僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね

選択[2022.10.13 FREE GAY LIVE]

2022年9月23日〜10月12日までの間のぺい・筆・紅での3人でステージに立っていた3週間の話です。

↓2022.10.14 その後の10月13日のミキさん復帰ライブの感想を追記しました

 

この人たちのことを好きになって応援していて、今までフルメンバーでイベントに出ていない場面は何度もあった。それこそ2017年に私が初めてアイソに行った日は白鳥さんが体調不良で途中からお休みしていた。2018年のGAY24で何度もライブがある中の一部をミキさんがお休みしたり、2019年にミキさんが腰を痛めてお休み、白ちゃんが熱を出して出れなかったアイドライズの昼と夜中、きまるさんが2019年の夏から冬まで長期間出れなかったときも、そのどれもが身体的な体調面が要因だった。突然欠員が出るライブというのは、ダンスの変更やパートの割り振り、フォーメーションとか目に見えるところ以外にもきっとこちら側から想像しえない大変なことがたくさんあって、それでもこちら側からはいつも通り応援することしかできなかった。2020年1月の中野サンプラザの大きなワンマンライブを終えて改めてミキぺい白の3人体制になったとき、ミキさんの声が出なくなって急遽ぺいちゃんと白ちゃんのふたりでステージに立った。感情が表現を上回るようなライブのことを言葉選びでよく「気持ちだった」と言ってしまうけど、このときのステージはまさにそれだった。多分一生忘れることはない。ぺいちゃんはこのときのことをたびたび悔しかった、もっとできた、用意していたことが一つも上手くいかなかったと話してくれた。アイドル側の上手く立ち回れなかった悔しさをさしおいても私にとってあのステージは今でも大切だけどね。

2022年9月2日、現体制になってミキさんが初めて「家庭の事情」でお休みして、アットジャムの大舞台の打ち上げ的な深夜のイベントが急遽初めてのぺい筆紅3人でのライブとなった。ライブの前にこのことのお知らせを見たときに、言葉が難しいけどもうどうぞ心置きなく休んでください!!と心から思った。どんな事情かはいまだにわからないけど(そして理由は別に一生わからなくてもいいことです)、身体に不便がおきてパフォーマンスにも支障が出るからお休みすることはあっても、昔の(ばくぜんと昔、としてしまうけど)ミキさんだったらこういう事情で自分が出ない選択をすることはしなかったのではと想像する。ぺいちゃんがステージ上で代弁して伝えてくれたこと・そのあと一度戻ってきたミキさんが「この先アイドルを続けていく中で、アイドルをすることが理由で後悔をしたくなかった」からだと教えてくれた。私はこのことが聞けてほんとうに安心しています。

一度戻ってきたミキさんは、また9月21日のライブから昨日までで長期間同じ理由でお休みに入った。今数えたら14のステージ(私が見れているのは9/21、10/5をのぞく12ですが)を連続して3人でライブしてる。長期間と書いたけど時間にしてみたらたった3週間弱のことだった。たびたび「ミキさんは元気だから心配しないでね」とみんなが言ってくれていて、実際あまり心配していませんでした。この間にステージに立つ3人はとても頼もしくて立派だった!「一人がいなくなってしまった」「仕方なく3人で」「なんとかしのいだ」とかそういう言葉はどれも似つかわしくないような、3人の二丁目の魁カミングアウトだった。言葉選びが難しいけど、4人でのライブと3人のライブは別ものでありながらどちらも紛れもなく二丁魁のライブで、同じように大切でした。

すこし前のバンドツアーからとくに意識して「歌を届ける」ライブをするようになったけど、そのあとまたぺいちゃんは意識して自分の中の課題のために技術的な細かい挑戦もたくさんしていて、その矢先のことだったので、なんだかそのどちらもが作用している気がして、物理的な意味あいだけでなく3人のライブは歌詞がはっきりときこえて、こちら側に届くだけでなく自分にも歌っているように感じることが多かった。ミキさんの書く歌詞が、ぺい筆紅の御守りになっているような。

9/24のナカフェスでのばかあほで「不安いっぱいでそんな風に強くいないと折れそうになる日ばっかで」をまさに言葉通り強く自分に言い聞かせるように足を踏ん張ってステージに立つぺいちゃんを見てたまらない気持ちになって、そのことを特典会で伝えたら「今日そこ!!」だった。同じ箇所をリハで歌ったときに泣いてしまったことを教えてくれて余計グッときてしまった。9/30、シワ「歳をとった今じゃ誰かと〜」で今まで見たことないようなしっとり歌って歌詞を噛み締めてた。同じ日のそのあとの鶴亀、ミキAを分けて歌う筆紅がほんとうに頼もしくて格好良かった!ラスサビで振りを無視してスタンドマイクに力いっぱいに歌って、本来付けられた振りをその通りやるべきとかは置いといて気持ちを届けたかったぺいちゃんが伸び伸びライブをしていたことが嬉しかった。3人体制でできる曲がライブごとに増えていったけどこの日はそれがなくて、夜にツイキャスで「3人での新しい曲を披露できなくてごめんね」と泣いていた。そういうことじゃないじゃん!!(この件は本人に伝えて解決したので省きます)その次の日10/1、ピンポンとノスを振りつき、FGL1部と2部でちがうパラとホモサピをスタンドマイクで披露した。こういう新しい挑戦をたくさん3人で考えて練習してるんだなと思うと頭が上がりません。ホモサピのミキCメロをぺいちゃんが歌っていて、「どうかどうか通り過ぎないでほしい」でこの時間をかんたんに過ごしてはいけないと思った。ダンサバの最後のyou〜のぺいちゃんの低いハモリとか、本来ミキが担当しているいちばん低い音域のパートは3人でそれぞれ請け負っている。4人並びのフォーメーションは1人いないぶん詰めるのでなく3人用に組み直されている。この時点でひとつのライブをこなせるくらいには十分な数の曲ができるようになっているのに、この次の10/4にはパラとホモサピに振りが入っていて驚いた。この人たちは進むのを止めない。そしてこの日初めて歌った人好きのミキパートの落ちサビをぺいちゃんが担当していて、初めて歌うときに落ち前の間奏で自分の鼓舞するように胸を強くどん!と叩いたときの顔が忘れられない。ほんとうに格好良かった。ラストの「誰にも見えないんだから痛みは わかちあえる強さに変えてく」で自分を奮い立たせるようだった。初めて3人で披露する今も尚を歌う前の曲振りで、ぺいちゃんが涙で言葉が出なくなったのを紅さんがカバーしてそれでは聞いてください、と繋いでくれた。紅さんは素直でアドリブがあまり得意でない人かなと思っているので、頼もしかったです。ぺいちゃんが「ミキティーとおなカマに届けます」と声を震わせながら歌ってくれたの「がんばれ」の歌を、言われてる以上にがんばれがんばれと思いながら見ていた。3人でのライブが終わるごとにいちばん「ミキに見せたい」と思ってた。

そしてこの土日10/8-9にみさき公園で30分4本のステージがあった。ぺいちゃんが言葉にしたのを聞いて初めて意識したけど、ミキさんのいない遠征は今までのなかでこれが初めて。ぺいちゃんは年長者(年長者)として責任を持って前に立っていることが多かったと思う。野外のひらけた場所だったためライブ以外のところでもよくメンバーのことが見えてしまっていた。出番の直前にスタッフさんに耳打ちしてなにかを伝えていたり、ライブ中指でおそらく返しとかマイクの音の上げ下げを指示していたり、きっとこれ以外にも裏側で色々なサブリーダーがすべきことがあったのかなと思う。ミキさんがメンバーでありプロデューサーとして表に立っていることが当たり前という言葉では違う気がするけど、いつも当たり前のようにそうあってくれていたこと、こちら側から見える部分だけでもアイドルって大変だと想像できるのにパフォーマーとしてだけでない役割を担っているのは改めてすごいことなんだと実感した。30分×4本で1本のなかに1曲ずつ3人でやる初めての曲があった。青春はなんとなくミキさんがいなかったらやらないのかなと思っていたけど、いちばん遠征先で聴きたい曲でもあるので嬉しかった。あるとしたら青春のCメロを絶対にぺいちゃんが歌うと思っていてサイリウムを用意していたのに野外の昼で光らないしそもそも後方で大運動会していたため全然使えなかった(愚か者)、ほんとうに素晴らしかったです。3人でのライブでぺいちゃんが手を上に伸ばすとき、いつも以上に切実に見えてきれい。音源のミキの声がよく聴こえて、ラスサビで3人で歌うときになんだかとてもミキの存在を感じて、そこにいるんじゃないかという気持ちになったし、一番「いない」ことも実感してしまった。その日の夕方陽が暮れてきてからのノスタルジスター、そしてそのあとに初披露したひふみよ。一瞬の閃光のようだった。「この一瞬を永遠に残すことはできない だから僕を誰かに残さないといけない」と歌われたあとに「忘れないから忘れないでね」と言われて、ぽろぽろ涙が出た。ミキさんとまたここに来たいねという気持ちはもちろんあるけど、この3人で見せてくれた景色と、この人たちの見えない努力や研鑽の部分をずっと大切に持っていたいと思った。2日目にもおそらく1ステージ1曲ずつ新しい曲をやるんじゃないかと友達と話していて、私は無いよ〜とか言っていたのに1ステージ目のはじめにsee you next lifeのイントロがかかってえー!?と慌てた!けどすぐに間奏のところがやりたかったんだなとわかって納得しました。いつもはしゃがみこんだメンバーを一人ずつミキさんが引き上げるのを、ぺいちゃんが代わりにして、そこにいないミキさんのことも引き上げていた。4人の中でいちばん身体の小さいぺいちゃんが大きく見える。この日だけでなくライブのなかの掛け声(?)の部分で何度も「これからも一緒に行くよ!」のような内容のことを言っているのも、ミキさん含め誰のことも置いて行かないと手を伸ばす3人の心を感じたようだった。ラストのステージ、雨が降っていて肌寒い中でのマイノリティーサイレン。ぺいちゃんの吐く息が白かった。「逃げたい 逃げたい 逃げたい 逃げない 大丈夫 まだ進める」シンプルなのに、改めてすごい歌詞。ライブ中お互いを見合うところが多いなと思う中で特にここの意志を確かめ合うような目の強さ、声の力がすごくて、こちらにまでそれがビリビリ伝わってきた。このことを昨日(10/12)にも感じてそのことを伝えたらそこは特に意識してそうしてるのと教えてくれた。最近(4人の時に)始めたアウトロで「うーうううー」と伸ばすミキぺいのところをぺいちゃんが真ん中に立って一人で歌う。最後のステージを終えて雨の中さっと捌けていくぺいちゃんが深く傘をさして先頭を一人先に歩いていくのが見えてしまい、なんとも言えない気持ちになってしまった。ミキがいない中での責任やプレッシャーや孤独がこちら側からは見えなくてもそこにあったのかなあ。強くあろうとするぺいちゃんも、この期間のなかでのすべてを曝け出して力にするような歌も、聴けて良かったし、見れて良かった。本当に格好良かった!私はもっとこの人(たち)の強さの一因であれるようなファンでいなくては、と思った。

ライブのMCやメンバー各々のツイキャスで「この期間も今しかできない経験として積み重ねていきたい」のようなことを話してくれたように、実際とても意味のある時間だったんじゃないかと思います。少なくとも私にとってはそう!ミキさんが休まざるを得なくなったときに、全員がイベントを辞退する道も無かったわけじゃなかったはずなのに、3人でステージに立つ選択をしてくれたこと、ぺいちゃん筆村日がちが誠実にミキさんの歌詞を歌って伝えてくれる人たちだからだと思っています。3人で披露できる曲も想定していた以上に増えてどれも大切な光景になりました。そして昨日の夜にミキさんが戻ってくる!とのお知らせを見たときに、すごく嬉しい!!と同時にもう3人でのライブは(一旦)見れなくなるんだと思うとそれも少しさみしく感じました。これはミキさんのお休みがネガティブなものでないからこその気持ちだと思う。それくらい3人が見せてくれてきたステージは毎回新鮮にどんなものを見せてくれるのかわくわくして、本当に頼もしくて、格好良かった!わたしの宝物です。

そして今後もこの信頼があるから誰でも好きなタイミングに休む選択をしていいのだと思います。はじめに言ってくれていたように長くアイドルを続けていくためにはいつでも選択肢が多いことに越したことはないので、今回のことでそういう環境ができたのなら私は嬉しいし、安心です。

急に昨日が(一旦の)3人の最後だとわかったので、ミキさんおかえりをする前にこの気持ちを忘れたくないなと思ってバーッと書きました。ぺいちゃん筆村日がち、本当にお疲れさま!がんばったね〜!!

4人でのライブも本当に楽しみです。

 

 

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【2022.10.14 追記】

このブログを書き上げたのが13日の昼間、その夜に3週間ぶりの4人でのライブがあり、以下はその感想です。

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2022.10.13

FREE GAY LIVE

@AiSOTOPE LOUNGE

 

耳をすませば

パラレルヤワールド

BAKADEMO AHODEMO

あるある言いたい

やめらんない!とまらない!

病める時も 健やかなる時も

[MC・告知]

三原色カタルシス

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2列目下1.5。影ナレのぺいちゃんの声にかぶせてミキの声がしてうれしくなった。ミキが帰ってきた!始まる前は何の曲をやっても絶対ミキもぺいちゃんも泣いちゃうだろうな〜と思っていたけどそんなことはなく、ずっと楽しかった!開幕耳すまのイントロ。ミキは短く髪を切って赤を入れ直したのかな。本人は太ったと言っていたけどよくわかんなかった。3人(ちっちゃいものクラブ)に見慣れていたので久しぶりに見たミキがデカくてデカ!!って思った。サビで「いくよ!」とかいつものミキの声を久しぶりに聞いてはっとする。それまでに何度も見た4人の光景のうえに、3週間ぶんの3人のライブが身体に染み付いていて、もうそれが自分の一部になっていたことに気づいた。ミキのかけ声はずっとぺいちゃんが言ってくれていた。みんなずっとミキがいる嬉しさが出ちゃってる楽しそうな顔してる。いつも前の方にいるとミキとかなり目が合うけどこの日はミキの目の動きが泳いでいるというかいつもと少し違っていてキョドキョドしてるのがわかった。これだけの頻度でライブをしている人たちが急に3週間休んだら相当影響が出るのかもしれないけど、ミキはお休みの間もカラオケで小柳ゆきを歌って練習していたらしく(友だちの特典会情報より)よく声が出てる。すごい!ラストのミキの「届かなあい」でグッと手を前に伸ばすところ、ミキの大きな手のひらを見てなんだか泣きそうになった。2曲目パラでも、ミキがいる安心感がすごくて嬉しくて。1サビ終わりで筆が目の前でしゃがんだとき丸(筆といつもやる固定ポーズがある)をつくったらわ!って顔しててかわいかった。2サビの「魔法話術洗脳だれか僕を騙して」3人体制のときここはぺいちゃんが歌ってくれていて、そのときの目の強さが脳裏をよぎった。ラストのミキぺいのところ、3人のときはぺいちゃんが一人で歌っていたのを、改めてミキと顔を見合わせて歌ってるときのお互いが信頼の表情だった。ぺいちゃん良かったねえ〜!!「全てかわったようで何一つ変わってない 今はそんなことはどうでもいい」という歌詞、まさに今のこの状態のことだ、ほんとにそうだなあとなった。3人体制での二丁魁のライブ、いちばんばかあほが心に残ってる。この曲がぺいちゃんの御守りになっていると感じる場面が何度かあった。1サビの「不安いっぱいでそんな風に強くいないと折れそうになる日ばっかで」で両足を踏ん張って張り裂けそうになるぺいちゃんは正直すごくすごく良くて、そんな姿を見せてくれることが嬉しくもあり胸が苦しくもあった。ミキが隣にいる4人の二丁魁であるというだけで別ものみたいに晴れやかで優しい歌になっていて、簡単に言葉であらわすなら「安心」だった。2サビの日がちの同じところ「気持ちが込められてたような」、顔をくしゃくしゃにして全力で気持ちを込める日がちにも同じようなものを感じた。3人でのステージを見ているとき「足りない」とかは全く思わなかったんだけど、ミキが3人に与える安心感や豊かさ?うまく言葉にできないあたたかい何かがあって。なんか、すごかったなあ…。と、これを書きながらはっとしたんだけど、「幸せは形はなく目には見えない」って、そういうこと?

久しぶりにあるあるのイントロを聴いて思わずやったあ!って言ってしまいました。ミキの復帰の一本目が自主の・ホームでのライブで良かったと心底思った。(あえてそうなるよう選んでると思うけど)事前提出式のセトリではなく今リアルタイムで歌いたい曲だとわかるから、なんだかセトリだけでもう、だよね〜!って気持ちになる。全員ウキウキで超楽しかった!ラスサビ前のうぉーおー!のところでミキがカメハメ波撃つポーズしてるの初めて見た。ラスサビのみんなが晴れやかでかっこよくて、4人の二丁魁だ〜!!って、最高の気持ちになってしまった。そのあとのやめとま。イントロでぺいちゃんが「やっぱり二丁魁最高!パンパン!」って。え?わかる。1A「この足で会いに行きたぁ〜い!」で両足でぴょん!と跳んだのがあまりにもかわいすぎた!!3人のときに間奏で「すしすし!」と言っていた名残りで口をぱくぱく動かすのもかわいい。C「僕たちの関係は摩訶不思議〜」でくるくる回らなくなったの少し寂しい!あれは妖精さんだった。

君の存在で人生オールオッケー

ってわけじゃないから寂しい日もあるんだけど

君の存在で人生ちょっとHAPPY

そんな幸せ寄せ集めて進もう

ラスサビの歌詞すごいな〜って改めて思った。

やめすこのイントロが流れて、あ〜…となった。「あ〜…となった」以外の言葉で表せない…。なんだかすごく「人生」を感じてしまって、サビで4人がニコニコして小指を立てている顔を見てたらこちらも笑顔なのに涙がぽろぽろ出てきた。やっぱ「安心」なのかな、この光景をずっと見たかったのかもしれない。間奏でミキぺいがくるくるするところでミキは振りがよくわかんなくなっちゃってて二人であれ?って笑ってた。ぺいちゃんはライブ中ずっと笑顔だったけど、「この地球では皆同じには幸せになれないことを知った」ここで細めた目をうるうるさせていて、それがすごく綺麗だった。「ならせめてその瞳にうつる人たちは君たちだけは」のときにぺいちゃんのうしろにはミキがいてくれたのを見て、この曲だけは誰かがいない状態ではできなかったのかもしれないと思った。

ミキの落ちサビ。

一人はみんなのため

みんなは一人のため

それよりもまず自分のために

生きてみませんか?

この歌詞が今までにないくらいどんぴしゃでわああってなった。これを他の誰でもないミキが歌ってくれて、それを見守る3人の光景を見てああこれが二丁目の魁カミングアウトなんだなあとなった。ここだけすこし泣きそうになっているように見えたけど気持ちよく歌い切っていて、晴れやかで穏やかなミキの顔を見れて良かった。アウトロで一人ずつ顔を見合わせるところ、対ぺいちゃんのところしか見れてないけど、それぞれのほぐれた笑顔を見て心底ほっとしてしまった。あ〜なんか、良かった〜。

すこしのMC。「3週間ぶりのライブです。みんなただいまー!」って嬉しそうなミキ。「今後ももしかしたらお休みさせてもらうことがあるかもしれないけど、私は絶対に歌うのをやめることはないので安心してください」のような話をしてくれた。その心配は(わたしは)していなかったけど、長くアイドルを応援しているとそれを言葉にして口にしてもらえることがどんなにありがたいことかわかる。嬉しかった!

最後は絶対2曲のうちのどちらかと思っていて、そのうちのひとつだった。三原色!嬉しすぎて大暴れした!!「赤く光る強さ抱えて千年経っても「ひとつ」諦めない」がこれまでにないくらいの強い歌いきりだった。ミキ〜〜!!ここの赤はずっと、3人と、ミキのことを大切に思うひとたちが守ってきてくれた光。「幸せに手を伸ばした瞬間」でかがんだときのぺいちゃんの顔を覗き込んだら、抑えきれない笑顔で歌を口ずさんでいて嬉しくなっちゃった。落ちのファインダーの向こうでもはちきれそうなくしゃーってした笑顔。良かったねえ〜!

赤く青く黄色いままいつか

笑い合える日まで

この先どんなことがあっても、この曲たちが心にあれば大丈夫なのかもしれないと思った。

3人のときにも思ったし具体的にいつからかは覚えていないのだけど、ありがとうございました!のあとのお辞儀の時間が長くなったなと思う。それだけでもなんだか心がきゅっとする。

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この日やった7曲のうち5曲は、3人体制でも何度も聞かせてもらった曲。はじめにも書いたように、これまで見せてもらった3人での光景がしっかりと自分のなかに刻まれていることを感じたライブだった。それと同時にやっぱり4人のライブ嬉しいな〜という気持ちでした。この感覚を絶対に誤解なく本人たちに伝えたいと思うのだけど、二丁目の魁カミングアウトは、やっぱり今のこの4人でなくては、と思います。でもフルメンバー揃っていないのがダメなのではないです。「やっぱミキがいなくちゃな〜!」なんだけど、ミキがいなかったらダメだな〜!ではないというか。わたしの見てきた3人のライブは、ミキがいなくても、その意志を継ぐ3人の魂そのもののようだった。誰かがいないことを他の誰かが補い合って、足りないところを埋めるだけでなくそれをパワーに変えられることがこのチームの強みだと思います。今回の経験はそれが一層強くなったような気がします(ここを何度書き直しても偉そうな感じになってしまう…)

私がぺいちゃん推しだからそう感じ取ってしまうことかもしれないけれど、ミキが帰ってきた昨日、ライブ全編を通してぺいちゃんがあまりに嬉しそうで、肩の荷を下ろしたような軽やかですっきりしたパフォーマンスをするから、ずっと良かったねえ良かったねえという気持ちだった。3人でいる間はパフォーマーだけではいられない面がやはり多かったのかなと思う。でもそれは決してネガティブなものではなくて。3人の間、影ナレで必ず「3人体制ではありますが、気持ちは4人でライブをします」と言ってくれていた。リーダーの留守を守る責任と重みを背負ったぺいちゃんは本当に本当に格好良かった。歌詞を味方につけて闘う戦士みたいだった。ぺいちゃんが中央に立ってミキのパートを歌うときの背中、筆紅がしっかり見てたんじゃないかなと思います。ぺいちゃんはすごく大変だったと思うけど、わたしはそんな姿を見れて良かった。何度も言ってしまうけど、そうやって強くあろうとするところ、大好きです。

 

 

特典会ではミキにおかえりをした。軽い感じで言っちゃったけど顔を見れてほんとうに嬉しかった!ミキが久しぶりにゆいっこポーズ(※私のモノマネがだんだん悪意ある誇張をされ紆余曲折あり固定ポーズのようになったもの)をしてくれて嬉しかったけどヤバい顔してるからえ!?ってなって笑っちゃった。

ぺいちゃん(と、みんな?)がライブ前に追記する前のこのブログを読んでいてくれたらしい。

最後のステージを終えて雨の中さっと捌けていくぺいちゃんが深く傘をさして先頭を一人先に歩いていくのが見えてしまい、なんとも言えない気持ちになってしまった。

「あのさあ!あの傘のとこ!あれ見られてると思わなくてびっくりしちゃった。泣きそうになっちゃった」わたしもこれを言われてちょっと泣きそうになっちゃった!そのほんの一瞬のことが心に留まったのってやっぱり気のせいじゃなかったのかぁって。見えちゃってごめん!こちら側から「わかってるよ」とか「がんばったね」って言うの、どんな立場だよとは思うんだけど、それでもほんとにがんばってたのわかるから言いたい。がんばってくれてありがとう。ミキが安心してお休みできたのは紛れもなく3人が3人だからだと思う。

そしてミキは、3週間ぶりのライブでキョドキョドしてるところもあったけど(「あたしなんて喋ったらいいかわからなくて初心者みたいになっちゃった!!」とかMCで言っててかわいかった)、会えなかった間も充実した時間を過ごせたのではないかなと想像してしまうような満ち足りた顔をしていてほっとした。今回のことは「出れない」じゃなくて「出ない」という選択だった。これからも自分の休みたいタイミングで休んでほしいです。人生において後悔しないことって本当にむずかしいけど、なるべく自分の選択で心が穏やかでいれますように。ミキだけでなくみんながそうあって欲しいです。わたしは心配とかはほぼしてなかったと思うのだけど、昨日ライブが終わってからよくわからないフワフワした安堵の気持ちがあって、急に糸が切れたみたいになりました。はあ〜ほんと、良かったな…。

この3週間で見たもの全部大切にします。忘れないね。