僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね

行く行かない


読んでいて気分が悪くなってしまうかもしれません



コロナでこんな状況になってから、すこしずつ一人一人の我慢のボーダーがちがうことが可視化されつつある。

ライブが開催されても行かない選択、都内に住んでても行かない選択、これだけはって決めて行く選択、ぜんぶ行っちゃう選択

じぶんは一番最後のやつ。開催された有観客ライブは行けるものはすべて行く選択をしてる。

でもそれが、本来我慢するべきなんじゃ、っていう後ろめたさがずっとある。


新体制はじめての遠征も行くつもりだった。きちんと対策すれば大丈夫だろうとか、開催されるなら、って気持ちがある。

遠征のなかに特別な日があって、その日にライブの予定が決まった時うれしくてたまらなかった。夜行バスの予約にもワクワクした。

でもそれは中止になってしまった。緊急事態宣言が出てしまったから。仕方ないと言えば仕方ないけど、悲しくてしばらく涙が止まらなかった。

でもそれは横浜のライブに向かう電車の中。それでも他のライブに行けるんだからいいじゃん、って思おうとするけど どうしても気持ちに折り合いがつけられなかった

もっと大変な人がいるのに、遠征先に住んでいる人はそれこそもっと悲しいだろうに、自分は自分のことばっかりで嫌になっちゃった

子どもだ


仕方ない、って思うのも疲れた


まるもうけで楽しそうに踊るぺいちゃんを見ながら「もしかしたらこれっきりまた会えなくなっちゃうんじゃないか?」って気持ちがよぎって切なくなってしまった


行き場のない怒りと悲しみがたくさんだ、もううんざり

もっと大変な立場の人ごめんなさい


わがままな自分にもうんざりだ


もうどうにもならないけどさ


5月9日にぺいちゃんに会いたかった




我慢してください。