僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね

2020年12月14日、ライブに行った。

 

一言で書くと一見ただの日常のうちのひとつの出来事のようだけど、自分にとっては大きな意味があった。

 

ライブを、それもいちばん好きな人たちの生のライブを見に行ったんだ。9カ月ぶりに。

 

もともとここ数ヶ月すごくすごく仕事が忙しくて、この日ももちろん忙しくて、それでも前もって17時には抜けられるように伝えていた。が、緊急でこの日大きな仕事が入ってしまって朝から頭がまっしろになって、さいあく行けないかも、とまでなったけどなんとか乗り切った。

仕事先から電車でいったん家に帰って30分で、ぼろぼろの髪を直して前日に決めていた服に着替えた。(前日に決めておいてほんとうによかった)サイリウムもかばんに入れて、18時すぎに六本木に向かった。

 

f:id:occiuy:20201219152402j:plain

 

EXシアターは昔一度だけ行ったことがあって、そのときは人に連れられてアコースティックコンサートを見た。あのときも着席だったなあ。向かう途中の道にすでにちらほらおなカマがいて、会場前にはたくさんの見知った顔がいてほっとした。ほんとうは一人ひとりに駆け寄っていっぱいお喋りしたかった…

でもおなカマもほぼ90%の人が9カ月ぶりに会うのに、そんなに間が空いた気はしなかった。なんでだろー。

(でも会う人会う人に、久しぶりに会えて存在を確認できたのがうれしくて、「実在してたんだね…!」とか、キモい声かけをしてしまった。みんなすまん。他意はないです)

身分確認、チケットの半券は自分でもぎって、おでこで体温を測られて、なんかそういうひとつひとつも初めてのことなのに「ライブ」を実感した。

 

1915分くらいに自分の席に着いた。

チケットを発券したときから実感がやばかった。場所は上手(上手とかいうのも久しぶり)の最前。いつも大きいワンマンのときは番号がよくないので、日々を自分なりにがんばっていることを誰かが見ていてくれたのかもしれない、と思った。

スピーカーがちかい。ステージはかなり横から見るかたちだったけどすごく近かった。

 

私はこのコロナ禍になってから他のライブにも全く行っていなかったので、マスクして着席で声も出しちゃいけなくて、みたいなこういうかたちのライブはまるっきり初めてだった。

自分の席についてから開演するまでの、この超長い時間を味わうのも久しぶり。9カ月は長かった。長い期間だけどいろんなことがあって、濃密な時間を過ごしてきたとおもう。

そのあいだずっと恋い焦がれていた人が目の前に出てきたら私ぶっ倒れるんじゃないだろうか…と不安になる。

そのときを迎えるまで自分がどういう気持ちになるのかわからなかった。

 

 

ぴ~~~んぽ~~~んぱ~~~んぽ~~~ん

 

あ~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

ずっと聴きたかったやつ~~~~~~~~~

ぺいちゃんがこの9カ月のことていねいに振り返りながら影ナレ。すでに泣きそうだった。

影ナレがおわるとマイサイのメロディーと一緒に映像が流れる。メンバー一人ずつがバーン!て出るこれ、ほんとうにすき!!

私はいちばん右端からステージ左手の入り口のところを見つめてた。ずっと見たかったものを期待してたから。

そして耳すまのイントロがかかってわああって気持ちが溢れた。耳すまのイントロがかかってミキちゃんが「初めまして二丁目の魁カミングアウトです!」って言ってメンバー全員走って出てくる。

二丁魁の「お決まり」のこれがずっと見たかった。ライブだ!!!

 

この特有のにおいとか、マイクを通して聴こえる声も、床から伝わる振動も、スピーカーの音が内蔵に響くのも、もう自分の体がこれを待ってた!っていうのがわかって、おおげさかもしれないけど生きてることを実感した。目の前に4人がいることが特別なことだった。

出だしからミキちゃんが泣いちゃうのよくわかるよ。ぺいちゃんが間奏のところで「9カ月ぶりのライブだ!待たせたな!」って、ほんとうに待ってたよーー!だし、むこうも待ってたんだろうな。

くるくる回るときとか衣装の片側がひらひら光って舞っててきれいだった。配信で見てるとき、「生で見たらもっと綺麗なんだろうな」って思ってた。

ぺいちゃんのパートでぺいちゃんに指さしした。いつもならおーれーのーぺいにゃむとか言ってるところ。マスクのなかで勝手にモゴモゴ小さく口だけ動いてた。

指さした先にぺいちゃんがいる。ぺいちゃんがいる…。

新体制になってから落ちサビの「君の♡も毎日届くよ」がぺいちゃんになった。いや3人のときからそうだったけど、ついに「受け継がれた」んだなあって思って、♡を届けた。

 

間髪いれずにパラレルヤワールド。だいすき!!新しい4人の二丁魁の曲、ミキふでぺいくれ、って順番で歌っていくの好き。はじめぺいちゃんがソロで披露したからなのかな、ぺいちゃんが「怖かった同級生~」のとこで出てきたときの「おでまし感」がすごくて、11月11日にはじめて4人でこの曲が披露されてここのぺいちゃんを見たとき、あ、やっぱり私ぺいちゃん推しだなあ~って思ったし、この日初めて見たとしてもぺいちゃん推しになっただろうな、って思った。

紅さん(いまだ呼び方は定まっておらず…)の「なんてあっけないんだ」のとこ、移動しながら手をパってやるのが好きで、ニヤっとした顔が、初めて見たときよりずっと自信たっぷりに見えて格好良かった!(ここはトーク配信で言われた紅さんのどや顔ポイントのひとつかな?)

というか紅さんも栄心くんも11月11日のお披露目のときよりぐっと表情がよくなって、何よりステージを楽しんでいるように見えて嬉しかった。緊張もあるだろうけど、ふたりが二丁魁のステージでのびのびパフォーマンスをしていること、心からうれしい!!メンバー加入が発表された瞬間からたくさんたくさん、「入ってくれてありがとう」って思った。

「眠れない日は来るんだから」のぺいちゃん、もともと好きなところなんだけどこの日もすごくよかった。

ぺいちゃんが顔をギューってしわしわにしてぜんぶを振り絞ったみたいな歌い方するのに弱い。

パラレルヤワールドをはやくコールありでライブで見たいな。

 

ここで見たことないつなぎ。青春の両手をフリフリするやつを上手側のミキちゃんから順番に。可愛くてびっくりした!!私のほうからは見えなかったけどアーカイブを見返したら終わった人から次の人へ指差ししててそれも可愛かった(栄心くんは指差しじゃなくて手のひらでこう、人を差さなくて、栄心くんぽいな、と思った)え!?さいごのぺいちゃんのポーズも可愛かった!!!

ただ生でライブを見れるだけでも特別なのに、こういうワンマンならではの工夫があって感心した。(何目線?)自分の座席内になるべくおさまるようちいさく身ぶり手ぶりで踊った。他の人もそんなかんじだったのかな。初めてのことだったからライブの見方は最後までよくわからなかった。

青春かな、ぺいちゃんがオフマイクで「おなかま」「だいすき」「ありがとう」って言ってるところがあって、ステージに近めの席だったから「だいすき」が聞こえたところがあった。配信ではBGMで消えちゃうような呼気を含んだ小さい声が聴けたことが、特別になってしまった。

最後の「青春はやり直すものじゃなく焼き付くものなんだ」の、全員歌唱のところ、今までの配信ライブでは何度ももどかしく思っていたところで、この日、4人それぞれの顔を見渡しながら手を伸ばせることがあまりにも幸せだった。

 

短いMCで、一曲めから泣いちゃった!ってミキちゃんに対して9カ月長かったもんねえ、て言うぺいちゃんの言い方がお母さんみたいで優しかった、

 

だいすきなボク嫁!!!

イントロで自分の目の前をビュンッて何かが横切っていくのが見えた。これはのちにミキさんの投げた衣装のピザだったことがわかった。(ライブ中にUFO見たのかとおもったよ)

栄心くんは声優さんだからか、声の使い分けがすごくて、「無邪気で純粋こども」の声の表現がマジで「無邪気で純粋こども、ですごい!!これは栄心くんならではの武器かもしれない。

ぺいちゃんがずっとちょけてて可愛いかった。楽しそうなボク嫁が見れてうれしい。

4人初披露はぺいちゃん生誕で、そのときも、「一人 二人 三人 四人 気づけば連れが増えてきたから」のところで、また一人ずつ指が増えていく「4人」の振り付けになっているのを見て、新しい4人のはじまりに寂しさと嬉しさがあった。でもなんだろうな、卒業式みたいなすがすがしくて晴れやかでちょっと切ない、みたいな明るい気持ち。

そんな気持ちになれたのはジジババ期から新体制を迎えるときに、ミキちゃんとぺいちゃんと「過去やいままでを取りこぼさず全部大切に抱えて前に進んでいく」ことを約束し合ったから、これを忘れなければ大丈夫って思えるからだ。

歌のさいごにそれぞれの夢を言うのがたまらなく嬉しい。(いまだに紅さんの夢がなんて言ってるのか聞き取れなくて自信がない)栄心くんの「まっすぐ正直に生きること」の言い方がきれい

ぺいちゃん、死ぬまで笑ってすごそうね!!

 

ピンポンダッシュの「好きがひとつ増えていくような~」のところ、ここでも4人の新たな関係を感じてぐっときた。ステージ上でアイドル同士が顔を見合わせるのを見るのが大好きすぎる!!ニコニコしててみんな、うれしそうだったな。

 

そしてGAY STAR。中野での初披露からもうすぐ一年。いろんなゲイスターを見て、ゲイスターがだいすきになった!

イントロからみんなグッ!の手をして前につきだすの見るとアガる。曲調も爽やかで儚くて明るい、みたいなふしぎなかんじ。

4人初披露のときから、栄心くんの「好きな人もできたりもして」のところの歌い方が好きすぎて、これからもたぶんここだけは栄心くんのこと見ちゃう。

そのあとの「それでもこのままじゃ駄目だと~」でぺいちゃんは×つくったり、アドリブの身振り手振りの幅が広いから見ててたのしいし表情がころころ変わっていくからずっと見てたいって思う。その後に続く「残業 同僚 上司 給料~」が、このとき必死に頭からかき消そうと思っていたすべてだったので思い出してつらくなった(これは誰も悪くないが…)

これも4人が楽しそうで嬉しかったなあ。

 

カエル。カエルはもともと思い入れも思い出もたっぷりだけど、この9カ月を通して「ジジババ期」の印象が強くなった。他の曲と比べてもとびきり明るいスカなのにどれだけカエルで泣いてきたんだろう。ミキちゃんもぺいちゃんもよく泣いてたけど私もいっぱい泣いたなあ。

4人になってからのぺいちゃんの曲振りの「カエルう↑↑」は紅さんの配信のクイズのときのカエル~♪を引きずってるのかな!?かわいいな。

ジャンプしたいけどできないから気持ちでジャンプした(気持ちでジャンプした?)

1Aのミキパートのうしろで栄心くんと紅さんのところ行ったり来たりちょっかいかけてるぺいちゃん本当に可愛い先輩だなあ!!たくさん景色が変わってきた曲だけど、今の等身大のカエルが好きだなあ

「それでも忘れない しんでも忘れないさ 君のことだけは」のあと、やっぱり気持ちだけで叫ぶしかなかったけど、ぺいちゃんが口をパクパクして「ありがとう」って言ってて、

こちらこそありがとう、って思ったよ!

 

暗転して静かに脇にはけていく4人。

超ひさしぶりのイントロといっしょに戻ってきた。

ホモサピエンス

4人体制で初めて披露される曲のひとつひとつに、いつもパート割に、単なる担当という意味以外にその歌詞を表現する「役割」のようなものを強く感じる。その部分を歌うことを託されたような。

ホモサピは、栄心くんにその大きい役割を託されているように感じた。「胸が張り裂けそうになるんだ」って、ほんとうに胸が張り裂けそうに歌うんだなあって。栄心くんは役者さんでもあるけど、あれは演技とかじゃなくてなかったんじゃないかなあ。わからないけど。

ホモサピというか二丁魁のぜんぶの歌詞のなかでもかなり上位の好きな歌詞が「自分次第なら僕が変わるしか無い 人は変われるらしいんだ」で、ここが栄心くんなことにもグッときた。

カミングアウトして二丁魁になった栄心くんが、これからこの曲を歌い続けてくれることは光だなあと思う。

サビで、ミキちゃんぺいちゃん、ふでくれちゃんがそれぞれ顔を見合わせているところ、胸がいっぱいになった。

 

ずっと聞きたかったノスタルジスター。これも4人ではじめて。

ゆっくり中心に移動するぺいちゃんを見て泣いた。

ノスタルジスターの歌い出しが、ぺいちゃんで、ほんとうにほんとうにうれしかった・・・

前半のパラレルヤワールドと同じ人とは思えない、やさしくてあったかくてぺいちゃんそのものみたいだった。実際泣いたけど泣きたくなるような声。

歌い出す前にバレエみたいなダンスが加わっていて、きれい。TIFのHe is me,too.でぺいちゃんが自由に踊っていたアドリブのダンスみたいだった。あんなに儚くて美しいものがぺいちゃんが自分から発想したものだとおもうとドキドキする。

新体制ではパートの分け方もすこしずつ変わって、「この一瞬を永遠に~」がぺいくれ、「だから僕~」がミキふで、で、ここもよかった

最後の「誰かを愛しその心に居場所をつくりたい」で、ぺいちゃんがいつのまにかステージにひとりだけ、まっくらななかにスポットが当たって、夢を見てるみたいになった。きれいだったな。私はほぼ横からみてたから、夢のなかみたいなのにぺいちゃんの輪郭がくっきりしていて不思議だった。

あの一瞬を永遠に残しておくことはできないのかもしれない、けど、描きとめておきたいなあ。

 

暗転してマイクスタンドが出てきて、雰囲気ががらりと変わってつるかめ。

ぺいちゃんがいちばん右側だからよく見えて嬉しくて(それでもほぼ見切れからだけど)ぺいちゃんばっかり見ちゃった。さっきも書いたけど見たことない身振り手振りが多くて、ぺいちゃんはいつでも新鮮に好き!って気持ちにさせてくれてすごい。マイクスタンドで手をピラピラさせるあれは何!?かっこいい!!

「生きてる声を今ここで聞かせて」、「聞かせて」なのに、声を出せないから、手を上に突き出してただけなんだけど、それでも間違いなく聞こえているだろうな、届いてるだろうな、って思うこの確信は何なんだろう。わからないのだけど、そう感じた。

私のだけとかじゃなくて、会場にいる人たちのことも配信で見てる人たちのことも、ぜんぶの声が、物理的に届かなくても取りこぼさず受け取ってくれるような人たちなんだって思ってる。それは配信ライブが始まってからとかじゃなくてZeppのとき確信した。

気持ちいい時間だったなあ。

そのあとの「長生きなんてしたくなかった~」から順番に歌っていく大サビ、新体制の4人のだいすきなところのひとつ。栄心くんがひときわ高い声で振り絞ってギューって顔になってて好きだと思った。

 

マイサイ。

イントロでぺいちゃんが舌なめずりしててこっからまたどんどん獣みたいなぺいちゃん見れるの?ってゾクゾクした。

はじめの「まだ進める」のところで指を天に指しながら息があがって肩が小さく上下してて、上を見上げるのがきれいすぎて、そういう「生きてる」のを実感するような顔をされると好きになってしまう!

「気づけば一人のほうが楽で」手を覆い被せてわなわなしてた。

どんなぺいちゃんも大好きだけど、ステージの上に立って生きてるぺいちゃんはやっぱり特別な存在だと実感した。

間奏の、おなカマ同士で肩を組んでうぉーうぉーってやるところ、ソーシャルディスタンス守ってわざわざこの座席なのにどうしよう?と一瞬なっていたら、隣の人が目を合わせてニコッとしてくれて、エアーで肩組みして横に揺れた。これがまた二丁魁のライブならでは、を感じて、嬉しかった。こういうことがあるから一人でライブ見るのも全然好きなんだよなあ。

 

リバ。

だいすきなリバ。じっと見ていたらステージの上で暴れる人たちの足音とか振動がたくさん伝わってきた。臨場感やばい!!「見たくない聞こえなあい!!」のぺいちゃん、超よかった!!

ぺいちゃんは4人のなかでいちばん体が小さいけど、いちばん大きく見える瞬間が何度もある。このときもそうだった。

ミキちゃんの「評論家みたいな顔して評価してくるでしょ」のところ超よかった。リバ・つるかめ・パラあたりのミキちゃんは、色々な気持ち剥き出しにしていて、カッコいい。そういう姿を見せてくれてうれしい。

さいごの「人に伝えづらいことも~」の自由演技(?)で振り乱しているところ好き。こういうところで栄心くんの「マジ」の顔を見せられるとドキドキしてしまう。

 

本編最後はまるもうけだった。

ひたすら楽しくて、この時間終わってほしくないって、心が苦しくなった。イントロでぺいちゃん舌ペロペロしててかわいい。(ぺいちゃんが蛇、っていうのが公式になって(?)から蛇を意識するようになったけど、舌がなが~いのは蛇だからなのか?)

ジジババ期から「嘘ついて~」のところの振りが変わって、ぺいちゃん自由演技になっとる!変顔しててかわいい!!可愛いすぎる!!

ぺいちゃんが可愛くてひたすらニコニコしてたけど、間奏で「やっと会えたね!やっと会えたね!うれしいよーー!」って素直なこと言うから胸がぎゅっとしちゃったよ。

 

あっけなく本編が終わってしまった。

ライブが終わるころっていつも終わらないで、って苦しくなるけど、この日はとくにそれが強くて、何も考えたくなかった。ひたすらアンコールがわりの拍手して、手のひらがじんじん痛くなるまで叩いた。たぶん毛細血管切れまくった。

時間かかったから衣装変わって出てくるのかと思ったら(すかさずミキちゃんがそれをフォローしてたが)Tシャツ。アンコールっぽいのと、素のすがた、というかんじがして嬉しかった!

 

アンコールのやめすこ。

歌い出しの「ねえ空はこんなにも穏やかで」が栄心くんなのを改めて聞いていたら、この歌詞栄心くんそのものみたいじゃんって思った。

「未来の自分は今だって~」で栄心くんが泣いちゃって、それを横からぺいちゃんが顔を覗き込んで歌ったり、なでなでしているのを見て、すごくぺいちゃんらしいな~って。上手だったのでぺいちゃんのその優しい顔がよく見えた。

4人がニコニコ肩を組んでるの、ああなんか、幸せだな~この空間を共有できてうれしいな、って漠然と思った。前からそうだけど、歌い終わってから4人がクラップしながら位置を交換こして全員と目と小指を合わせる振り付け、「意味」すぎて、、ミキティー本物さん、、、ありがとう。

 

やめすこを晴れやかに歌い終わってから一人ずつのMC。

 

紅さんは、これまでもステージで「楽しい時間を過ごしたい」「楽しかった」って発言されていて、アイドルにとってのライブ・ステージを「表現の場」としてだけじゃなくて自身も楽しもうとしている姿勢を感じてとても好き!だし、今回実際見てて楽しそう!なときがたくさんあった。

そして歌が上手い!!歌うときの、まっすぐ前を見ているのも、目も、八の字に下がってくる眉も、ころころ変わる表情もすてき。まだファン一人ひとりとの関係や経験が少ないから、この先、生のライブがたくさんできるようになって、フロアにいるおなカマとの関係が築かれていって、「歌を届ける対象」や意味とかが深まっていったら、この人はとんでもない表現者になるんじゃないかなあと期待が膨らんだ(謎目線ですまん!)

居場所を探すために二丁魁に入って、この日「居場所だと自覚することができた」と言っていた。1カ月そこらですでに地力がすごいので、これからとても楽しみ!

 

栄心くん、栄心くんがたくさんの不安や葛藤を抱えても二丁魁に入ってくれたこと、本当に本当に感謝、しかない。そしてまた何目線!?というかんじだけど栄心くんが二丁魁に出会えてほんとうによかった。

以前のインタビューで、「言いたいことも言えないこんな世の中じゃん」について、「自分はこの歌詞のどれにも当てはまらない」と書かれていたと思う。栄心くんの過去やいろんな気持ちを私は知れてはいないけど、二丁魁というこの場所で栄心くんが栄心くんらしくいてくれたらいいな、と思う。

声のお仕事をされているからなのか、たくさんの葛藤がある人だからなのか、栄心くんの歌にたくさん心を掴まれた。MC中に言っていた「影の部分が大きければ大きいほど光が当たった時に何倍も輝ける」ってまさにこのことなのかなあ。

11月11日のお披露目のときも、ミキぺいが言っていたけど、わたしも、「これからは一緒だよ~~」って気持ち。

 

ぺいちゃん。ぺいちゃん個人への気持ちはちょっとここでは書ききれないのだけど、グループとしてのぺいちゃんはとにかく、めちゃくちゃ頼れる存在になった。今までも何回も書いたし言ったし思ったけど、ぺいちゃんがいてくれてよかった。それに尽きる。

「二丁目の魁カミングアウトのぺいにゃむにゃむ」としての自覚や、こうありたい像を聞くたびにグッときてしまう。でも私にとってははじめから「唯一無二」の存在だし、元気いっぱいサンシャイン!みんなの日々を照らします!な人だった。

太陽みたいな、優しさですべてを包み込むような人だから、みんながぺいちゃんを好きだし、ぺいちゃんもそのひとつひとつを受け取ってくれる。その裏でぺいちゃんが決して表に出さないような気持ちがあるとしても私には知ることはできないけど、そういう面があるということをせめて忘れずにいたいな。

「だってアタシ、ゲイギャルだから~!!!ヨロ~!!!」好きすぎ!

「唯一無二」は自分にとって特別な言葉なので、ぺいちゃんがそういう存在でいたい、って言っているの勝手にうれしかった!

ぺいちゃんがいれば「大丈夫」だね。

 

そしてミキちゃんのMCを聞いて、わたしもうまく言葉がまとまらない。

ミキちゃんのなかにあるいろんな気持ち、たくさんの向けられる気持ち、そのすべてを誰かと共有したり分け合ったりすることは難しいのかもしれない。

「そんなことないよ」は正直な気持ちで、それが届いたとしても、もっと膨大ななにかに押しつぶされてしまうことがあるのかもしれないけど、それでもわたしは「こういう気持ちの人もいるよ」って、たくさんいるなかの一人として気持ちを伝えることしかできない。せめてそれだけはこれからも伝えていきたいなって思った。

ミキちゃん、二丁魁を作ってくれてここまで続けてきてくれてありがとうね。

 

想いが溢れてポロポロ泣いちゃうミキちゃんは子供みたいで、その純粋な気持ちがきれいすぎたのと、シンプルに「ライブできて、おなカマに会えてよかったねえ」って思った。自分もそのなかの一部なのに不思議な感じだった。

 

「暗闇の先に立っているのはいつだっておなカマで、光。私たちもみんなにとっての光であれるように」

最後の曲はアンハッピーバースデーだった。

 

今も尚でなくアンハピを選んでくれた、すごく意味のあることだった。

2019年1月25日に初披露で聞いたときとは全然ちがう気持ちになったことに驚いた。

あのときは品川ステラボールでのワンマンで、二丁魁がどんどん大きくなっていく過程で、少しずつ諦めなきゃいけないことや、選ばなければいけないことが増えて、それはさみしいけど必要なことだ、みたいなふうに感じてしまって、二丁魁が遠くに行っちゃいそうな気持ちになった。これが私が当時受け取ってしまった気持ち。

でもこの日感じたのはそんなんじゃなかった。

新体制になって、はい!こっから再スタート!とか、切り替え!とかじゃ全然なくて、少し前にも書いたとおりで、「過去やいままでを取りこぼさず全部大切に抱えて前に進んでいく」人たちだってわかってるからだ。

きまるさんがいたときも白鳥さんがいたときもかけがえのない時間だった。今までの宝物はもうぜんぶからだに吸収されて一部みたいになってる。

これまでの道のりとこれからを予感させて、新たな一歩に期待と信頼をおけるようなアンハピだった。

「これからも歳をとっていくけれど この先 今までのガラクタの整理に追われるだろう」のところ、この日のライブでいちばん良かった。

もう、、、歌なんだけど、歌だけじゃなくて、気持ちの波みたいなものがぶわあっと自分の中に流れてきて溺れそうになった。これをうまく表現できる語彙がないことがもどかしい。。でもたしかにあのときそれを受け取って、これからも私はこの人たちと一緒に前に進んでいくんだ!ってとても前向きな気持ちになった。

「だってそれは痛みの出口に あなたが立っていたから」

最後のフレーズのあと、指を折り畳んで、「9」になってた。これは5月1日に同じ場所で見れるはずだったもの。やっと見れた。

 

二丁魁のみんなにとってはたくさんの「あなた」がいるけど、そのなかの一人の「あなた」として、私はこれからもい続けたいです。

 

 

全曲終わって、客席に手を振りにきてくれる。このときにふでくれちゃんたちが近くにきてくれて目が合った(気がした)、あ、なんかほんとうにこのふたり存在しているんだ…!とおもった。

 

影ナレからずっと言っていたけど、この日のライブは会場にたくさん人がいたけど、画面の向こうにはもっと人がいた。ぺいちゃんはたくさん中継カメラに向かっていってた。最後手を振りにも行ってた。

全編通して、有観客といえどここに来れなかった人たちにも同じように歌を届けようとする気持ちが伝わってきた。これはいままでのZeppとか中野サンプラザの大きな会場でやったときもそうで、後ろの方まで一人ひとりに本気で気持ちを伝えようとしてるこの人たちの変わらぬ姿勢だとおもう。とても二丁魁らしくて好きだなあ。

だから集合写真も撮らなかったのかもしれない。「全員」を写したいんだろうなって。

 

 

ライブが終わると、ぼうぜんとして立てなくなってたけど、順番がきたので少しずつ退場して、関係者席にいるママにみんな手を振っていてうらやましくて私も振りながら外に出た。

おなカマとマスク越しに感想言い合いながら帰るの、ほんのわずかな時間だったけど楽しくてうれしかった。

「ゆいちゃんは今回どこが一番よかった?」って聞いてもらって、答えたところが同じで、気持ちが共有できたのも、あれが現実だったんだってわかったのも、めっちゃ嬉しかったよ!

 

一人で電車に乗って帰る途中、今日は朝からバタバタしてすごく疲れていたんだってことをドッと思い出して体が重くなった。

「私ライブに行ったんだなあ」って夢心地で。

 

疲れて眠すぎてお風呂につかりながら寝てしまい(冬、危険)なんとか這い出て、

うつろになりながら日課のお手紙をなんとか書いて、すぐベッドに入った。

「また明日から大変だけど、今日のことをパワーに、がんばろう」この気持ち自体が、ライブに行ったあとのそれすぎて、しみじみ思いながら寝て、2020年12月14日は終わった。

 

――――――――――――――

2020.12.14

REAL GAY LIVE/六本木EXシアター

 

耳をすませば

パラレルヤワールド

青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ

MC

ボクの夢はお嫁さん

ピンポンダッシュ

GAY STAR

The frog in the well knows nothing of the great oceanカエルのうた~

シワの数だけ被GAY妄想

(暗転)

ホモサピエンス

ノスタルジスター

鶴は千年 亀は万年 僕の数年

マイノリティーサイレン

リバ

まるもうけ

 

en.

病める時も健やかなる時も

MC

アンハッピーバースデー

――――――――――――――

 

 

 

生のライブを見れたことは、やっぱり、生きている実感をすごく感じて、意味のあることだった。

その空気を感じれて、自己責任で選びとった光景は、声やにおいや音や空気とか、全部一緒に特別なものとして自分のなかに入ってる。そしてこれを忘れたくないから、絵を描いたり、文字に書いて残したりしてたんだった。そんな大事なこと忘れてたのかな。

この記憶をなるべく上書きしたくなくて、アーカイブ見たいけど、見ちゃうのもったいない、ってしばらく葛藤した。(見たけど!)

 

自分で選んでいい光景のさきに映るのはやっぱりぺいちゃんばっかりで、誰かに重なってもぺいちゃんの髪とか影とかまで追っちゃって、「推し」だなあと実感した。(でも、配信で全体を見る力が鍛えられたのか、感想を見返すとけっこう3人のことも書いてる!し、記憶に残ってる!)

 

意外だったのが、実際「9ヶ月ぶり」のライブに行ったら、もっとわんわん泣くかと思ってたけど意外とそうでもなかったこと。

顔見たら安心したし、ライブを生で見るのは初めてだけど、ここ好きだな、とかここ見たいとかそういう気持ちはすでにあった。

配信ライブでも、「今はライブできないから、しかたなくオンラインで」とかじゃなかったんだよ。

ジジババ期ではじめてふたりで歌った2曲も、唄うわよも、@JAMもTIFも、11月11日も、ほかも全部ちゃんと一つひとつ見てたし、変わらず届けていてくれた。

会えない間もずっと繋いでくれていたんだなあって。

 

今のこの状況はまだ続くだろうから、これからも配信も有観客でも、いろんなかたちでライブをやっていくと思うけど、その一つひとつを大切に受け取っていきたいなって思った。

もちろん、生でみんなでぎゅうぎゅうになって見れるのがいちばんですが!!早くまたあの日常を迎えられるといいな。

 

大切な一日をありがとう。

これからも大好き!