僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね

[2023.11.8 FREE GAY LIVE(ぺい筆紅3人体制)]

2020.11.11の現体制のお披露目から3年。去年は当日にライブがなく、いちばん近い11月10日のアイソでのライブはミキお休みの3人体制だった。今年はミキがいる!と思っていたら喉の不調でお休み(季節の変わり目、ご自愛ください)になり、節目を迎える前のライブは今年もまた急遽3人体制になった。わたしは去年や今年、ミキさんがこういうときに休む選択をとれるようになったことにつくづく安心したし、長いアイドル人生なのだからこれからもそうしてほしい。二丁目の魁カミングアウトは4人組のアイドルグループであることを大前提として、わたしは3人のライブもすき。あまりに良いライブだったからおとといのことを鮮度が落ちぬ前にと思ってこれを書いていて、ほんとうはノスタルジツアー神奈川のことを先に上げるつもりだったのにまだ終わっていなくて順番が前後してしまうけど、3人へのミキさんの信頼はノスタルジスター神奈川にもあらわされていた。なんだかすごくそのことを思い出した。

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2023.11.8

FREE GAY LIVE(ぺい筆紅3人体制)

AiSOTOPE LOUNGE

 

シワの数だけ被GAY妄想

まるもうけ

GAY STAR

BAKADEMO AHODEMO

ホモサピエンス

耳をすませば

ひふみよ

(MC・告知)

鶴は千年 亀は万年 僕の数年

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平日に都合をつけるのが難しい時期だけどそこそこの番号だったのでなんとか頑張って開場に間に合って良かった。2列目上0.5。たまたま友達が周りに多かったのも楽しかった!

影ナレ「ぴんぽんぱんぽぉー・・・ん」3人でアナウンスしたと思ったらぺいちゃん1人だけ長く伸ばしてる。かわいいね「今日はミキティー本物がお休みで急遽3人でのライブになりますが、気持ちは4人でライブをします!」恒例になった前置き、こちらも気持ちが入る。

1曲目シワで楽しそうに出てくる子供たち気合い入っててかわいい!ハイハイのところ前の方だから久しぶりに見れた!筆にちゅーってしてる。

1B「歳をとった今じゃ誰かと〜」ウキウキきゃぴきゃぴして前に出てきてかわいー!!ってなった(言った)Cの前でもバッ!って大の字で出てきて思わず笑っちゃったかわいくて。特典会でもそこでテンション上がっちゃって!って言ってた。なんかかわいい挙動をするたびに近くの同担と褒めちぎってたから余計にテンション上がってなかった!?どう!?

「平等に用意された〜」で自分の赤髪に指差してからのおなか出てるジェスチャーでミキをあらわしていた、悪口!?

ミキパート「笑顔の数だけ福が来るならこんなに笑って〜」キリッとした感じでハキハキ歌う、からの落ちサビ、がらっと変わってミキのぶんもじっくり歌う。「なんか足んないなんでなんだろう」それまで楽しそうだったのにちょっと寂しそうにも見えた。

まるも!イントロ3人で「ミキ〜!!」を言う。なんかこの日フロアの人数がいつもより少なかった(おそらく生誕直後だから)のにフロア側の声めっちゃデケー!と感じれてよかった。名前呼んだあとの「おいおいおい!」ってやつぺいちゃんも口に出してて楽しくなっちゃう。1Bでまたおなか出てるジェスチャー(悪口)してた、2A「シャキシャキ〜」「のろのろ〜」で誇張がすごくてテンション上がってるの伝わってかわいい。そのあと

日がちもぐるぐる動いてて目の前でバーン!って拳突き出してたのかわいくてギャー!!って口に出ちゃった。ここまでふざけてたのにミキのCメロ「伸ばした手の数だけすり抜けてゆくのならば、手も震えて欲しいものなんていらなくなる」のところが感情的な歌い方で、顔をしかめて伸ばした手をわなわな震わせていた。うわあ…って声出ちゃった。そのあとの間奏のダンスはふっと笑ってていつものぺいちゃんに戻ってる。最後のポーズの前に紅筆ぺいのフォーメーションに移動してGAY STAR。

ライブの直前にほぼ一年前の11月10日の3人体制でのゲイスターのことを思い出していたから、聞けて嬉しかった〜。

筆の2A、ノスツアーを経ていっそう晴れやかになったな〜と思う。ぺいちゃんはぴょんぴょんしてる、残業!同僚!上司給料〜アクセントつけて強く。2サビ「守るべきもの何一つない僕の鼓膜…」ふさぐようにぎゅっと歌う。ミキの「努力、協力、計画、早起き…」の早口のところは3人のときはもはや応援になってるんだけど、うまくいってた!どころか、ひとつ唱えるごとになにかを失うようなちょっと寂しい感じがしてる。落ち「喧嘩っ早いあいつは〜」もぐっと気持ちこもってる。「気の合わない上司〜」のときぺい筆紅の立ち位置で日がちが上手で歌うのにぺい筆がそのままの位置で指差し回転してたのが不思議だった、前からこのフォーメーションだったっけ…そのあとのミキの「それがいいのかまだ…」、ここもすこしの余韻、ためらいがある歌い方でぺ、ぺいちゃ〜ん涙、、になっちゃった〜。

ラスサビの「きっと来年は今よりもっと届かず落ちていくんだ」、ここ。去年3人体制でここを歌ったときは、はっきり意識的に筆、紅を見やったあとフロアの上方にも目をやっていて、ここにいないミキのこともちゃんと見てるんだなあと思ったし、特典会で伝えたらびっくりしてた。し、今見返したらなんか嬉しくなった

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でも今年はそういうのはなかった。ぺいちゃんはこのときのゲイスターを覚えてないわけではないと思うけど、忘れているか少なくとも意識はしてなかったかな。目をぎゅっと閉じてうつむき気味で歌詞に集中して歌っていたのがよくて、なんだろ。わたしはかなりだいぶ去年秋の3人体制の頃の記憶が大切なんだけど、それを引きずるとか意識するとかでなく「ミキティーの代わりを務めて歌おう」でもなく今の自分(たち)にできる、より良い歌唱にしようという姿勢を感じる。それはきっと心に余裕がないとできないから、嬉しさもあり感慨ぶかくもある。だから安心して見ていられた。ジーンとしてたらしゃらしゃらしたフェードインでこれもやったあ〜ってつい言ってしまった。

BAKADEMO AHODEMOは3人体制の代名詞だ。やっぱりどうしてもあの頃のばかあほのぺいちゃんの姿を思い出すと胸が苦しくなってしまうんだけど、この日ぺいちゃんがあまりに立派で格好良くて泣きそうになった。ぐっと感情を込めたような歌い方、でも曝け出すようなものとは違くて、両足でしっかり立ってる。「不安いっぱいでそんな風に強く居ないと折れそうになる日ばっかで」まっすぐなまなざし、強く見えるんだけど、輪郭がふるふるしているような。おそらく毎回ばかあほのぺいちゃんを見るときの自分がいちばん五感が研ぎ澄まされている状態で、だからそう見えたのかも。

Cも顔をくしゃくしゃにしてぐっと歌い切る。

「手を伸ばせたのなら楽になれたのになあ」のぺいちゃんの歌唱も強いんだけど、日がちの高音ハモがぺいちゃんの声の裏側にそっと寄り添うようなきれいな声でびっくりする。主旋を決して邪魔せずきれいに響いて、日がちのハモリって職人すぎていつも感動するけど、これは着実に積み上げた努力の賜物なんだろうなと感じて頭が上がらない。そしてラスサビの「不器用にしか生きれない〜」の日がちのところ、ぺいちゃんがオク下のハモリ入れてて!!!涙!!!ぺいちゃんが!!苦手な低音のハモリを!!!涙 急遽の3人体制のはずなのに、どれだけ練習したんだろうか。あの頃のばかあほは感情の吐露の印象が大きかったけど、いまは3人でのステージをたくさん重ねて、地力を積み上げた経験の意味合いが大きいなと思う。前も今もそれが御守りになっていたらいいな。

ここに至るまでにすでに良いところがたくさんありすぎて困惑。ライブ後すぐ友達とも話したけど疲労がすごかった。

でもわたしのこの日のいちばんはホモサピだった。1Aのていねいな歌い方、「孤独が当たり前で」を際立たせるようなそれに至るまでの過程までもぜんぶ泣きそうだった。わたしはホモサピのミキCメロのときにぺいちゃんが誰とも目を合わせないようにステージを移動するところ大好きだけど、3人だとぺいちゃんがそれを歌唱、ゆっくり下→上手に移動して顔くしゃくしゃにして歌う。「どうかどうか通り過ぎないで欲しい」ぺいちゃんが頼りなく弱々しく見えて消えちゃいそうだった。言葉どおりの意味を受け取ったような気がした。去年の今頃もそういうのを勝手に感じとって、だからこそわたしはずっと3人体制のことが大切なんだろうな。

「誰かを好きになって愛されたいと願うから」ぎゅっとマイクに力を込めて、切実だった

耳すま。ここで耳すまかーい!!になるものの3人応援団のため無理矢理にでも体を動かす。隣のミキ推しの友達はいつもミキティー!って言っているところを全力でそのメンバーの名前を叫んでいて嬉しくなる。3人体制二期(※2023年6月のことをこう呼んでいます)からやるようになったBメロソロバックダンサー久しぶりに見れて綺麗で興奮した!!間奏ぺいちゃん目見開いてそんなんで良いのかよ!?みたいな何言ってたか全然覚えてないけどキレてんの?みたいな強い煽り。前ミキがお客さんとして見に来てたマイサイでもその状態なってたよねえ!?もっと!もっと!もっと!ってミキの煽るところぺいちゃんが言っててこわい。興奮したぜ… 落ちサビの「嫌なことばかりじゃない人生は〜」は今回は日がちが歌ってる。3人体制二期では朝鮮の意味も込めて日によってミキパートをカバーするメンバーが変わっていて、日がちは積極的に自分が歌うと立候補していたらしい。この日のこれもそうだったのかな。格好良かった!ぺいちゃんのうすら笑った最後の「届かない?」が格好良い。

その後はひふみよだった。「意味」すぎて崩れ落ちそうになる。ひふみよは、3人体制では2022.10.9のみさき公園、2023.7.2の夏染めで2回やったきりで、この日が3回目。この曲の限りではないけれど、わたしはこの3人がひふみよを選ぶこと、「意味」としか思えない。でもこの曲は自分自身にかならずバフがかかった状態でしか見れなく、いつもフラットな気持ちでは見れないからそう思ってしまうのかもしれない…。いつも身動きが取れなくなるんだけど応援団のため振りコピとか手を伸ばすとかしよう!って思ってぺいちゃんがダァン!て大きく踏み出して前に出てきて歌った1Aで手を伸ばしてみるもやっぱ全然無理ですぐやめた。2Aのミキの「右手で握手して左手でナイフとか〜」を日がち、「温もりは冷たい…」ってかなしそうな歌い方がミキとは違ってクゥーとなった、その感じを引き継いでぺいちゃん「生きづらいようなぁ、」も、よろよろと歩きながらの「私もぉ製作者の一人なんです!!」も悲痛な叫びのよう。落ちサビで筆紅の奥にいる小さくしぼんだみたいに弱々しいぺいちゃん、「途中で辞めちゃうけど」でよろよろ前に出てきてから全部、顔くしゃくしゃにして一人ひとりに訴えかけるように歌う。ここのパートはわたしは「一人ひとりに歌うように」のときと「一人ひとりに歌ってる」ときがあると思っていて、この日は後者だと思った。ぺいちゃんってライブ中あまり目が合わない(し、本人が意識的に少なくとも前方のぺい推しにはあまりやらないようにしているのかなと思う)けど、こういうとき目が合うとどうか今この瞬間わたしの差し出すものが力になってほしいと願ってしまう。

「ひとつだけたったひとつどうか消えないでね」でぺいちゃんが消えちゃいそうだった。好きだよ、は明るくてはっきりしてる。最後の手のひらの折り畳む指の動きすら丁寧。

大切にされている、と思った。

 

生誕関連の告知をさらっとする。ここでぺいちゃんのこめかみに赤い汗がたらーと垂れてるの初めて見た。BIG RED…!最後の一曲でマイクスタンドを取り出す。

鶴亀。なんかもう…言葉、不要!!!書くけど!

1Aミキパートは筆、筆村の低音って良い意味で癖があるというか、声優さん特有の抑揚をつけた歌い方でミキとは全然違う。どっちも良い!ぺいちゃんは1Bでもうスタンドからマイクをガッと外して前の台に乗り出してきて歌う。堂々としてて格好良い!「生きてる声を今ここで聴かせて」のあとの声、ウォーウォーウォーがいつもよりなんだか大きくきこえて、気持ち良かったな〜。鶴亀は一貫して強い意志を感じるような歌い方でずっと格好良かったけど、

日がちの「聞こえる見えてる〜」で目を閉じて耳に手を当ててるところで、ぺいちゃんが途中で手をふっと降ろした。3人だから振りが変わったとかでなく(筆は当てたままだったし)自然にそうなったような感じ。薄目を開けて、できる限りなるべく多く、フロアの一人ひとりを瞳のなかにしまいこむような優しいまなざしだった。いつかこの日のことを思い出すとしたらたぶんはじめに出てくるのはこの光景。瞳のなかの黒目がゆっくり動くと照明が映り込んできらきらしていて綺麗だった。

ラスサビで3人スタンドの前に出てきて自由に伸び伸びと歌う。や〜、すごかった!!3人体制二期のときも鶴亀で「こう」なったことがあった。すごく気持ちよさそう。ぺいちゃんは身を振り乱して「僕だけのもの」でダァン!!と足を踏み込んで床に打ちつける。気持ちすぎた!この3人が今歌う「過去も未来も出来事は僕だけのものだから」、ほんとにそうだよね!格好良かった。
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良いところありすぎてたくさん伝えたいことあったけど特典会は全然会話噛み合わずだったので良かったところさらっと書くつもりが時間経っちゃった。

「3人体制久しぶりだけど、板についてきたんじゃないすか?」とサブリーダーがMCで言っていた。本当にそう。3人で立つステージが「究極なんとか乗り切るもの」だったときなんて一度もない。リーダー不在の間も歩みを止めない、妥協の無いこの人たちのことが大好きだし、信頼です。強く在ろうとしている・頑張っているぺいちゃんがステージで楽しそうなのも見れて、うれしい!これからも楽しんで!格好良かった!!チェキはなんか変になっちゃった

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3年目の現体制二丁目の魁カミングアウトも応援しています!いつもありがとう。