僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね

きっと来年は今よりもっと[2022.11.10 FREE GAY LIVE]

今年の11.11は何も無いのかなと思いながらやっぱり何も予定は入らなくて、そして全然関係ないけどめっちゃおなか痛くてうずくまって当日(これを書いているとき)をいろいろな気持ちで過ごすばかりです。

11/3から再び1週間弱のミキさんのお休み、そして前日の10日、3人体制で迎えた1年目最後の日のライブのことです。今の二丁目の魁カミングアウトのいちばんのライブでした!

 

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2022.11.10

FREE GAY LIVE

@AiSOTOPE LOUNGE

 

ノスタルジスター

勇者か村人A

GAY STAR
リバ
see you next life
マイノリティーサイレン
[MC・告知]
青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ

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この日のチケットはすごく久しぶりに良い番号がとれていつぶりかの最前の0。久しぶりに入ったらステージからこちら側までの距離がすこし縮まっていてロープはステージの半円に合わせて張られてる。いつでもこの場所に立つと背筋がしゃんとする。どきどきした。

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影ナレ「2年目ラストのライブ〜!!…………間違えた、1年目最後のライブ」しょっぱなで間違えるぺいちゃんに小さく笑いが起きた。2年前の二丁目のさけがきカメングアウト(※新体制おひろめライブの影ナレで噛み噛みだった)同様ふたりの緊張をほぐそうとしてくれたのかな♪

ノスタルジスターのイントロと共に登場。今日もポニーテールに赤も入ったメンカラのぽんぽんを着けてる。「はじめまして二丁目の魁カミングアウトです、聞いてください。ノスタルジスター」出てきた3人にあの日みたいな緊張は感じなくて、ぺいちゃんは糸がほどけたような穏やかな顔をしてた。11/5のゆっふぃーとのツーマンの日もなんだかずっとニコニコしたノスタルジスターでそんなのは初めてだった気がして、この日もそんなふうだった。1サビ筆村のパート「僕ら前に進まないといけない気がした」でにこにこ握りしめた右手を胸にトントンとする。2A「求めてるのは他でもない人の温もり」で丸いステージの前方に出てきてフロアに手をやるときの表情が温かかった。最近下まぶたのラメがいっそうキラキラして見えていつも目が潤んでるように見える。(この日は泣いていなかったけど) 筆が2Bの歌詞を間違えてしまう。(ゆふぃツーマンに引き続き2回目)「綺麗故に消える美しさよ あの時に戻って描きとめてみたい君を」のところをまちがって1番を歌っていて、ここの歌詞が大切なのでいつも片手に持っている黄色のサイリウムを一旦しまって素手になるところを挙げる行き場を失った手を下ろしたまま仁王立ちになってしまいました(そか) でも間違った1番の「いくつだってあったのになあ」の歌い方が潔くて堂々とやりきってたのすごかった。(迷ったけど2回連続だったのでもし間違えてることに気づいてなかったら…と思い書きました、がんばれ!) 2サビ「優しすぎる多くの思い出がぁ」の歌いきりの余韻がきれいだった。ラスサビ前の「この一瞬を永遠に残すことはできない だから僕を誰かに残さないといけない」のすとんと落ち着いたような様子を見て、なんとなくこの3人のノスタルジスターを見るのはこれが最後になるような気がした。このタイミングで書いても後付けでしかありませんが…。このひとつ前の11/5のノスタルジスターから「さよなら」の2回目を言わなくなってなんでだろうと思っていたけど、今になってなんとなく意味がわかるような気がする。歌としての余韻を持たせた「さよなら」は儚くて綺麗だけど、ぺいちゃんにさよならなんて言われたくないから実はあまり好きではなくて、意味のあるときだけ歌ってくれたらいいなあなんて思います。いちばんは最後。「誰かを愛しその心に居場所をつくりたい」でフロアの後方のとおぉくを見回して、黒目の位置でどのへんを見てるのかがわかる。最前にいるとライブ中ぺいちゃんとはあまり目が合わないんだけど、このときわざわざほぼ下にいる私を含む最前までたくさんの人を視界に入れてることがわかった。瞳の奥がいつくしみぶかくキラキラしてて、誰のことも取りこぼさないという強い決心みたいだった。い〜の余韻とともにゆっくり手のひらを目を閉じた顔の前に持ってくるときの表情が逆光できれい。

ぺいちゃんセンターポジションのまま勇者。歌い出しの日がちの思い切りがよくてオォー!となった!

間奏で二丁魁2年目もどんどん行くよ!みたいなこと言ってたような気がするけど定かではない。2A「なかぁ!!」肘入れるみたいな強い振り、「まも!!増えてきて荷物もぉ〜」超気合い入ってて強くてかっこよくて口から思わずギャーーって出てた、ミキはやらない表現なので自分のものにしてて最高!!

さー!のあとのスクワットで日がちが目の前にきたから手でハートしたらニコニコして見てくれた(良かったね)、「荷物も仲間も思い出もぉ、引き継げはしないけど」さっきの強さとは打って変わって優しい歌い方。ラスサビ「熱くなれる瞬間がある!」は3人の通常だと横並びのはずだけど、ぺいちゃんがちょっと前のめりに出てきてまっすぐな目をしてうなずきながら歌う。「ガンガン行こうぜ俺たち!!」そのままの気持ちだった。次のとこ。ミキパート「使命を果たすこと」は3人のときはぺい紅が歌っていだと思うのだけど(これを3人初披露の日にぺいちゃんが歌っているのが良かった、と伝えたらそこ全員だよと言われて、でもその後注意して数回見てても歌っていたのはぺい紅だった)、この日は筆紅が歌っていた。1年目最後の日にそのふたりがそこを歌ってくれたのが意味だったし、ふたりのまなざしが強くてなんとも頼もしい姿だった。(たんに間違いやわたしの勘違いだったかもしれないけど…どうですか) アウトロぺいちゃんが何か言ってた気がするけど覚えてな〜い。すっきりした笑顔でゲイスターに。

たぶん1Aここの「どんなに頑張ってもボールは♪」かな、語句の切れがいつもと違って生ものだ〜おお〜となった!でもここじゃないかも。2A筆「とりあえずバイトをしてみた〜」指をくるくるしたり少しずつ表情を変えてかわいい。2年前のカチコチだった筆村はもういないんだなあ〜。ラスサビ「きっと来年はイマヨリもっと」ぺいちゃんがしっかりと左の筆のことを見て、次に右にいる紅のこと見た。そのあとフロアの遠く上の方を見ていて、これがこの日いないミキのことも見てるのだと思った。ゲイスターのここでミキの顔を見て歌うのたまにやっているけど、そのいちばんはじめは3/27のミキの生誕祭だったこと覚えてる。3人のときには初めて見たし、いつもしないこのことをしっかり意識してやっているのがわかって、この日いちばんグッときた。この時だけ思わず涙がぽろっと出てしまったんだけど、ぺいちゃんが前に向き直ったときに目が合ってあ〜見えてるかもなと思った。「だから隣で微笑む君へとボールを繋ぐから」が優しかったなあ

このあとリバ。前半と打って変わってメラメラ気合いで燃えてる。筆良すぎた!!!強く荒々しいゔぉおい!!の声とか、身振りが獣みたいで。この日まみりのファンで筆村くんかわいいと言っていたおふたりが見に来てくれていたのだけどどう思っただろうか。2A「それは!特技じゃ!ありません!」ぺいちゃんも呼応するように強くて目つきがするどい。でも昔のやりすぎの化け物みたいな感じじゃなくて(それも好きだよ♪)意志がはっきり強く出てるような瞳。2B「簡単な一言でぇ!!」ぺいちゃんに吠える筆村。すごい!!リバは落ちまでが激しければ激しいほど落ちサビの歌詞が強く響くときがある。「本当は泥まみれの手で書き上げたあの絵が〜」3人のときはここは持ち上がらない。左右のふたりに支えられるようでありながら手は添えられるだけでぺいちゃんは両足でしっかり立ってる。ゆっくり歩いて出てきて訴えかけるようだった、歌詞の聞き取りやすいはっきりとした声。「私だってそんなつもりで」アクセントがついて強かった。そのあとの「大切なことを伝えていく」がこの日いちばん切実で叫び出しそうだった。前屈みにしゃがんだぺいちゃんの顔を覗き込んだ。目を閉じて大切をぎゅうと抱えてる。

リバのちゃらん、というアウトロのつなぎで空を見上げてからseeyouのイントロに切り替わり上手の筆村からぺいちゃん、よろよろとしてバタンバタンと順番に倒れる。その真ん中にいる日がちの歌い出しが物理的にも歌唱でも光っているように感じて釘付けになった。3人ではみさき公園で初披露した一回きりしかやらなくてこの日が2回目。でも今日やりたかった意味を感じた。あのときは面食らったのもあるけど緊張が伝わってきていて少しのぎこちなさがあったけど、ダンスがバチバチで目の強さが全然違っていた。サビの「変えられる運命でも」で右手を後ろにやるところのするどい目が格好良かった。落ち前の間奏でぺいちゃんがミキの代わりに中央に立ち、しっかりわかるようにミキのことをはじめに引き上げて、そのあと紅と筆を引き上げた。2年目を迎える前最後の日にこれをやりたかったんだなと思った。落ちでいつもわなわなと倒れそうになるぺいちゃんの表情がこの日はすこし笑ってて希望が見える。アウトロで筆・紅・ぺいの順に並んで背中を向けて曲が終わったあとマイサイのイントロがかかって、その後ろ姿のまま両腕をふわっと下ろした。なんかさ、ワンマンライブ(ワンマンライブだが)みたいな繋ぎの完成度なんだけど!!

3人でのマイサイはみさき公園で初めて披露したときの記憶が色濃い。3人が歌うことで自分たちを奮い立たせるようにするのも、踏ん張ってステージに立っているようだったのも覚えてる。そのときに特典会でそれを伝えたらそこは意識してそうしてると教えてくれた。あのときの3人は強さもありながら張り裂けそうだったけど、この日の3人は行くぞ!!って気合いが目線の強さに出てて、なんにも心配することはなかった。Aの筆ぺいは強くはっきりしてるのに対してBメロの日がちは包み込むような囁くような歌い方で、いつもこんななの!?ってびっくりした。4人のときはそれぞれ一回ずつ目を見合わせるところ、3人になってからはふたりとしか目を合わせないのかと思ったけど、お互いの顔を見合う「逃げたい 逃げたい 逃げたい 逃げない」の3回目で前を向いて歌うのがやっぱりミキのことも見てるってことなのかなとこの日再認識した。最後の「逃げない」は自分へ。この人たちの歌う「大丈夫」は本当に大丈夫なんだと思える。ラストの「まだ進める」のあとのうーうううーを一人で真ん中に立って歌うぺいちゃん、大好きなすがただった。

すこしだけMCが入り、明日で2年目だという話と日がち生誕の告知。立ち位置を移動して最後の曲。最後にこの曲を選んだことでまたちょっと泣きそうになった。
ぺい「それでは、2周年前ラストのライブのラスト曲、聞いてください。青春はなゃんもにゃもにゃ………もう一回」ℒℴνℯ「それでは聞いてください!青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ!」みんなすっきりした明るい笑顔。歌詞ひとつひとつ噛み締めるようだった。2A「ほつれた糸抜け殻のよう心置いてきぼり」やわらかくて綺麗だった。筆「一人で生きていく意味 誰かと生きていく意味」噛み締めた。Cメロの前の間奏でミキの代わりにぺいちゃんが真ん中にきたとき、ステージが暗くなって上手の小さいライトだけがぽうっとぺいちゃんを照らして濃い影が落ちる。私はこのシンプルな照明がアイソのステージのなかでいちばん好き。「振り返るとどこかに手を伸ばしたくなるような」をどんぴしゃ真ん中で見たから、筆と紅が波みたいにすっと手を伸ばして同じように前に手を伸ばすぺいちゃんを取り囲む様子があまりにもきれいで息を呑んだ。「何かを置いてきてしまったような…」ですこし目を伏せるぺいちゃん。ラスサビの間奏 日がち「ぱんぱん!」ぺ「これからも!」「一緒にいくよ!」ラストでステージ板のきわまで出てくる3人。みさき公園で初めて見たときはここが紅・筆・ぺいの並び順だった気がするんだけど、立ち位置は紅・ぺい・筆だった。「青春はやり直すものじゃなく焼き付くものなんだ」を大切に歌いながらまたお互いの顔を見やった。ぺいちゃんが筆紅を見る目、眉間に皺がよるくらいくしゃっとしていて大好きな笑顔。まとめ動画がここでなくこの前のところを抜き取っていたのもなんだか良かった。わたしの目に焼きつきました。「あの日の僕ら」でぺいちゃんだけいつもまっすぐ前を指さすのが私はすきで、この日いっそうそれが似合ってた。

最後の挨拶のありがとうございました!のあとのお辞儀がいつもより長く長く感じた。ぺいちゃんの伸びた刈り上げと落ちた黄緑色の髪がいとおしかった。タイミング的にも忙しくて手入れできなかったのかな〜と思って…。3人がなかなか顔を上げないからか、拍手が鳴り止まなくていっそう強くなった。し、もうそうするしかなかった。立派だった!!筆が帰り際に「次は4人で❣️」と言ってた。

 

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ゲイスターの「きっと来年はイマヨリもっと」のところを特典会で伝えた。

ぺ「そう!顔見合ったの!泣いてたよね」

「そう、ミキの顔も見てたよね?それで泣いちゃったの」

ぺ「えぇ!?うん!!わかったの!?」

ぺいちゃんは目を丸くしてびっくりしてたけど、ぺいちゃんがミキを見ているときの表情って唯一無二だからわかるんだよ。

ぺ「でもあなたが泣いてるの見て、このミキティーを見てるのが伝わって泣いてるんだってわかったの」

「うん、わかった!」

ぺ「わかってくれてるのがわかって、すごい、通じ合った〜!って思った」

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3人が見せてくれたのは、いまの二丁魁のいちばんのものだった。帰り道ずっと胸がいっぱいで電車でため息をついてはうなだれてた。この先も誰も置いていかず4人で進んでいく強い意志を持ってステージに立つぺいちゃんも筆村も日がちも本当に頼もしくて格好良かった!セトリ選びのすべてがよかったし、パラレルヤワールドをやらなかったのが信頼でした。

そして昨日の夜。ミキが次のライブから帰ってくることがわかり、そしておそらくもうしばらくはお休みすることはないのかなと思った。前のブログにも書いたけど、ミキが休むことを選択できたのは3人が3人のまま二丁魁でいてくれたからだと思います。ずっとがんばってくれて本当にありがとうね!

これを書き上げたのはアイクル開演前の下北沢シャングリラ。このあとに4人のステージを見るのが楽しみです。全て変わったようで何一つ変わらない、そんなことはどうでも良くなるようなステージになりますように!