僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね

家族でも恋人でも友達でも推しでもない、大切な人の誕生日

二丁目の魁カミングアウトさんに出会ってから3年半とちょっとの中で、今まででいちばん、ミキちゃんのことばっかり考えてた、生誕祭と、その後のこと。

 

去年の今頃はコロナの影響で次々とライブがなくなっていって、そのなかでミキちゃんの生誕も7月に延期になって(それものちに中止になってしまった)、先が見えなくて不安だったけれお、今は今まで通り、とまではいかなくてもどんどんライブが再開しはじめて、ひとつのライブで受け取った気持ちや感想を自分のなかにおちつける暇もなく次のライブの予定がある。(とてもぜいたくで、ありがたいことである)

このブログも感想を書きたいと思いながら、書き始めるまでになんだかんだ一週間もかかってしまった。

 

2021年3月20日、生誕祭当日。

前の日まで別件の準備とかでバタバタしていて、それでも2週間くらい前から着てく服だけは考えていて少しずつそろえていて、当日まで部屋の窓のところにかけているのを見てはニッコリしていた。大好きな古着屋さんで見つけた、赤と黄色(ポイント)のチューリップが描かれた、ピンクのパジャマシャツ!

ミキちゃんの誕生日だから赤を着たいし、横浜だからセーラー襟を着たいし、でも久しぶりにライブ後の特典会でチェキが撮れるから…とか考えるとどんどんあれやこれや着たい服が浮かんできて考えるの楽しかった。ライブのためにおしゃれをする喜びが特別だってことをこの一年で改めて大切に思うようになったなあ。

 

16時より少し前に元町・中華街駅に着いて、自由席だと勘違いして小走りする人と一緒にベイホールまで向かった。聞いていたとおり結構しっかり歩く距離だった。でも帰り道に余韻のなかで友達と感想を話しながら歩くにはいい距離だったな。

潮風と日にあたって焼けたベイホールの外の看板が、海に近い建物ならではの年季を感じてわくわくした。数年前はよく横須賀に行っていたからか、自分は海のない県で生まれて育ったのに海沿いの建物ってどこか懐かしく感じる。

 

ベイホールに来たのは初めてだったけど、エントランスの赤い階段とバーカウンターから見える横浜の景色がすてきで記憶に残ってる。

チケットの番号は入るまでどこだかまったくわからなくてドキドキしていたけど、私の席は下手の端っこの2列目だった。柱が邪魔とは聞いていたけど、4人が見えなくなることはなく前の人の手が重なることもなく見やすかった。(しんちゃんさんとオカピさんは最初から最後までぜんぜん見えなかったけど…)

 

この日のライブは、コロナ明けにすごく久しぶりに足を運んできた人も多くて、会いたかった人・久しぶりの人にたくさん会えた。今まだこの状況下で、ライブに行くことはすべてが自己責任の選択であるし、自分は都内に住んでいてほぼすべてのライブに足を運べている側の人間で、そんな自分が思うのもおかしいことだけど、今日久しぶりにライブを見る(これからしばらく見れない)いろんなひとたちの中でどうか今日が特別な日になりますようにと願った。

 

ライブ本編。

いつもの衣装に身を包んだミキちゃんがステージに。そして魁BANDのメンバーも登壇。

バンド編成のライブを見るのがすごく久しぶり・新体制では初めてだったので、この日はそれも楽しみだった。

一曲目は、「今日聞きたい」と思っていた今も尚。一曲目で聞けてしまった!

11/11の新体制お披露目とそのすぐあとに2回、4人で披露したきり、たぶん4ヵ月ぶりくらい?に聞いた今も尚、ミキちゃんのソロではじめて聞いた時のことを思い出した。第一小節(であっているのだろうか…)だけアカペラで歌って、その後バンドでもういちど歌い始める、これを聞いていたときは(ソロから入るのが)生誕祭だ〜!と思ったんだけど、のちにアカペラではじまってアカペラで終わる、っていう編成にきづく。

 

ミキちゃんに呼ばれてテンション高めにステージに登場するぺいちゃん筆さん紅さんが超可愛かった!とくに紅さんは挙動が大きくて、ハッピーバースデーを歌いながら入ってきてかわいかった!!サルの手を叩くおもちゃみたい。(褒めてる)

 

みんなそろうとカエルからスタート。1Aのミキパートのうしろでエアギターするぺいちゃんがちょけてて可愛かった。これのときいつも、紅さんと筆さんどっちもにちょっかいかけにいってるのが可愛い。ふたりが入ったことによって「先輩のぺいちゃん」がたくさん見れるようになったのが私はとてもうれしいです。可愛い…。

「それでも忘れないしんでも忘れないさ 君のことだけは」ってとんでもない歌詞だなあとつくづく思う。ありがとうを口に出せないのがもどかしかったけどマスクの下でパクパクしてたよ。

 

2曲目まるもうけ。のっけからミキさんおめでとう〜!を感じるセトリ!生誕祭で聞けるまるもうけは特別に感じる。自分の位置がちょうど下手の目に置きやすい位置だったのか、ライブ中ぺいちゃんと目が合うところがたくさんあった。「全然日々成長なんて〜」のとことか!ミキちゃんが終始にっこにこで嬉しそうだったなあ。

 

期待していたバンドのGAYSTAR、め〜〜〜〜っちゃくちゃよかったです!!!詳しくないので分かりかねるのですが、一番高い鉄琴みたいな音(シンセ…?)がGAYSTARによく合っていて、ノスタルジスターはまた違う懐かしさみたいなのを感じた。スピーカーが目の前だったのもあって、内臓に響いてくるのが気持ちよかった〜。2Aの「とりあえずバイトをしてみた〜」の筆さんのパートが、筆さんパートのなかでもとりわけだいすきで、この日も晴れ晴れしたお顔で超よかった!「好きな人も」の高音がほんとうにいい!!!

ぺいちゃんから始まるおちサビの「喧嘩っ早いアイツは今どこで〜」の照明、スポット光が強くて影が落ちててコントラストがきれいだった。そのあとのカキーン!のところは爽やかで!すがすがしかった。今の季節にぴったりかも、GAYSTAR。だいすきだな〜。

 

GAYSTARからの人好き、だいすきな繋ぎになった!この日。

1B「たった一つの出会いと〜」でフロアの端から端までゆっくり手のひらを差し出すぺいちゃん、愛しいものをみる目をしてた。ミキちゃんも配信で言っていたけど、ぺいちゃんのここのところのこういうときのお顔すごく好き。「こうやって表現しよう」とかよりは、素直な気持ちの表れなんじゃないかな〜と思うところ。

「せめて君だけはここにいて」はぺいちゃんのパートだけど、ミキちゃんのハモリがハモリというより二人のパートってくらい強くあらわれていて、ハモリとして良いのかはわからないけどそれがすごく好きだった。お互いが「君」だし、聞いている自分も「君」じゃん。

人好きが初披露されたとき、最後の「誰かを好きになれるそれだけで 何度だって立ち上がれるんだ」が紅さんのパートになったこと、その歌のしめくくりに4人が身を寄せ合って優しくそっと手を握ることにとても感動した。

「誰かを好きになれること」が特別だということを、こういう括りで言葉にするのが正解かわからないけど、ゲイでない紅さんが歌うことで、どんな人・誰にとってもそれがささやかな幸せであることを表しているように感じて、ほんとうに曲の意味ががらっと変わったというか、すくなくとも「ゲイアイドル」から「アイドル」への大きな一歩なんじゃないかなあと思った。あーなんか、上手く言葉にできているか不安だな…。前も今も、人好きだいすきです。

 

やめすこ。今日待ってた曲のひとつ。私はライブ中にメンバー同士が顔を見合わせる箇所が大好きなのですが、みんなが肩を組んでフー!ってやるところのそれぞれの表情がお披露目のころとは全然ちがっていて微笑ましかった。仲良くなったねえ〜!超いい顔してる。小指を差し出して、あ〜この人たちどうかずっとこの笑顔でいてほしいって思って泣けてきた。

「ねえ 巡り会えたただそれだけで たった一つここにちゃんとある」これがすべてだった。ライブ見たあとのパパっと書いたメモに「幸せ」って書いてあった。

 

ここでいったんMCトークに。ぺいちゃん「ミキティーの生誕祭だけど私達も本当に幸せ、これこれ〜ってなった!」同じ気持ちだった!

ミキちゃんが生誕までに25キロ痩せて、ほんとうに綺麗になった。見惚れる。もともと小顔だからスタイルがよすぎて20頭身くらいある。ぜひぺいちゃんと同じBPMBPM)までがんばってほしい。前からずっと、ぺいちゃんもだけど、歳を重ねてもその時の自分のベストのきれいでいようという気概がほんとうに素晴らしい!紅さんと「一緒にお風呂入るもんね♪」「それはしないかな♪」なんてそんな冗談も言い合えるようになって…可愛い

ペギさんとミキさんが付き合ってるくだりもほんとうにかわいい(ペギさんいつもありがとうございます)

このあともバキバキ笑顔で♪の曲振りでぺいちゃんがやってくれたバキバキ笑顔がバキバキで可愛かった!もうこの人たちがワイワイ喋っているのがなんでも可愛くて一生見てられる!

 

MC明け、バンドの耳すま!!大好き!!BLITZの脳内映像が一瞬で流れて、つながってる〜!って思った。「君のハートも毎日届くよ」がしっかり届いてる!って気持ちになった。楽しくてぜんぜん記憶ないけどいっちばん最後のミキちゃんの「届かな〜ああい」の歌い方が格好良かった…。文字で書くとまぬけだけど。痩せてきれいになってから、ミキちゃんが(こういう言い方は恥ずかしかったらごめんだけど)堂々と格好つけるところが本当に格好良い!と思う。

 

そして生バンドでいちばん期待していたパラレルヤワールド!今や新体制の代表曲だし、聞けるの楽しみだった。1Cで蹴って前に出てくるところのぺいちゃんのキックが最高のやつだった!!!興奮した。「どうかそろそろ目よ醒めて」の紅さんの目にやられた。紅さんも、単純に歌唱もそうだけど、ここ!っていうときの力の強弱とか、目線とかが加入当初よりぐんとよくなっていて、人を惹き付ける力がすごいな〜と思う。でもいちばん個人的に惹きつけられるのはライブ楽しい!!がこぼれちゃってるようなときのお顔。

パラはぺいちゃんが真ん中にきて歌うパートが多くてうれしい。とくに「眠れない日はくるんだから」のところ目をギュッと瞑って歌い上げるのが格好良かった!気持ち良かった。し、気持ちよさそうだった!!

どうでもいいけどパラでいつも張り切ってケチャするからかオタクによくケチャほめられる。

 

4人の今も尚。ミキちゃんソロのも来るだろうと思っていたけど、4人での今も尚が見たかったから嬉しかった。今も尚のイントロを聞くと泣きそうになってしまうのは多分ジジババ期のことを思い出すから。1B、2Aのふでさんの歌い方、声量を落としているのに心があるのがすごかった、なんだろう、緩急のつけ方なのかな。加入5ヵ月の成長速度をここでも感じた。おちサビでミキちゃんにピンスポがあたって、パートとしては1人で歌っているのと変わらないのに、周りに3人がいるだけで意味がちがっていて。「希望も作れるらしいんだ こんな日々をがんばれ」が強いエールで、ここもミキちゃんソロとはちがう心の寄り添い方で、振りもかわいくて、元気でた。どっちのバージョンもやってくれて本当によかった。

ぺいちゃんの生誕のときもパラレルヤワールドをソロVer.と4人Ver.でやっていたのを思い出す。そのときと同じ気持ち。

 

そして。

 

ずっと待っていた、何度も聞いた馴染みのあるイントロがかかって、もうそれだけでブワッと涙が出てきた。想像もしてなかったことだった。

切望していたHe is me, too.をはじめて生のライブで見た。

ライブが終わったあとって、たくさんの感情があふれて何から口に出していいかわからなくなるけど、私がまっさきにツイートしたのが「He is me,too.」だった。いやそんなことはよくて。He is me,too.を4人でやったのだった。

私は(というかのちに、筆さんもトークで言っていたけど)、この曲をミキペいで歌うこと以外をまったく想像していなくて、ジジババ期の特典会とか、友達と話しているときに、「いつかHe is me,too.を生のライブで見たい」と何度も口にしていたけど、新体制になったからもうしばらく見れないだろうから、やるとしたらいつか武道館とかで、これまでの歴史を振り返る演出の中で(?)ふたりで披露するかもね、くらいに言っていた。でもそれすらあるのかなあ。というのは、私の中でこの曲は、ジジババ期のTIFに最高のものを見てしまったと思っていたから。

4人ではじまったから一瞬え…!?と思ったんだけど、抱いた感情は、2人のときに見たかったとかそんなことではなかった。ぺいちゃんのパートを紅さんと分け合って歌って、うしろで筆さんとミキちゃんが踊っている。このダンスはTIFのときに見たバレエのような動きに近い。TIFのときは、前日くらいに急遽、「このまま(マイクで歌うだけ)じゃダメだ」と振りを入れる、と決めたほとんどぺいちゃんとミキちゃんのアドリブのダンス。4人でもすぐあれだ、と思うのが嬉しかった。今度は交代してミキちゃんと筆さん。うしろでぺいちゃんと紅さんが対角線上にダンスしてる。トークではヒゲダンスなんて言っていたけど、サビでニコニコぴょこぴょこ踊るそれがもう、今までのHe is me,too.とちがいすぎてびっくり。いやめちゃくちゃ可愛いよ!

おちサビに入る前、3人がマイクを置いてドキっとした。これは怖い意味のドキ、だった。アイドルがマイクを置くことの意味。ミキちゃんを取り囲んでミキちゃんのソロパート。

 

晴れ渡った雲ない時間長く続かず
憂鬱 曇 意図せず気付くと雨に変わる
雨打たれた人 涙気付かれる事なく
雨止み 霧現る その中 先見えず
孤独感じ 霧抜け又晴れしかれども
一人涙なら別の道へ進むが吉?

 

天気のことを丁寧に描写しているけど、これが去年の5〜6月のミキちゃんの心象風景だとおもうと胸が苦しくなる。ステージの床にべったり張り付くようにして踊る3人、たぶん3人おなじ振り付けだったと思うけどいちばん遠くの上手側にいるぺいちゃんをなるべくまばたきしないで見てた。取りこぼしたくなかった。閉じ込められているようなパントマイムで苦しそうにもがいていて、この時間、ここがベイホールのステージだということは忘れて、朝から夜まで定点カメラで録った空を早送りするように描写された天候が目に見えるようで、とにかくすごかった…完成度の高い振り付けなことを、少し寂しくも思った。

明るい曲調が戻ってくる間奏で3人がマイクを拾って、ぺいちゃんがミキちゃんのマイクを手に取る。トークでは「預かる」って表現してたかな。これはぺいちゃんにしかできない役割だと直感的に思ったし、今もそう感じる。(余談だけど毎回ライブのぺいちゃんの一番いいところを一枚絵に描きとめているやつ、ここにするか、もう一箇所にするかでものすごく迷った)

「優しく笑い合える彼も僕だ」でぺいちゃんとミキちゃんが目を合わせるところがジジババ期のままなのはもちろん嬉しかったけど、それぞれの後ろに紅さんと筆さんが支えるように同じ方向を指しているのを見てもう号泣してしまった。

もう、私のなかでこの日のライブのいちばん思ったのは、筆さんと紅さんが入ってくれてほんとうによかった!ということだった。それをいちばん、大切な「ふたりの曲」であるHe is me,too.で感じた。

 

occiuy.hatenablog.com

 

自分にとってジジババ期がとてつもなく大事な存在になりすぎて、TIFでのHe is me,too.がある意味完成形で、(だからジジババ期のラスト配信でこの曲をやらなかったのが意外だったけど納得した)こんな気持ちになるとは思ってなかった、いい意味で。

He is me,too.(なんとなく略すのがはばかられて何度も正式名称で呼んでしまうが…)は色々な可能性であり、人の多面性でもあり、関係性でもある曲だと思う。そしてジジババ期になるまでの、こちら側には見えていなかったさまざまな苦悩がつまっている。

二人のときは、曲中二人がほとんど目を合わせなかったのに、「優しく笑い合える彼も僕だ」のところでばっちりお互いを見て、そこでやっと二人の線が交わったように思う。でも4人の振りは対照的に、ペアになって振りわけて歌うことでつねに目線の先には相手がいて、それぞれの存在がはじめから認識できているような感じ。だから筆さん紅さんの存在を頼もしく思ったし、もう今まで何回も思ってるけど、ほんとうに入ってくれてありがとうって心から思うし、一生お礼を言いたい。ありがとう。

 

トーク配信で「一つの作品、劇を見てるみたいだ、って感想が多かった!」と言っていたけど、そこがいちばん印象が変わったところかもしれない。

ジジババ期はずっと、二人で手を繋いで泣きながら前に進む、「気持ち」のライブだったように思う。

少なくとも私にとっては。ふたりの形として、歌中心にどんどん成長していく過程を見ていてそれはもちろんすご!って感じだったけど、一つ一つのライブのパフォーマンスの完成度よりは、気持ちがめいっぱい伝わってくるようなライブだった。それが大好きだった。だからそのときに生まれたHe is me,too.もその印象が強い。たぶん今、二人でこの曲を聞けたとしても、もうジジババ期に見れたものとは違うと思う。

だから4人で新たなHe is me,too.をこれからも紡いでいってほしい。もちろんジジババ期のHe is me,too.はみんなの中にもあるだろうし、私の中にも大切に残ってる。

要約すると、大変な時期を越えて、今の4人になって、ミキちゃんぺいちゃんがここまで二丁魁を続けてきてくれて、筆さん紅さんが入ってくれて、本当にありがとう!!BIGLOVE!!て感じ!!

He is me,too.のことが大切すぎて一曲のことをめちゃめちゃ書いてしまった。これからもたくさん見れること、変化していくであろうことを期待してます!

 

4人でニコニコ歌いきって帰っていき、本編終了。

 

席に座ったときに気づいた、ミキちゃんからの手紙を読む時間だ、とドキドキしながら、手紙の封に貼ってあるシールを破らないようにそっと開けた。

入っていたのは心当たりのあった「隕石」の歌詞だった。

歌詞を目で追い始めたら目の前がグラグラして地震が起きた。隣のお姉さんと地震?なんて、ここで初めて話せてちょっと安心した。(地震に対してでなく、お姉さんがにこやかに応対してくれたから)結構強い揺れで、ホール内のシャンデリアとかミラーボールが揺れてる光景覚えてる。それにしてもアンコールの間にくるっていうのが不謹慎だけど、タイミングがすごい。大好きなミキ推しの方がこのことを「隕石が落ちたかと思った」と言っていて、だからか〜。と納得した。

このことは多分ライブと一緒にずっと覚えてると思う。

地震に心をざわつかせてしまったので歌詞が全然入ってこなくて、大筋をなんとなく「これはミキちゃんから見たおなカマへの話だ」ってことだけ理解して(のちのトーク配信で、ミキちゃんの普段の“太郎”からのメッセージだと伝えられる)、周りにあわせてあわててアンコールの手を叩く。

 

サプライズのサイリウムを折る瞬間失敗して隣のお姉さんとやばい、って笑い合った。

 

アンコールで出てきたミキちゃんはキラッキラのタキシードみたいな、燕尾服みたいなお衣装。いろいろな、意味のある色が入ってるのがすぐわかった。光が反射して笑うミキちゃんが綺麗すぎてまた見とれてしまった。

「こうしてステージに立ててるのってみんなのおかげなんだけど、この言い方で、ちゃんと届いてるかな?って思ってて。

みんなのおかげ、ってひとまとめにするんじゃ全然届かなくて、どうやって日々の感謝を一人一人みんなに届けられるんだろうって考えて。1日2日で返せるものじゃないって気づいたの。

どうやって届くか、ちゃん届くかをすごく考えちゃうタイプ、みんなは優しいからそれでいいって言ってくれるけど、自分が発信したものがどうやって届いてるかは、どんな私になっても一生気にしちゃうし、それがミキティー本物だなあと思う。

幸せもちょっと悩んだりすることもいい。どんなに大きなステージに立つようになっても、一人の寂しい気持ちの人がいても包み込む私でいたいと思う。」

私の知ってるかわりない、ミキちゃんだった。ミキちゃんは、どうやって返していけるか、やっと一つ思いついたの!いえーい!って笑顔で、

「これから先ずーっと二丁魁のミキティー本物というアイドルとして、何年でも、一生かかってもみんなに返していきたい」と話してくれた。ミキティー本物がいるから大丈夫だ、って思ってもらえるように」って、12.14のぺいちゃんも同じこと言ってた。

 

話のあと、バンドメンバーをもう一度呼び込んで新曲、隕石に願いを。

アーカイブを見たら、「僕」と「君」の歌詞が逆になってた。これわざとかなあ。私はちょっとそうなのかなと思ってる。この曲のここがよかった、とかよりは、歌ってる最中のミキちゃんの優しいまなざしを覚えてる。おちサビで少しずつ手が上がって赤い光が灯るのを見てミキちゃんが泣くの、ほんとうに綺麗だったなあ。本人も言っていたけど鬼の顔にならなくて、頬を伝っていく涙がキラキラしてた。(鬼の顔もすきですよ!)私の赤いサイリウムはこのときすでに消えかけてたけど、届いていたと思う、盲信とかでなく。

生誕祭終わってからも、今も、よく、このときの隕石に願いをが頭に流れてる。

 

メンバーが戻ってくると、3人はミキちゃんのステージ衣装に合わせた黒のシャツ・ズボンにおそろいの赤いリボン。え!?ぺいちゃん、ちっちゃ〜〜!!!!シャツでか〜〜!!!カワイ〜〜〜〜

大好きなメンバーとおなカマに囲まれて「めっちゃ幸せだよぉ〜」ってミキちゃん、ほんとうに嬉しそうに笑ってて可愛かった。気持ちを伝える紅さんと筆さん、素直で純粋で、そんなふたりを見るミキちゃんの顔がたまんない。

一日一日歳をとって、その時が一番好きって思えるようになった、ってミキちゃんが言うの、すぐにボク嫁の最後の夢を思い出して、幸せな気持ちになった。これからもミキちゃんのその夢を更新していってほしい。

 

どうしても歌いたかったという2曲。アンハッピーバースデーとan happy day。この日のために作られたのか?と思うような曲だった。

アンハピ、紅さんの「誰も私を見透かさない」の髪がバサバサしてきれいだった。(芋がないとやっぱりどうしてもお顔立ちの良さが際立ってしまう)ぺいちゃんの「なんて嘆く相手もいなぁあ〜〜い」の響きがよかった。ホールとの相性◎!

「愛情や友情〜」のミキちゃんと手を合わせるとこ、ぺいちゃんがミキちゃんの顔見て顔ぐしゃってしてた、前の生誕とおんなじとこ。

 

 (これの一枚目)

 

可愛いなあ。ミキちゃんを想って泣くぺいちゃん大好き。

最後の「あなたが立っていたから」でミキちゃんが少し顔を歪ませてた。でもみんないい笑顔だったなあ。

 

an happy day、4人で見るの初めてだなあと見ていたら、社交ダンスみたいな振りに見覚えがあって、2019年のZeppのことを思い出した。ああ…って。映像も出てなくて一回しか見てないのに覚えてるもんなんだなあ。たくさんお辞儀をしてお礼を言うの、舞台とかで公演の最後に演者さんが出てきて挨拶するのと似てる。エンドロールみたい。

ミキちゃんの生誕、ぺいちゃんほとんど泣いてなくてえらかったけど、「いつも元気に笑っていても本当はそうじゃないことねぇちゃんとわかってるよ」で歌いながら泣いちゃって、も〜〜〜愛しかった!ねえミキちゃん。

 

210320

いつも元気に笑っていても 本当はそうじゃない事 ねぇちゃんとわかってるから#YFPdr pic.twitter.com/q0abgedqSD

— yuicco (@yuiccooo) 2021年3月27日

 

ミキちゃんがぺいちゃんの顔を覗き込んで優しく笑ってた。

an happy dayの最後の記憶は、ジジババ期のズバリ唄うわよ!のさいごで、踊らず歌っているんだけど、同じ箇所をぺいちゃんが画面の向こうのこちら側に向かって歌ってくれていたのが印象に残ってる。

 

いつも元気に笑っていても
本当はそうじゃない事
ねぇちゃんとわかっているから

200920#YFPdr pic.twitter.com/kMa3rbcVbU

— yuicco (@yuiccooo) 2020年9月27日

 

このときは完全に自分(おなカマ)に歌ってくれていたけど、この日はミキちゃんや、ぺいちゃん自身に歌詞が重なったんじゃないかなあと想像する。

これもジジババ期に何万回も思ったけど、ミキちゃんとぺいちゃんほんとうにお互いに出会えてよかったなあ。

おちサビの「不幸なこと〜」をふでくれの二人で。この5ヵ月でほんとうに頼もしくなったなあ〜!今までもずっと、ぜんぶ大切なのは変わりないけど、二丁魁がこの4人になってよかったって素直に思うし、どうかずっと幸せでいてほしいなあと思う。

最後のピース!のポーズを見て思いました。

ありがとう。

 

これで晴れやかにライブ終了と思いきや、1人だけ残るミキちゃん。

「どうしても歌いたい曲があって、もう一曲だけ」

あ、青春のことだ、って思った。

「歌詞を書いた時は想像で書いてた、でもいつか私も50歳になるときがくる

教えて知りたくない、は誰も隣にいないんじゃないかと思って書いた歌詞

今は誰も隣にいないなんてこれっぽっちも思ってない、みんなやメンバーがいてくれるから

でも未来がわかったら面白くないから、そんな期待を込めて」

 

青春は私にとっても大切な曲だけど、聞き馴染みがあり、いつもは振りコピで楽しく見てるのもあって、アコースティックでじっくり曲を聞くと改めて思う。いい曲だなあ〜って、しみじみ。一つ一つの年齢を重ねていくことを丁寧に歌っていて、ミキちゃんが当時歌詞を書いていた年齢より歳を重ねて、わかるようになったところもあるのかなあなんて思ったり。

想像して書いていた当時の気持ちと、今はどうですか?ミキちゃん。

最後の一節を残して、しんちゃんが捌けて、ゆっくりイヤモニを外して前に出るミキちゃん。

会場には拍手が起こる。(私もつられてついしてしまった)

 

 

もう、、このときの表情。。ぺいちゃんも言っていたけど、「名場面」笑。

でも茶化して言ってるわけじゃなくて、このとき、いちばんたまらなく幸せそうな顔してた。

このあとのオフマイクでのミキちゃんの声を一生忘れたくないな。

ぜんぶの力と気持ちを最後にぶつけられたようだった。歌い上げてセンキュー!とだけ残して帰っていくミキちゃん、かっこよすぎて、ずるい!

 

アコースティックで始まって終わる、今のミキちゃんと、二丁魁の等身大なライブって感じだった。幸せになった。

行けてよかった。

 

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2021.3.20

ミキティー本物生誕祭2021 Maybe26年or27年前横浜でborn!!/横浜ベイホール

 

今も尚(ミキソロ)

[MC/メンバー登場]

カエルのうた

まるもうけ

GAY STAR

人を好きになれる君は何度でもやり直せるんだ

病める時も 健やかなる時も 

[MC]

耳をすませば

パラレルヤワールド

今も尚

He is me,too.

 

en.

[ミキMC]

隕石に願いを(ミキソロ)

[MC/メンバー再登場]

アンハッピーバースデー

an happy day

[メンバー・バンド退場]

青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ(ミキソロ・アコースティック)

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ライブのあと特典会があるのが、一年と1ヵ月ぶりくらいで、ものすごく緊張していた。

ぺいちゃんを目の前にして目が合ったら卒倒しちゃわないかな?と…笑

久しぶりに合う友達と感想を話して時間を待った。ぺいちゃんが今まで聞いたこと無いでかい声でおなカマ一人ひとりの名前を呼ぶのが聞こえてきた。マスクだからちゃんと聞き取れるようにしたんだね!えらいね!

入り口からちらちら覗くぺいちゃんと紅さんを見るたびに心臓の音がどんどん大きくなっていったけど、いざ終わってみるとなんか安心した。

 

手にチェキを握りしめたまま、友達と喋りながら電車に乗って家まで帰った。なんかもったいなくて見れなくて、1人になってからやっとおそるおそる浮き上がってきたチェキを見た。

 

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画面越しにしか会えなかった間もずっと心のそばにいてくれたんだな、って本当に心からそう思う。まあめちゃくちゃ嬉しかったですが!!(写ってる自分の顔がすべて、嬉しそうすぎる)

枕もとにチェキ(念入りに消毒済)を並べて寝て、起きた時に夢じゃなかった!っていうのを久しぶりにやった。バキバキの体とともに幸せの余韻!

 

21日は、ミキちゃんがいなかったら出会えていなかった大切な友達の誕生日をお祝いするために朝早くから出かけた。お花見するはずがもうすごいありえない豪雨で、それでも楽しかった。夜はみんなで後夜祭配信を見た。

 

改めて、ミキちゃんに出会えていなかったら、今の自分が持っていなかったものや、出会えていなかった人、そういうのがたくさんありすぎる。

ミキちゃんには感謝の気持でいっぱいで、ミキちゃんのことがほんとうに大好きで、どうしたらこの気持ちを伝えられるだろうって、みんなが帰ってから部屋に大の字になって、ずっと考えてた。

ミキちゃんとの一対一のオンライン特典会が22日の夜に残っていて、その時間にどうしても伝えたかったことをブログに書いて、夜中にミキちゃんに送った。

3年前にミキちゃんにもらった指輪と言葉の話。

 

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この日伝えたかったことも、指輪(ガムテープ)を着けることもずっと前からやりたくて、本人にちゃんと伝えられてよかった。

ミキちゃんは、何気なくくれたこの指輪(ミキちゃんからしたらただのガムテープ)を私がずっと大切にしていることに驚いていて、笑ってくれた。

そういう小さい幸せを大切にできることを、「あなたは優しくてあたたかい人だよ」と言ってくれたのが心に残ってる。今これを書いていてもちょっとじんわり泣いてしまう…

ミキちゃんのお誕生日なのに、またたくさんの宝物をもらってしまった。

 

一生「アイドル・二丁目の魁カミングアウトのミキティー本物」を続けていくミキちゃんには、これから楽しいこと、つらいこと、悩むこともたくさんあると思うけど、

かんたんに「ずっと」なんて言えないけど、私はいつでも、ずっとミキちゃんの味方でいたいと思っているからね。

 

 

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この特典会が終わったあと、嬉しいと思ったことをすぐに、「ぺいちゃんに報告したい!」と思った。だからこれだけミキちゃんのことが大好きでも、やっぱりぺいちゃん推しなんだな〜。

冒頭にも書いたけど、おなカマになってから3年半とちょっと、今まででいちばん、ミキちゃんのことばっかり考えた3日間でした。

 

ミキちゃん大好き!

 

 

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幸せの顔💌