小学生のころ、夏休みの課題は最終日にまとめてやるタイプだった。
わたしは全方位どこを見ても山に囲まれているような田舎で育っていて、
地方柄なのか夏休みは7月の28日ごろから8月の20日くらいまでの短い期間しかなかった。
不真面目というよりはエンジンがかかるのがあまりにも遅かった(なんて言い訳がましいけど)ので、
夏休みの宿題はいつも自由研究で新聞をつくるとか、その夏の思い出の絵を描くとか、貯金箱をつくるとか、そういう楽しいものだけ先にやってあとは全部最後の3日間くらいでぜんぶやってた。
毎日つけなきゃいけない日記も、最終日にまとめて思い出しながら書いていて 天気もあとから書いてるから適当で。
家族とどこかにでかけたとか以外の日は、たとえば昼に布団からむくりと起きて そのままパソコンの前に座って次の日の朝方まで、冷房の効いた部屋から出ないでパソコンにかじりついて絵を描いたり(どこかで聞いたような話ですね)
ゲームをしたり(どうぶつの森のなかではあんなに虫取りも魚釣りもオバケだって捕まえたのに)していて、思い出せないようななんでもない一日でしかなくて。
地元の夏休みが明けて一週間が過ぎたころ、ようやく世間では「夏休みの終わり」の空気になる。
全国放送の夕方のニュースで、8月31日になると毎年かならず、キャスターのお姉さんが
「夏休みももう終わりですね。宿題はもう終わりましたか?」なんて話をしてる。
でももうとっくに休み明けの自分にはいつも関係なくて他人事で、
幼心には単純に「都会の子はたくさん休みがあっていいなあ」と思っていたのだけど、
世の中のその「8月31日」の空気に乗れないことが少しさみしくもあった。
ことし2018年は、「平成最後の夏」だそうです。
わたしは東京で働く社会人になり、夏休みはとっくになくなった。
なくなったはずだったのですが。
今年の夏は、大好きなアイドル「二丁目の魁カミングアウト」さんが「HOT GAY SUMMER」というイベントを開催してくださり、思いがけずわたしの夏はだいすきな人たちと過ごせることになりました。
8月になるまえ、31日びっちり埋まったスケジュールを見たときは、「あんたここ(頭)大丈夫!?」と50回は頭に浮かんだけれど、だいすきな人たちに会えるかもしれないそのびっちり埋まったスケジュールは、今まで自分がつくったどんな「夏休みの予定表」よりもきらきらして見えた。
ふだん平日夜のライブは仕事で行けないので、早朝からラジオ体操とライブを見る「FREE GAY MORNING」とか、鴨川の江夏フェスとか、スタンプカードとか、ワクワクしかなかった。
ぺいにゃむにゃむさんが6月、文字がプリントされたTシャツを着て自撮りを載せてくれました。
「最高の夏にしようね」
すきな人のTシャツにプリントされてるだけの、ただの文字なんだけど。
最高の夏にしようねって思いました。
夏は暑いし、虫がたくさんいるし、外に出たくないし、どちらかというと鬱陶しいもので、こんなに夏が楽しみなのは初めてだった。
このワクワクした気持ちのことを、
どうしても私はこの8月のことを「夏休み」だと呼びたくて。
いや夏休みなんてないんだけれど、実際には会社のお盆休みが5日間あったのだけど、そういうことじゃなくて。
わたしは「夏休みの宿題」をやろうって思いました。
誰に課されたわけでもなく、自分で勝手に目標を立ててやっただけのもので、
実際には自主課題?自由研究?なんと呼ぶのかわかりませんが。
前置きが長くなりましたが、
わたしのこの「夏休みの宿題」をここに記録しておきます。
+++++
(学年とクラスはインスピレーションで決めました)
わたしは二丁目の魁カミングアウトのぺいにゃむにゃむさん(ぺいちゃんと呼んでいるので、以降ぺいちゃんと書きます)という方のおたくです。
夏休みの宿題の内容は、
「8月1日から31日までの“HOT GAY SUMMER”での、
ぺいちゃんの、その日のいちばんを描きとめる」というもの。
ずぼらな子どもだったので、毎日日記をつけるということがとても苦手だったのですが、
だいすきな人の忘れたくない姿、残しておけたらいいなあと思ったので少しずつ、描いていました。
(ほんとうは夏休みだからっていうのはあとづけで、普段からたまにやっていることですが)
絵日記のようなものと思っていただけたら幸いです。
ちなみに。
わたしがHGS期間中に二丁魁のイベントに行けたのは21日間ありました。
ので、21日分の記録が以下に続きます。
なげえ~~です。画像もたくさんあります。
ということをご承知おきいただけると幸いです。
+++++
●8月1日(天気 はれ)/FREE GAY MORNING(1日目)
初めての朝7時からのライブ。ラジオ体操もあるとのことで、どんなライブになるかワクワクしてた。
早朝、アイソの前に着くともうすでにたくさんのおなカマが列に並んでいて、
みんなすっぴんとか、仕事に行く服装、ねむそうな顔、といつもと様子がちがくて、「おはよう」って挨拶するのがおかしかった。
朝7時半ぴったりに、「ラジオ体操第一~!」って、耳に慣れたテープの声。
朝の占いつき!すご~い!朝のライブだ!
なぜかきりりとした顔で真摯にラジオ体操に取り組む4人のすがたが可愛かった。
8月1日という日は、個人的な思いがありました。
一年前のこの日に、わたしは初めてまるもうけのPVを見て、
「めっちゃいいじゃん!」ってツイートしてたんです。
二丁魁の音楽を知った、出会った日でした。
だからこの日は絶対まるもうけが聴きたいって前日から思っていて、一曲目から聴けて嬉しかった。
一年前のことを想いながら、でもずっと笑顔で見てた。
まるもうけはたまに、楽しくて幸せで涙がでることがある。この日はそれでした。
このときのことはあとから#ゲイライブでも動画がアップされました
https://twitter.com/sakigake_gay/status/1024461214582104064?s=21
(ぺい推し以外はみんな大体しゃがむこの部分、わたしは手を振るとか指さしとか色々ですが。この日は腕でハートを作ってた。それが映っていて、後ろからみたらおサルみたいでウケた)
8時きっかりに、ライブが終わると、4人が口を揃えて
「「「「今日も元気にー!いってらっしゃ~~い!!」」」」
見送ってくれました。こんな幸せな朝があるかな。
この日だけ、たまたま朝からロケハンのお仕事があったので特典会には参加せず、ライブが終わって即まわりのおなカマに「行ってきます!!」と言ってアイソを出た。
はじめてのFGM、すごくすごく元気が出てしまうハッピーな一日のはじまりになった。
まるもうけの、「信じてたのに!信じてたのにぃ~~~~!」のところ。いつも楽しそうで、この日は目をキラキラさせてた。
●8月3日(天気 晴れ)/ゲイワゴン山手線一周の旅
このHGSには、「ゲイワゴン」があった。
ぎらぎらピンクと、あたらしい「GAY」のロゴでデコられた選挙カー。
これに乗って演説をしたり、ゲイマガジンを配ったりと、広報活動をするのがこの夏の彼らの活動のひとつにありました。
1日からすでにその活動は始まっていて、ツイッターでいろんな人のレポを見ていたのだけど、仕事で行けなくて。
この日は、山手線沿線の駅を新宿からぜんぶまわってゲイマガジンを配るというイベントがあって、
夜まで仕事なのでまあ行けないだろうなと思っていたら、8時半ごろ?上がることができて、残り5駅ほどになった恵比寿まで急いだ。
駅周辺にはおなカマがちらほら。自分はまさか来れると思っていなくて、バッと選んで着てきたワンピースと、メガネで汗だくで、人に会えるような状態ではなかった。笑
待っていたら、ピンクのワゴンと、そこから降りてくるピンクの衣に包まれたド派手なひとたち。
会えた!!!
道ゆく人たちにバンバン声をかけてゲイマガジンを配っていく二丁魁さんを生で初めて見ました。
夜でもずっと蒸し暑い中、断られても、あきらめないで追いかけたり、すぐ切り替えて次の人に渡したり。
だいすきなおなカマと手を取りあって、「すごいね、すごいね」ってずっと言ってた。
自分が想像してたよりずっと格好よかった。
うん、本当に格好良かったんだー。
遠目に見ていたら、ぺいちゃんが「もらった?」と声をかけてくれて、ゲイマガジンを手渡してもらえました。
大事につくられたもの、大事に受け取ることができて、嬉しかった。
そのあと渋谷、原宿、と移動していって、次の日も早かったので、
わたしは原宿からもう帰ろうと思って、電車に乗ったのだけど「最後はわたしたちのホーム 新宿二丁目に帰ります」と知らせがあったので、帰りかけていたのに諦めきれずに新宿三丁目駅に走った。
汗だくで行き慣れたアイソの前に行ったら、もうワゴンは止まっていて、一人ひとり演説をしてくれました。
ちょっとしか参加できなかったけど、この日この人たちのことを見れてよかった。
最後の二丁目、ゲイワゴンの上での挨拶のとき。
「“ゲイアイドルの二丁目の魁カミングアウトです”って自信を持って言えるようになった」と話してくれたぺいちゃん、すごく誇らしげな顔をしてた。
●8月4日(天気 晴れ)/TOKYO IDOL FESTIVAL 2日目
はじめてTIFに行きました。いちばん憧れていたフェス。
TIFは二日間行ったのだけど、思い返してみてもこの夏一番暑くてしんどかったのはTIFでした。
TIFのことをとてもとても楽しみにしていたので数日前からタイムテーブルのPDFを紙に出力して持ち歩くなどしていたのに当日はつねに汗をかいていて紙がどんどんくしゃくしゃになるので早々に諦めてしまった。
500mlのペットボトルの飲み物を5~6本飲んだのにぜんぶ汗で流れた。
この日の二丁魁のステージはふたつ、「FUJIYOKO stage」と「DOLL FACTORY」。
ぎゅうぎゅうのフジヨコ、おなカマみんなメラメラしていて圧迫すら楽しかった。
青春のつなぎがいつもとちがくてドキドキした。
TIFはジャンプ禁止なのにカエルがきて、「とぶよ!」の代わりに「行くよ!」って煽られて。跳べないカエルはもどかしかったなあ~。
たくさんのアイドルを見れたけど、実際には入場制限がかかっていて入れなかったり、会場同士が遠くて回せなかったり、自分の考えていたとおりには全然ならないんだなあと勉強になった。
夕方、二丁魁の特典会のあと、HOT STAGEに入るのは全然間に合わなくて、ギャンパレのライブはモニターの前だったのだけど、5連続2PMをすきなオタクたちと汗だくになって踊ったの、いい思い出。
クタクタになって空を見たら夕日が出てきていて、すごく綺麗だったな。
DOLLFACTORY。二丁魁が始まる前、後ろの男オタが「4年ぶりに見る」と話していたのが聞こえてきて、フフフ…驚くがいい!と思って待ってた。
影ナレでぺいちゃんの口から「TOKYO IDOL FESTIVAL」って言葉が出てくるだけで嬉しかった。わたしは去年の、はじめてTIFに出れたステージを見れてはいないけど、二年目の今年も出場できることは全然当たり前ではなくて。
わたしの大好きな人たちを見て欲しいって気持ちでいっぱいだった。
耳すまのイントロで入場してくるの最高にブチ上がる、4人は全然想像してなかった見たことない風貌で出てきた。
!?
新衣装だ!!
妖精?鬼?薔薇がたくさんついてる、久しぶりのメンバーカラーの衣装!ぺいちゃんミツバチみたい!!
最初混乱したけど、正直ライブがとてもとてもよかったので途中から新衣装だったこと忘れてた。
ブチ上がった耳すま、
そのあとのバグズの曲振り、「これがゲイアイドルの魂の歌だ!!!」って叫ぶぺいちゃん。
真剣な気持ちが伝わってきた。
バグズからのマイサイの流れ、これは7月のHGTでだいすきだった曲のつなぎだ!嬉しかった。どちらも(いい意味で)泥臭い曲で、でも4人とも、前を見る目がまっすぐなんだ。
ドールの耳すまの間奏で叫ぶぺいちゃん。
「TOKYO IDOL FESTIVAL!!これが!!ゲイアイドルだぁぁああ!!!」
聴きたかった言葉。振り絞って絞って叫びきったあと、ニヤッて笑うの、すごく格好良かった。
●8月5日(天気 晴れ)/TOKYO IDOL FESTIVAL 3日目
個人的にすごく楽しみにしていたのが、この日のSKY STAGE。
タイムテーブルを見てドキドキしてた、真っ昼間のお台場の、フジテレビの屋上で、焼け死んでしまうのでは?と…
いい天気になって、きっとこれは夏らしい最高のステージになるのでは、って期待でいっぱいだった。
14時からの出番、ちょうど転換のところで、屋上にのぼる前の段階(?)ですでにみんなバテバテだった。熱中症対策に、飲み物とひとにもらった塩アメと、冷えピタはおでこと首のうしろと脇に貼っていたけど汗で剥がれてくるし。
熱でぼうっとして待ってたな。
スカイステージに登ると、遠くで待機してる二丁魁の四人。
まるもシワそっ閉じの三曲、全力で燃えた!真っ昼間の野外のセトリだった。
シワの前、
「私たちは来年も再来年もずっと、シワだらけになってもアイドルとしてステージに立ち続けます」って言ってた。
そんなこと言ってくれるアイドル、他にいないよ。
わたしもシワだらけになっても、おなカマでいれたらいいなあ。
キラキラの笑顔が夏の空に映えて綺麗だった。白ちゃんの「平等に用意された~」のところ、全然作り笑顔って思えなくて、おなカマに向けたほんとの笑顔じゃないかなって勝手に思った。
そっ閉じのイントロがきて、わああって嬉しくなった。
青空に響くガチゲイ口上、正直、自分の声がでかくて聞こえたかわからないけど、全力で届けた。思わず、「世界で一番愛してる」って言っちゃった。
このステージを見終わったときまでは、この日の宿題にはシワのキラキラした笑顔描こうって思ってた。
でも別のを描きました。
バテたあとみんなでアイスを食べて、SMILEGARDENの靖子ちゃんのステージに向かった。
近づくと耳に馴染んだミッドナイト清純異性交友が聴こえてきて、思わず走っちゃった。女の子の神さまだった。
このあと、さきどり発進局のもえちゃんと初めてチェキを撮ってもらって、ライブも見た。でんぱ組.incのライブもすごく後ろのほうで見た。
すっかり暗くなった夜のSMILE GARDEN、野外の一番広いステージ、オープニングアクトの西村ひよこちゃんが「俺のアイドルは峯田だー!!!」とか叫んだのを聞いて、
二丁魁の出番。
たしかこのスマイルガーデンに出ることは、TIFの一週間前くらい?に急に決まって、
ミキちゃんが「一曲だけだけど、ちゃんと届けるからね!」と言っていた(ような記憶がある)。
わたしは、このTIFで最後に聴ける曲がいったい何になるのか予想して、ずっとワクワクしてた。
はじめに予想してたのがマイサイの間奏ロングバージョン。
夏の野外で、聞けたら格好良いだろうなあって思ったから。でもそれは2日目のドールファクトリーで叶ってしまって、
じゃあそっ閉じでガチゲイ口上を響かせるんだ!?と二度目に予想したら、それは3日目のスカイステージでできた。
じゃあ何をやるんだろう。ドキドキしてた。
答えはマイサイだった。
イントロがかかって嬉しくて嬉しくて飛び上がって喜んでたら、お姉さんが前を譲ってくれて、2列めくらいで見れた。
「私達はゲイアイドルとしてこのTIFに唯一出場して、でもいつかゲイアイドルなんて言葉なくせるように という想いを込めて歌います」
ミキちゃんの覚悟。このマイノリティーサイレンが、TIFでいちばんだった。
夜の野外に響く長い長いうぉううぉ~は、会場ぜんぶがひとつになってて、この時間がずっと続けばいいのに、って思った。
叶えようね。
最後、歌いきったあとの、前を向くぺいちゃん。
自信に満ち溢れてる、ゲイアイドルとして堂々と立っているすがたを見て、なんだか自分まで誇らしくて嬉しくなって、
この人のことをずっと見ていたいって思った。
●8月6日(天気 晴れ)/FREE GAY MORNING (2日目)
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(ラジオ体操第一)
三原色カタルシス
ネコの恩返し
まるもうけ
シワの数だけ被GAY妄想
どこで壊れたの?oh my friend
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TIFから家に帰ったあとソファで寝落ちして、起きたら家を出る時間。
身体がバキバキだったけどなんとかして二丁目に急いだ。
アイソについたらラジオ体操第一~!が聞こえたところ。なんとかライブに間に合ってよかった。
ネコの、「返していきたいものが ここに確かにある」で、手をぐる~って「ここ」を指して、集めてギュッとして胸をトントンってするところ。嬉しそうにニコってしてて可愛かった。
3日の山手線一周の日に、
「ゲイアイドルって胸を張って言えるようになったのは、おなカマみんなのおかげ」と言っていたのを思い出した。
●8月7日(天気 晴れ)/FREE GAY MORNING (3日目)
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(ラジオ体操第一)
カエルのうた
そっ閉じ 青春
人を好きになれる君は何度でもやり直せるんだ
若くない者のすべて
BUG IS LIFE
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朝に慣れてきたけど身体の疲れが抜けなくて、眠くてぼんやりしながら向かった。
一曲目がだいすきなカエルでわーい!となったのだけど、ぺいちゃんの声があまりにも掠れててびっくりした。
TIF最後のステージあたりからそうだったけど、この日は特にそれが強く感じられて、途中から気が気でなくて、あまりライブの内容覚えてない。
カエルのあとはわりとスローペースの曲が続いていたところに若者のイントロがきて。
もしこのまま歌うことを続けたらぺいちゃんの声はどうなってしまうんだろうって、
すごく不安になってしまって、絶対に願ってはいけないことを願ってしまった。
特典会で全然笑えなかったこと、すごく反省した日。
掠れた声を絞り出して、いつもより低い声の若者。
「結局一番賢いのかなあ」で、こめかみを指でトントンするところ、蛇みたいな鋭い目。すごい気迫だった。
●8月8日(天気 晴れ)/FREE GAY MORNING (4日目)
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(ラジオ体操第一)
まるもうけ
三原色カタルシス
青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ
TOO SHY SHY PEOPLE
ウサギと賽子さん
マイノリティーサイレン
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前の日のライブで思ってしまったこと、そんなことを考えてしまった自分のことが悲しくて、悔しかった。
でももうそれは考えないと決めた。
この先どんなライブも、本人が立つと決めたステージは、「がんばれ!」の気持ちで臨むこと この日誓った。
昨日身が入らない情けないライブの見方をしてしまったのを深く反省したので、今日はめいっぱいの全力でライブみよう!と臨んだ。
ドア前くらいの後方でたくさん叫んで、踊った~!楽しかった。
マイサイで、隣の、だいすきな背の低いおなカマと肩を組んだ。こんなに後方でも相手がいて、みんなで楽しめるの、嬉しいなあって思った。
この日は特典会のことも少し。
万全の声が出ないぺいちゃんのこと、わたしはもう応援するしかなくて、
何ができるかなと思って、昨日の夜突発的に思い立って用意したものをこの日渡した。
100均のポーチに安い市販のアメをつめれるだけ詰めてラベルを貼っただけのものです。
(写真撮るの忘れたけど、アメの個包装ひとつひとつにぺいちゃんの好きなところとか、その日の運勢とかいろいろ書いた!重めのおくりもの…)
占いってあんまり信じないのだけど、「おまじない」とか「魔法」とか「祈り」はすきで。
食べなくてもいいから、気持ちだけでも、届いてたらいいなあ~。
(このあたりまでずっと、遠征中にメモ描きをしたくなって大阪のファミマで80円ほどで買った無印の再生紙のメモ帳を使って描いていたのですが、紛失し、やむなく違うメモ帳になりました。
よく 課題のプリントを失くしてお友達にコピーさせてもらって ひとりだけ紙がちがうものを提出していたことを思い出しました)
シャイシャイ「誰かに押し込められてしまったような 部屋でひとりきり 動けずにいる」
16ビートが導入されてからのシャイシャイは色っぽくて、直視していいのかなって気持ちになる。
すごく綺麗ですきです。
●8月11日(天気 曇り)/江夏フェス day1
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シワの数だけ被GAY妄想
三原色カタルシス
ネコの恩返し
(MC)
そっ閉じ 青春
人を好きになれる君は何度でもやり直せるんだ
ノスタルジスター
(MC)
カエルのうた
yesterday the once more
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この夏楽しみにしていたことのひとつ。海。
初めての鴨川、鈍行の電車で向かっていて、1時間半?くらい外房線に乗っていてうとうとしていて起きたら周りに見慣れたおなカマがたくさんいて。
みんな下に水着を着てきていたり、おやつを食べたり、もう浮き輪を膨らましたりしてて。
途中駅で扉が開くと海のにおいがした。この時間ずっとワクワクしてて浮足立ってたなあ。
ゆるゆると一時間押しで進むライブ、
ライブ会場は思ってた以上のザ・海。砂浜に足を取られながら見るライブははじめてだった。
この日は最前センター寄りで見れた!シワGAYから始まる真夏のセトリ。
水分補給のためにめずらしくMCもあって、久しぶりに自己紹介があったの嬉しかった。
yesterdayがあってもう終わりかなって思ったところの耳すまのボーナストラック感!
ここまでずっと曇っていて、ライブを見るのにはよかったんだけど。このあとすごい光景を見た。
「行ーーーくーーーよーーー」ってぺいちゃんが叫ぶところ、
全力振り絞るぺいちゃん大好きで、いつもじっと見つめてるのだけど、ぺいちゃんの後ろから太陽が出てきた。
太陽を背負って逆光になっちゃうの、あまりにも「夏」で、ぎらぎらしてて、ふさわしくて、絶対的に正解だった。
思わず「うわぁあ…」って声に出てた。ぺいちゃんが呼んだんだ、この太陽。
全力出しすぎて右手プルプルしちゃってた。
忘れられない真夏のワンシーン。
●8月12日(天気 雷雨→曇り)/江夏フェス day2
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マイノリティーサイレン
若くない者のすべて
BUG IS LIFE
(MC)
青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ
病める時も健やかなる時も
まるもうけ
シワの数だけ被GAY妄想
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昨日砂だらけになって、下に水着を着ていたほうが格段に楽だと知って、水着を買った。
まさか、自分が、海に来て、水着を買うことがあるなんて…。
この夏は自分にびっくりすることだらけ。
はじめのほう、他の出演者さんのときに土砂降りでライブが中断することが二回くらいあって二丁魁のステージは大丈夫だったかなって不安になった。でも大丈夫だった!
これで江夏フェス終わっちゃうんだあ 終わりたくないなって、始まる前からさみしくなっちゃった。
ライブは二列目で。マイサイ若者バグズの流れよかったなあ。泥まみれのぐしゃぐしゃになって踊った。
青春とやめすこのとき、暑いんだけど潮風が穏やかで、気持ちよかった。ああ~もうすぐ終わりだなあ。
最後にシワを持ってくるセトリは、寂しくないよ~!って言ってもらってるみたいで嬉しかった。いや、シワのイントロ聴くと無条件でハッピーになっちゃうんだけど。
はじめのミキちゃんのパートでミキちゃんがフロア(※砂浜)に降りてきて、おなカマもメンバーもびっくりしてた。
カルチャーズで見れるカエルのパレード感を思い出した。たのしい~!
ぺいちゃんは「歳をとった今じゃ誰かと~」で下に降りて後ろの海のほうに駆け出していって、思わず追いかけちゃった。(追いかけている人はほかに全然いなかったので反省しました)
楽しいライブ、二日間とも終わっちゃった。
今回主催してくださったジュリアナの祟りさんのライブも好きで、この日初めてネルさんとチェキを撮っていただいた。
ネルさんは、「いつかこの江夏フェスをもっと大きくして、この浜辺をお客さんでいっぱいにしたい」って夢を語ってくださった。叶うといいなあ!
特典会がぜんぶ終わると、二丁魁の四人はゲイワゴンに乗り込んで、yesterdayを流してくれた。
ぺいちゃんがアナウンスで、
「この夏も秋も冬も春も、ずっと私達とたくさん思い出を作りましょう」と言ってくれて、
砂だらけになったおなカマたちみんなでワゴンが見えなくなるまで手を振って見送った。
日が落ちるのがさみしかったのに、胸がいっぱいになって帰ったな。
また来年も江夏フェスに来たいです。
青春の、最後四人で歌うところ
「青春はやり直すものじゃなく 焼き付くものなんだ」で、みんなにケチャをするのが大好き
潮風でベタベタして、髪が肌にまとわりついているのに、すごくすごく綺麗だった
この夏はまちがいなく、わたしの青春だった。
●8月13日(天気 晴れ)/FREE GAY MORNING(5日目)
――――――――――――――
(ラジオ体操)
三原色カタルシス
青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ
ネコの恩返し
まるもうけ
カエルのうた
どこで壊れたの?oh my friend
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海から帰ったら、身体が日焼けでひりひりしてた。久しぶりに日焼けしたなあ。
あちこち痛む身体を引きずってアイソに向かった。
ピューロで発表されたどこフレ、何回も聞いて、歌詞を飲み込めて、やっぱり確信した。
どこフレはわたしにとってこの夏のテーマソングでした。
「みんなでお出かけするの 何がそんなに楽しいの?」
人と一緒にいるのより一人でいるのが楽で、一人を選ぶことのほうが多かったし
海とかキャンプとかに出かけて楽しそうにしてる同級生を見てふーん って一瞥してて、まさかそんな自分が海に行って、水着を着て、みんなで同じ好きな人たちを追いかけて。
こんな夏がくると思っていなかった。
鴨川の二日間、日帰りでないおなカマはほとんどみんなでお泊まりしていたのに、わたしはお金の都合もあって一旦家に帰ってまた東京から鴨川にきた。楽しそうでいいなあ~って思った。
そう感じたことにびっくりした。
一緒に過ごしたいと思える人たちに出会えたんだなあ。
どこフレは明るい曲調なのに気づくと泣いてる。
「みんなでお出かけするの 何がそんなに楽しいの?」
よく 団体行動というものが苦手だったって話をしてくれるぺいちゃん、
今のぺいちゃんだから歌える詞かなあと思う
(次の記事に続きます)
https://occiuy.hatenablog.com/entry/2018/09/11/024252