心の準備できてない。
 
考える暇もなく、5月9日のFREE GAY LIVEが始まった。
 
 
 
 
 
 
 
 
めちゃめちゃめちゃめちゃ近くでぺいちゃんが歌っているの。すごい光景。
 
ぺいちゃんパートで自分と、周りにいる大好きなぺいちゃん推しの人たちと、斜めから横から後ろからぺいちゃんに腕を伸ばせるの、最強に嬉しかった。
 
ちなみに、最近ついに、ルミカライト~極~を導入し、ライブ中に複数サイリウムを折るということを始めた。短いけど明るくて綺麗な黄色の光、ぺいちゃんに注ぎたくて。
 
この日がそういうの始めて3回目とかのおたく初心者なので、ライブ中に持ち換えたり折ったりするのまだだいぶぎこちなかったけど。(しかもそのもたもたした様、4人に見えていたのでは…?)
でも必死で振った。
 
 
君にイェイ!イェイ!イェイ!の煽りでステージぎりぎりまで乗り出してくるぺいちゃん、目の前にいる。
 
もう私はほぼ真上を見上げてて、ぺいちゃんのあごとか、鼻の穴、口の中、眉間の皺とか、短くなった前髪から汗が流れてくるところとか、全部見えるし、
下手したら特典会で喋るときより近くて、においも呼吸も全部感じて、五感ぜんぶ使った。
 
すごい臨場感。
 
いつだったかぺいちゃんが
ライブは「LIVE」って書くから、生きる「LIVE」といっしょ!
的なこと言っていたけど、ほんとにそうで。生きてるの実感した。これってライブじゃん。
 
その近さにびっくりしてしばらくは目をまん丸くしてたかも。でもすぐ楽しくなって笑顔になってた!
 
ちなみに後ろで見ていた人たちによると、おい!おい!のところで、ぺいちゃんが私の頭を撫でそうになっていた(?)そうで。
全く覚えがないのだけど、複数のお友達がそれを言ってくれていて、何それ私知らない!!になった。その顔、見たかったなあ~!
(教えてもらえて嬉しかったです…。ありがとう。)
 
耳すまは、おたくも大きく声を出せるところがたくさんあるし、推しパートで前に行く人が多くて楽しくて大好き。
 
ラストのサビ前の、「行ーーーくーーーよーーーーー」のところ、全力振り絞ってるぺいちゃんのしわくちゃになる顔が大好きで、一呼吸で全部声出しきるまで振りコピとかしないで、いつもじっと見つめてる。
このときも、一曲目なのにすでに汗かいて、前髪が乱れてて、眉間のしわぐしゃぐしゃで、そんな一心不乱な姿が綺麗だったな。
 
 
 
 
 
『ネコの恩返し』
 
 
耳すまのあとのネコ。やった~~!
 
ネコのイントロのピアノのたららん♪たららん♪でいつもわくわくしてしまう。その後すぐおい!おい!ってできるのも好き。すでに、盛り盛りのセトリを確信した。
 
たぶんネコのとき、白ちゃんもすでに汗だくだくで、白い髪から白い肌に伝う汗が宝石みたいにキラキラしていて、でもまっすぐ前を見て歌う。
きっとご本人には、自分の理想とする完璧な美の像というものがあって、だからすっぴんとメイクした姿全然違って、自撮りもアート作品のようにしているのだろうけど、私はライブでべしゃべしゃになっている白鳥さんが一番美しいと思うし、はるかに好きです。
 
にゃーにゃーにゃーにゃー!をするの楽しくて可愛くて好き。ぺいちゃんの「可愛い声で~!」「元気な声で~!」をいつもちゃんと聞いてるのになかなかオーダー通りにできなくて全部同じにゃーにゃーになっちゃう。
 
イェッタイガーの前の時計の針みたいな振りの、ぺいちゃんのおどけた表情、いつもかわいい。前歯だけが見えるみたいな口の開き方。
 
落ちサビ前の間奏でにゃっ!にゃっ!ってするところ、隣の人にぶつかるくらい横移動するのが好きで、両隣のすきな人たちと笑顔で肩ぶつけ合った。
 
ネコは、ライブで聞くとやったーやったー!だけになるんだけど、これを書くために歌詞を改めて見てみたら、今の自分にグサッときて、びっくり。
 
なんでこんなに、日々悩む病む~なんだろうね。
 
ミキちゃんの歌詞はいつも、自分に寄り添ってくれるなあ。
 
 
 
 
曲の終わり、悩む病む~♪で終わり、
間髪いれず、最高にハッピーなイントロがきた。
 
 
毎回絶対聞く、おなカマたちの嬉しそうな「キャ~~!!」っていう歓声。
 
 
 
 
やばい。
 
カエルがきちゃった。
 
 
 
 
 
『The frog in the well knows nothing of the great ocean ~カエルのうた~』
 
 
 
何度も何度も思い描いた光景がある。
 
カエルのうたの2番、ぺいちゃんのパート「忘れたくないのになぁ あ~あ」でミキちゃんに後ろから突き飛ばされて、目の前のファンにハグするぺいちゃん。
 
それが自分だという光景。
 
 
 
これはほぼアイソでしかやらないお家芸のようなもので(小さくてステージが近い会場ならやることもある)、いつもその姿をうしろの方から見て、いいなあ私もいつか…って妄想してた。
たぶん、ぺい推しだったらみんなそうなんじゃないかなあ。
 
でも、アイソで、最前ドセンという条件が揃わないといけないし、ハグじゃないときもあるし色々で。
 
夢のまた夢だった。
 
 
でもこの日、条件が揃ってしまって、正直、嬉しいよりも、どうしようって気持ちになった。
 
 
ハッピーなスカのイントロからはく、ぺい、ミキ、きまそれぞれの推しジャン。いつも超楽しいところ。推しジャンできるのアイドルおたくの喜びです。
 
カエルも、「だから歌うんだ」♪いぇいいぇいで隣のおたくと肩ぶつけ合うの。楽しくてすき。ぺいはくがぶつかるところ、大好きな隣の白推しのお友達とぶつけあった。たのしかった。
 
 
うーん、書きながら思い出そうとしてるけど、全然思い出せない…。
 
たぶんこのとき、どうしようって気持ちでいっぱいだったんだな。
 
 
だってこの日、私のすぐ近くには、大好きなぺい推しのお友達が3人いて、そのうしろにはもっともっといて。
当たり前だけど、会場の中にぺい推しは私だけじゃないんだよ。
 
そんな中で、自分は最前ドセンにいて。
 
私なんかでいいのかな、
それを見ることになるみんなはどう思うのかなって、
 
そしてこの状況でもしそうならなかったら、私はどう思ってしまうんだろうって、
すごく、怖くなった。
 
何回も想像していたのに、いざ直面したら怖くなるんだ。
 
期待したくなかった。
 
 
そんなことを考えてたらあっという間に2番。
 
 
 
どこ見ていいかどぎまぎしちゃった。
私このとき、どんな顔してたんだろう。
 
 
 
 
「あの人の~なま~え な~んだったっけ?
 忘れたくないのになあ~♪」
 
 
「あ~ああああ~~~~」
 
 
ぺいちゃんが、まっすぐ飛び込んでくる。
 
髪がバサッてかぶさって、
いつもの大好きなぺいちゃんのにおいがして、
視界まっくらになった。
 
 
抱きしめてくれたのがわかった。
 
 
そこまでのこと、何度も、思い描いて、想像していたのに。
 
 
その一瞬で、全く想像していなかったことがひとつ起きて。
 
ボロボロに泣いてしまった。
 
 
 
すごく、おたく特有の、自分のことばっかりな気持ちだけど、
こんなことは、書いて良いのか、こう思うことすら許されるのかわからないけど…
 
それは少なくとも、この日自分がその場所にいなければ起きないことだった。
 
ステージに立って、最前ドセンに私を見つけて、
そうしようってぺいちゃんが考えてくれたのかなって思ったら、
 
嬉しくて涙止まらなかった。
 
 
 
いや、あんなの泣いちゃうよ。
 
ぺいちゃ~~ん。
 
 
そんな私のリアクション見てぺいちゃん、いたずらに笑っていたけど、少し顔歪めて、泣きそうになってるようにも見えた。(自分の視界もべしょべしょだったから、かもしれないけど…)
 
カエルっていつも、最初から最後まで超笑顔で見れる定番の曲だから、笑顔で見たくて、泣きじゃくってたのを必死に持ち直そうとしてたのに、
後ろから大好きなお友達が優しく頭をなでてくれたり、隣にいる次の日が誕生日の大切なお友達がぽんぽんってしてくれたり。
私でよかったのかなって不安になっていたのに、同じぺい推しで、最前で見ていた大好きな人が、すごく優しい顔で私を見てて。
 
それで余計泣いてしまった。いいのかな。こんなに幸せで。
 
 
最後の方、無理やり笑顔つくって(きっと実際はぐしゃぐしゃで、鬼の顔だった)、
 
「それでも忘れない しんでも忘れないさ 君のことだけは」
 
「君」に指さして、ありがとー!って叫んだ。
 
 
私ほんとうに、この日この瞬間のこと、
しんでも忘れない。
 
今までで一番幸せにされちゃったカエルだった。
 
 
 
 
 
 
『そっ閉じ 青春』
 
 
 
3曲でこのボリュームで、すでに胸いっぱいだったのに、そっ閉じがきた。
 
嬉しい。そっ閉じはこの日絶対やってほしかったから。
 
自分はライブというものは、アーティストだけでなく、観客がいて初めて成り立つものだと思っていて、アイドルのライブって特に、おたくありきのものだと思ってる。
気持ちと気持ちの、愛と愛のぶつけ合い。
そっ閉じはそれが顕著で、私はこの日すごく、ガチゲイ口上叫びたかった。
好きだってこと、全力で伝えたかったから。
 
前に特典会で白ちゃんに、「ゆいっこさんのライブの見方は、感情が全部出ていてすごく好き」と言ってもらえたことがあって、それが嬉しかったのもあるし、
やっぱり全力で向かってくる人たちに、自分も全力で向かっていきたいから、そういうふうにライブを見ること、心がけてて。
前におなカマ地獄で、その日は絶対「愛のぶつけ合い」をしなきゃいけない日だったのに、仕事の失敗で気持ちがそわそわして、ガチゲイ口上ができなかったことがあって。
その日の特典会で言わせてもらったことがあった。(もうしないし、できないけど)
 
そんなことも思い出してた。
 
 
イントロの振りはいつもそれぞれのこと、魅入ってしまう。どれも意味があって、指の先とか目線とか、見たいところがたくさんあって目が足りない。
 
各パートがまとまっていて、それぞれのこと歌っているのも好き。
 
新宿BLAZE前に発表されたそっ閉じと、それに合わせたガチゲイ口上。
BLAZEではうまくできなくて、それがすごく悔しかった。
 
 
「眩しい 明日がくるから」
 
この日、ガチゲイ口上思いっきり言えて嬉しかったな。
それを聞きながらぺいちゃん、また泣きそうなのこらえる顔してた。
 
最後のポーズまでの振り、ぺいちゃん両手を真ん中に差し出すようにするところでも、また優しい笑顔だった。ステージでしゃがむとほぼ自分と同じくらいの目線で、こっちまで笑顔になった。
 
 
「あの日の希望と 出会えた運命が」あるから、私、大丈夫だ。
 
 
 
 
 
 
『病める時も 健やかなる時も』
 
 
そっ閉じの包み込んでくれるような優しいアウトロから、やめすこへ。
 
私はミキちゃんの生誕に間に合っていなくてやめすこを聞けていなくて、初めて見る時は絶対ライブで見たいと思っていたから、初めて曲を聞いた・見たのはO-EAST
 
この日見たのは、三回目のやめすこだった。
 
歌い出しのきまるくんの声が好き。
というか最近のきまるくん、きまるくん自身もみんなも言っているけど本当に成長していて。私が知っている短い期間ですらすごく変わったなあと思う。
声の抑揚のつけかたがいいんだよなあ。まっすぐ届く歌をうたう人。
 
優しい風が吹くみたいな曲。
 
間奏のぺいちゃんが服を選んでいるシーン、私が見たやめすこの中ではミキちゃんとちゅってキスする振りしていていつも可愛い。この日は半分衣装のカエルにキスしてて、それも可愛かったなあ。
 
「この地球では 皆同時には 幸せになれないことを知った」
ここ大好きだけど、これに対するアンサー私まだ出せていない。
 
 
いつも寄り添ってくれて、これからもずっと一緒だということ、ずっと一緒にいたいと思うことを、ミキちゃんは「絶対」とは言わなくて。
でも約束はできるって。
それなら私も約束したい。
 
ミキちゃんの歌詞と、二丁魁の音楽を知れて、よかったなあ。
4人が自信を持って言うように、私にとっても一曲一曲、大切な宝物です。
 
早く3枚目のCD,欲しいなあ。
 
 
 
そんなことを考えていたら、
激しいイントロ。
 
 
うわ!
 
やった~~~~!!!
 
 
三原色くるといつも沸いちゃう。
 
この日は格段に嬉しかった。
 
 
 
 
『三原色カタルシス
 
 
おい!おい!おい!おい!でまたぺいちゃんが客席までめり込むように煽ってくる。
自分も全部だしてそれに応える。
 
みんなの声に混じって自分の声が聞こえなくなるくらいの熱量。
廃鉄を集めて熱くしてなめらかにして、ひとつのかたまりにするみたいな、なんだろう。会場のぜんぶが一緒になって、輪郭がぼやけて溶けそうになる。
三原色の温度、いつも好きだ。
 
振りコピしたり、「まっすぐなんて進めない」のぺいパートで推しジャンしたり(いつもカエル以外で唯一推しジャンしてるところ。この日は最前だからしなかったけど)
自由で楽しいんだ、三原色。
 
格好いい。
 
幸せに手を伸ばす のが好き。いつも本気で、伸ばせるだけてのひらを伸ばす。このときはミキちゃんのことを見てる。
 
 
パン!そいや!パパン!パパパン!パパパン!そいや!
のところ、この次の落ちサビが楽しみでいつもジャンプしちゃう。
 
 
 くる。
 
 
落ちサビ。
 
 
一番なんて決められないけど、私はたぶん、ぜんぶの曲の中で、三原色のこの部分が一番好きなんだと思う。
 
 
ライブは生きもので。
 
二丁魁の4人と、ライブにきたおなカマ、季節、会場、時間、空気、天気、におい、温度、気持ち、
いろんなものが偶然、その時その一瞬に集まった奇跡みたいなもの。
 
同じ目線も同じ光景も無いから、
 
私はいつも、「今日はどんな景色が写るんだろう」って、その日初めてライブを見るみたいに新鮮な気持ちで、自分のファインダーを構える。
 
 
フレームなんか作らなくても、当たり前だけど、その日の光景というのは自分だけのものなんだけど、
私は自分の気持ちをきりとって表現することが好きで、大事だから、
自分の指と指で作った小さな世界、その瞬間を「切り取る」のは、いつだって特別なんだ。
 
(この日切り取ったものは、こっそり勝手に、自分への誕生日プレゼントにしようとも思ってた。)
 
 
 
「キレイ キレイなこの景色を いつか忘れてしまうなら」
 
ぺいちゃんのいちばん綺麗なパート、身体がステージになだれ込んで、限界まで手を伸ばしてケチャした。
だってぺいちゃんにはいつだって、その日その瞬間が今までで一番最高だったって思うような景色を見せたいから。
 
 
私はいつも必ずファインダーの先にぺいちゃんが写るようにするけど、
三原色のサビは、一人ひとりにとって特別で、パートごとに譲り合うとかあまりないから(だからこそ好き)、ほかの人の手が被っちゃうとか、角度的に見えないとかはまあよくある。
でもこの日は最前だった。
 
 
 
どんな景色になるのか、ワクワクした。
 
 
 
「せめて せめてこんな時代で この風景だけは愛と呼ばせて」
 
 
いつもみたいに指でファインダーを作る。
 
 
 
 
その先に見えたのは、大好きなぺいちゃんの、
大好きな表情。
 
すごく優しい笑顔。
 
それでまた泣いてしまった。
 
 
 
私がいままで見てきたライブでは、まっすぐ真剣な顔で前を見つめているとか、目を細めて微笑んでいるとかが多くて、(もちろん同じ表情なんてないけど)
目が線になって、歯を見せてにこーって笑っているの、この日初めて見た。
 
あれは、自分に向けられたものとは思ってないけど(滅茶苦茶正直に書くと8パーセントくらいは自分あてのものだと思っているけどそれは過信)、
さすがに最前ドセンだと、その顔が正面に捉えられるから、目が合ったような気はしてしまうし、
 
何より、ぺいちゃんがこの日「キレイ キレイな景色」を見て、あんなに優しい笑顔になって、そんなぺいちゃんのファインダーの中に自分もいれたのだと思ったら、幸せしかなかった。
 
幸せだって思ったこと嘘にしたくないから、泣いてたけどぎゅーっと笑顔つくった。
 
 
 
そのあとの大きなぺいジャン、ぺいちゃんとぺい推しのみんなでジャンプしてアイソ揺れた気がする。これはこの時間共有したひとたちのものだ。
 
 
一瞬の、わずかな時間だけだったけど、わたしは自分のファインダーに写ったものを信じているし、自分の方法でそれを現像して、ずっとお守りにするんだ。
 
 
 
 
一瞬の閃光みたいにぎらぎらひかって、三原色が終わった。
 
きっともう少しで終わってしまう。
どうかこの時間永遠に続いてほしいって本気で願ってしまった。
 
 
 
 
「シワの数だけ被GAY妄想」
 
 
最高ハッピーな新曲きた!大好き!やった~~!
 
今までは曲の最初で、走って入場してくるのしか見たことなかったけど、
この日初めて、4人で円陣組んで足バタバタしてた。
 
え~~!
 
ライブの度に必ず4人がやるという、出発儀式的な大切なもの、振りに入ったんだ。見れるの、すごく嬉しい!
イントロの両手上げてぴょんぴょんするところ、ぺいちゃん一人だけもも上げみたいでガニ股でかわいい。見てるだけで元気になっちゃうやつ。
 
ライブ始まる前に「(最前だから)ハイハイ見れる!!」って沸いてたのだけど、近くでばっちり見れて嬉しかった。ハイハイから顔上げたところのぺいきまのぶりっこ顔、超かわいい。
 
ライブのときずっと、ハッピー楽しいの気持ちばっかりなんだけど、歌詞がグサグサ刺さってしまう。
悪口察知能力とか、自分をよく見せる努力とか…。
 
でもミキちゃんは、つらいこととかもやもやすることとかを歌詞に昇華して、楽しい曲にしちゃうんだから、すごいなあ。
まるもうけもだけど、シワGAYは二丁魁らしいなあって思う曲。
 
「スマイル0円ハッピーセット」で二丁魁のポーズするの、どんな意味があるんだろう。今度教えてほしい。
 
最後にみんなが笑顔で手を振っているところはきっと、つくり笑顔じゃなくて本当の笑顔。
そうだといいな、そうなるように、これからも、4人に応えたい。
 
 
 
 
 
 
 
FREE GAY LIVEはこの日が初めてだったから、あと何曲やるかとか、アンコールあるのかとか謎だったけど、終わらないでほしいって思う気持ちの裏で、なんとなくこれが最後なのかなって思った。
 
ラストはホモサピだった。
 
 
この間きまる推しのお友達と、久しぶりにあのきまるさん見たい~!って話してたから、見れて嬉しかったな。こないだ漫画にも描いたけど、「自分次第なら 僕が変わるしかない 人は変われるらしいんだ」って、自分にとって救われた歌詞のひとつで。
 
それをきまるくんが歌うからこそよくて、そのときだけはいつもきまるくんのこと見ちゃう。ここの歌い方だって少しずつ変わっているよね。
いつもまっすぐ届いてるよ。
 
いつもホモサピは何もしないでじっと聴いてるから、歌聞いてるんだけど、だんだん頭がぼうっとしてくるというか。
途中、「夢みたいだな」って形容でもなんでもなく、頭のなかに浮かんだ。
 
だって今日ずっと、夢みたいな時間だったんだもん。
 
 
 
ホモサピが終わると4人は、「ありがとうございました!」でステージ裏へ帰っていった。
 
影ナレもなく、MCもなく、ぶっ通しで8曲駆け抜けて終わった。
 
FREE GAY LIVE、4人がきっと色々考えてこういうステージにしようって決めたんだ。
地獄みたいな企画のものもすっごく楽しいけど、ライブだけで勝負したこと、ライブだけで勝負できると4人が確信したのかなって、勝手に嬉しかった。
 
飾りっ気のないこの日の8曲が、すごく、特別な8曲だった。
 
 
 
 
 
 
――――――――――――――
 
18.5.9/FREE GAY LIVE ①
 
ネコの恩返し
カエルのうた
そっ閉じ青春
病めるときも 健やかなるときも
シワの数だけ被GAY妄想
 
――――――――――――――
 
(余談ですが、この日を迎えるまでに自分は、「自分が誕生日にライブを見れるとしたら、何が見たいかな?」って妄想したことがあって、
「ぼくがかんがえたたんじょうびにみたいさいきょうのベスト3」を考えてたの、三曲全部やった!すごい!)
 
 
 
 
 
+++++
 
 
ライブが終わると、まだ夢心地の中、後ろから伸びてきた腕が何も言わず抱きしめてくれて、他のみんなも、私のこと抱きしめてくれて、現実に戻ってきた。
夢じゃなかったんだって、また泣いちゃったよ。
 
そのあと、たくさんの人とゆっくり話をして。私の話を聞いてくれたり、気持ちを伝えてくれたり。
 
「(私が最前ドセンにいるのを見て)今日絶対カエルやってほしいって思ってたし、カエルきてやった~~!ってなった!」って何人かの人が言ってくれた。
 
みんな良かったね、って自分のことのように喜んでくれた。
 
 
なんでそんな当たり前みたいに、
他人の幸せを、自分のことのように喜んでくれるんだろう。
 
それって全然当たり前じゃないよ。
 
 
 
 
ライブが終わったあと、大好きな人たちとアイス食べに行った。(アイスクリームの日だからね!!)ウキウキみんなでアイス選んだり食べたり、楽しかったな~。
付き合ってくれた人たち、ありがとう。
 
 
 
 
アイソに戻ったけど、なかなかチェキ列に並べなかった。
 
というのも、「FREE GAY LIVEは最後の挨拶がない」って最初にわかめさんからお達しがあったから、チェキを撮り終わったら、もう帰るしかなくて、今日は終わりになってしまう。
 
ただの駄々っ子だけど、終わらせるのがめちゃくちゃ嫌だった。寂しかった。
 
あと、やっぱり自分の中のテーマは「告白の日」だったから、心の準備ができなくて、普通にドキドキして、並べなかった。
 
とは言っても時間に限りはあるので。
 
チェキ列締め切ると言われ、明日誕生日のお友達(付き合わせて遅くなっちゃってゴメンよ…)と一緒に最後のほうに並んだ。
 
 
 
この歳になってこんな思いを(勝手に)するとは…。
 
思春期の中学生かよってくらい、ドキドキバクバクしたなあ。
 
 
 
 
 
+++++
 
 
 
 
自分のチェキが撮り終わったあと、
たくさんの好きな人達が、一緒のチェキに写ってくれた。明日誕生日のお友達のお祝いも一緒に。
大好きな人たちと同じ時間共有できたの、すごく、嬉しかった。
 
 
みんながぞろぞろ入ってきた時、
ぺいちゃんが「あなたは愛されてるね」って言ってくれたの。
 
 
そう思って良いのかな。
私すごく、ぜいたく者だ。
 
 
 
 
 
みんなとそれぞれバイバイして、私の5月9日は終わった。
 
 
 
 
 
 
帰りの電車、一人になってからもずっと気持ちがフワフワしてて。
 
やっぱり何度も「夢みたい」って思ってしまったんだけど、手元に残るチェキとか、たくさんのお祝いの言葉が、夢じゃないって言ってくれてた。
 
 
 
好きな人と過ごせる誕生日ってこんな感じなんだなあってぼんやり思った。
 
 
 
 
今までの自分って、自分の幸せは自分のもので、誰かに聞いて聞いて!ってすることはあっても(ただの自慢!)、共有したいと思うことってそんなになくて。
だから自分のことで喜んでくれる人がいること、泣いてくれる人がいること、自分はいつの間に、こんなに恵まれてたんだって、改めて気付かされた日でもあった。
 
この日一緒に喜んでくれた人たちの顔一人ひとり思い浮かべても、みんなに幸せになってほしいって思うし、嬉しい気持ち楽しい気持ちたくさん聞きたいって素直に思う。
そう思える人がいること、ほんと、特別だし、自分は変わった。
 
(でも、このことは4月1日にすでに確信してた。)
 
 
人は変われるらしいんだ。
 
 
 
 
 
+++++
 
 
 
そして。
 
この日が終わって、すごくすごくびっくりしたのが、
この日一度も、先に書いていた「もやもやした気持ち」を思い出す時間がなかったということ。
 
 
文字にして残すのはほんとうに、悲しいし、申し訳ないけど…
日記でくらい、強がりじゃない、自分の正直な気持ち書きたいから残しておく。
 
5月1日のワンマンと、5月5日のレインボープライド、5月6日のHARD GAY SEASON東京、
どれも最高のライブだったのに、大好きだったのに、
 
自分の中にあるつらい気持ちずっと消せなくて。
(誤解されたくないのは、
もちろん、好きな人たちと話したり、楽しいことしたりの間はとても救われてた。その隙間のふとしたときに、勝手に思い出してしまってただけということ)
 
どんな大事な日でも、気持ちひとつで、どうにもならなくて、簡単に揺るがされてしまう。
 
自分はこの先ずっと、大事な時間過ごすときも、この気持ち抱えていくのかなって考えたら、辛くて、苦しかった。
 
 
実はこの気持ちは、ずっと誰にも言えなかったんだけど、誰にも見えなくていいところで独り言として、ほんのちょっとだけ書いていて。
 
 
6日の特典会で、ぺいちゃんにそれが全部バレていることがわかった。
 
 
ほんとに、わからないようにしてたのに。
 
めちゃくちゃびっくりしたし、心配をかけてしまって、そういう気持ちでライブ見てたこともバレて、悲しかった。
 
 
 
ぺいちゃん、
「あたしが救うから!」ってはっきり言ってくれて。
 
 
 
なんかもう、何なのあなたは。
 
 
自分の心の中の、暗くてどろどろした部分を人に打ち明けるのは、
すごく、怖い。
 
でもぺいちゃんは、隠そうとしてもそんなことお構いなく、正面から、包み込んでくれる人なんだ。
 
もう私なんにも取り繕えない。
 
 
 
 
 
 
 
それがあってからの5月9日だった。
 
ぺいちゃんはそんなつもりなかったかもしれないけど、
私は、救われちゃった。
 
 
 
 
 
 
これは蛇足だけど、一年前の自分は、ちょっとつらいことがあって、何にも興味がわかなくて、無気力になって、日々を過ごしていくことがどうでもよくなった時期があった。
 
昔からのお友達がみんな、お祝いと「今元気そう・楽しそうにしていて安心した」って言ってくれて、久しぶりに、自分にそんな時期があったこと思い出した。
 
 
こんなに夢中になれるもの、好きな人がいるの、
楽しい時間を過ごせること。
 
とても幸せなんだよ。
 
 
 
 
きっとこの先、私は、自分の信じることを貫こうと思う限り、また同じような気持ち、つらくなること、苦しくなること、たくさんあると思う。
 
でもそれでも絶対、自分に嘘をつきたくないし、自分のしたいこと諦めたくないから、
辛くなったら、今日のこと思い出す。
 
楽しい嬉しい思い出、ぜんぶ大切に持って、この先もがんばる。がんばろうね。
 
それぐらいめちゃくちゃ、特別な日になった。
 
 
 

f:id:occiuy:20180516021237j:plain

 
 
 
 
ありがとう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

f:id:occiuy:20180516003556p:plain

 
 
 
なんとか直接、伝えられてよかったな。
 
 
 
私、ぺいちゃんのことが大好きです。