僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね

声[2023.2.11]

 

2023年2月11日真冬のサマー、二丁魁さんははじめての日比谷野音、そして2020年2月のコロナ前最後のライブから約3年ぶり・現体制では初めての声出し解禁ライブ。長く待っていたこの日のことをずっと忘れないでいたいと思う。

 

去年の夏頃から少しずつ「声出し解禁」という文字をアイドルのライブハウス以外でも見かけるようになった。今まではそれが日常だったのにそんな言葉が生まれてしまうほど感染症の蔓延は長きにわたってマスクのある生活はいつのまにか日常になってしまったことに気づく。2020〜2021年は「自粛疲れ」とかいう言葉があったのすらなくなるくらい今はこっちが普通。当たり前だったライブが突然奪われたこと、それももう3年前なのか〜と思う。3年は長い。ライブができなくなって、顔が見れなくなって、直接は会えなくても長い間配信でトークやライブをしてくれるようになって、有観客(この言葉も昔はなかったのに!)でライブができるようになって、特典会ができるようになって、そこからも少しずつ少しずつあの頃を取り戻すような、ここに至るまでにあまりに色んなことがありすぎた。ステイホームで身動きが取れなかったときに旧事務所から独立して二丁魁がふたりになったこと、新メンバーを募集してふたりが入ってくれたこともこの同じ3年間のうちに起きたことだ。ジジババ期2021年10月の無観客オンライン配信で開催されたTIFを見ていてもたってもいられなくなり、そのすぐ後のオンライン特典会でミキぺいのふたりにガチゲイ口上(メンバーが変わったため改変したもの)をライブのときと同じように叫んで伝えたとき、ぺいちゃんはすこし泣いていた。

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そのときはそのときのさまざまな気持ちがあったと思うけど、あれだけ本気でアイドルをしている・ライブを大切にする人たちが突然その機会を奪われたこと、こちらの声が聞けなくなったことはあの人たちにとってどれだけのことだったんだろうと、野音を迎える前日、眠る前にそのときのことを思い出して、明日になったらまたひとつあの人たちが報われるのかなとか考えてちょっと泣いた。

ステージで歌を届けてくれること、それに対してのこちら側からの言葉や声援というのは、言葉で「嬉しいよ、ありがとう」と伝えてくれる以上の気持ちなのかもしれないと思っていて、私なんて…とかは絶対言わない。真冬のサマーでうちの人たちが声出し解禁することがわかったときはやったー!声出しだー!イェーイ!って嬉しくて何を言ってやろうか遊んでやろうか喜ばせてやろうかって謎の(?)使命感であんまりそういうこと考えていなくて、いざその時を迎えるまで自分がどんな気持ちになるかわからないな〜と思っていた。

 

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当日は前日の雪もようが嘘みたいなすっきりした晴れ。捻くれた人間なので晴れ女とか雨女という概念が好きではないんだけど(人間ごときが自然を左右するわけないじゃんと思ってしまうため)、外出た瞬間天気がよくて嬉しくてあっぱれは持ってるな〜と思っちゃった。珍しく待ち合わせよりかなり早く現地に着いて声出しの声出し(?)として一人でカラオケに行った。友達と合流してからもセトリを予想したり口上の打ち合わせ(?)をしたりしてずっと落ち着きがない。ちなみにこのそわそわした感じは二丁魁の出番が終わるまで続きました。

自分自身も初めて足を踏み入れる野音、声出し解禁が決まってから優先チケットを取り直した。前方のステージの近くから後ろを振り返ると思ってた以上に空が広く見えて、ステージから見える景色はきれいだろうな、きれいだと良いなと思った。去年のあっぱれのワンマンもおとはすの卒業公演も理由をつけて現地に行かなかったのは、どこかで好きな人たちと同じ初めてを共有したい気持ちがあったからなのかもしれない。

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開演前に近くの友達で輪になって二丁魁の円陣をまねしてやった。あれ良い!勝つ!って気持ちになった!開演からずっとどのグループも見ていたけど、どこのオタクも楽しそうにコールしてて、それを聞くアイドルも嬉しそうで、こちらまで嬉しくなった!地下アイドル現場のMIXやコールって、改めて意味わからんしキモくて可愛い。わたしの大好きな場所ってこうだったな〜って懐かしくなったし、今日は自分もその当事者になると思うとどきどきした。うちの人たちの出番が近づくにつれてだんだん上の空になってしまって、頭の中でいろんなこと(都合によりまだ書けませんが…)を復唱してた。16:45、陽が落ち始めて暗くなってきた。

 

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2023.2.11

Appare! Presents 真冬のサマー

日比谷野外音楽堂

 

Good As Yesterday

耳をすませば

三原色カタルシス

シワの数だけ被GAY妄想

dAnce survivor 1999

マイノリティーサイレン

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最前上3くらいの場所。野音のステージは半円のようになっていて横を向くと客席側もよく見渡せた。影ナレ、「二丁魁は初めての日比谷野音、現体制では初めての、そして約3年ぶりの声出し解禁ライブとなります!たくさん声を届けてください」のような内容。ずっとずっと前からまたいつかライブで声を出せるときがきたら、影ナレで声が聞こえた瞬間にぺいちゃんの名前を呼ぶって決めてた。いざそのときがきたらさすがにエモくなって泣いちゃうのかな〜とか思ってたけど全っ然そんなことなくて、とにかくこの日は声を届けることに必死だった!笑 ほとんど記憶無し!! ぺいちゃんは爆速の特典会で「影ナレからおなカマの声が聞こえて泣いちゃったのぉ」としおらしく言っていたけど、声が涙ぐんでたとかもわからないほど自分の声でかき消されてとにかくいっぱいぺいちゃんの名前呼んでた。届いてるよ!とかじゃなくて物理的に聞こえてたらいいな〜と思う。

まったく疑うことなく一曲目は確実に耳すま(フル)だと思っていたけど、影ナレ後もいつものイントロは聞こえなくて、無音でミキさんが「はじめまして、二丁目の魁カミングアウトです!」と言いながら出てきた。「今日が約3年ぶりの声出し解禁ライブになります。でも声は出さなくてもいいし、もちろん声を届けてくれてもいいし、好きなようにライブを楽しんでね!」のようなことをはじめに言っていてミキさんらしいな〜と思った。そしてもしかしてこの感じは…と思ったら一曲目はGood As Yesterday。初めての野音で聴きたいと思っていたこの曲が聞けたこと、本当に本当に嬉しかった。

暗くなりはじめた夕方の時間帯で、イントロでステージがぼうっとオレンジ色の光で照らされたときに、ばくぜんとああ今日のことを大切にしてくれているんだなと思った。もちろんこの日に限ったことではないけど。ぺいちゃんははじめからふるふるしていて2Aでグッときながら歌い切っていてえらかった!「なぜだか過去ばかり振り返る日々のような気がしたから」で、さきに書いたような3年間ここまでの道のりのことを想った。泣いちゃうよねがんばったねわかるよとかすぐ簡単に言葉にしてしまうけど、目に見えてないところでもっともっと大変なことを乗り越えてきたであろうぺいちゃんの本当の気持ちがわかるわけない。それでもここまでがんばってきてくれて本当にありがとうって思った。「昨日の事も今日もこの先も全部憶えておくから」ってほんとの気持ちだよ。

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この日にこの曲を聴きたかったことの理由のひとつに、この部分を一緒に歌いたかったからというのがあって、あいまいだった歌詞を当日までにすこしずつ憶えていました(なお二丁目さんにはもちろん見えないようにしていましたが当日を迎えるまでにこういう声出しワクワクツイートをサークル宛にいっぱい書いておりました♪)。覚えようとして改めて言葉をなぞると、この曲って本当にミキさんの歌詞!この人たちのこれまでとこれからがあるから歌えるもので、その箇所をこちらの参加型にしてくれたこと、気持ちだな〜と思います。そういうところが好き。イントロを聴いたときにここをみんなで歌いたいんだってわかったからずっとどきどきしてその瞬間を待ってて、必死に歌いました!今までも手拍子はしていたけど、これを歌えたときにまたひとつ、「ここ」にいれることを実感してグッときた。でもぺいちゃんが顔しかめて涙ちゃんになってたから可愛くてそれをニコニコ見ちゃった。嬉しかったんだろうな〜。映像を見たらあんまり声がきこえなくて、もっと大きな声で届けたかったなあとも思った。いつかこの場所をおなカマでいっぱいにして大合唱したいね!アウトロのyesterdayの振りのところでTTポーズしてたの可愛かった、泣いちゃったね〜 曲の終わりのちゃらん、という手のひらを下に下げるところ半べそで満ち満ちとした顔してた、無事にこの日を迎えられて良かった〜と思った。

2曲目で耳すま。はじめのMIXからもう喉をやってしまった(愚か者)。このときやっと、やっとだ!って気持ちになった!ミキティーぺいにゃむ栄心紅全員の名前を呼べた!嬉しかった〜!!これ以上書くことがない。泣いちゃうだろうな〜と思ってたミキさんは案の定泣いてた。良かったねえ良かったねえ〜。ぺいちゃんが間奏で前のめって煽ってくる感じが懐かしかった!そのあと後ろに下がりながら返しのスピーカーに引っかかってころんと後ろに転がってたのさすがにパンダの赤ちゃんでかわいかった(ごめん)、大舞台で緊張と気合いが空回って出ちゃうこの感じ、アトジャ2019の初めてのストロベリーステージの耳すまを思い出した。サビのうぉい!うぉい!のところで目の前のお立ち台に乗ってるところを殴りかかりそうなくらい暴れちゃった。声出しライブは声を出す以上に全身運動だってことこのときは気づいてなかったな〜。とにかく楽しかった!そして間髪入れず三原のドラムロールかかってでかい声でギャーーーって言っちゃった!こういうやったーとかギャーみたいなその場その時の感情を口に出して良いストレスの無さやばい!そして自分の体力の無さに愕然としたこと以外ほぼ何も憶えてない!涙 園長MIXは隣の友達のを聴きながらホニャホニャ言った!「真っ直ぐなんて進めなぁ〜い!!」ぺいちゃんがノリノリになってるのわかって興奮してたぶん以前はやってなかったのにぺいにゃむぺいにゃむ言いまくるやつやっちゃった。2A「なりたいものになれました〜」で床をダンッ!って踏みつけて、打ちつけるような怒ってるみたいな身振りと歌い方、こちらの声と呼応して強くなってる感じがあの頃みたいで興奮した!!幸せに手を伸ばした瞬間の屈んだ時の顔、嬉しそうで大好きな顔だった。落ちサビファインダーからの景色を見つめてるときもそう。くしゃっとしてかわいい笑顔。野外の舞台装置なので凝った演出はできないと思うのに、サビのとき赤青黄色の三原色の照明が瞬くみたいにチカチカしていたのがぴったりだった。打ちつける手のひらが全力だったからこちらも同じ気持ちだよー!って強く打った。

そのあとシワのイントロ。声出しのシワ嬉しすぎてきたぁーー!!って盛り上がった!まるもうけでなくシワを採用したの、どんだけ呪文(※ミョーホントゥスケ)好きなんだよ!って笑っちゃった。呪文聞いてるときのミキぺいのこれこれ〜みたいな嬉しそうな笑顔可愛かった〜。1Bの「歳をとった今じゃ誰かと〜」は昔からぺーいにゃむ!ぺーいにゃむ!だけど、別の言葉言ってました!これは本人に実際聞こえるまで書かないでおく!(こういうのも声出しライブの楽しさだな〜とこれを書きながらじんわりしています)1サビ前の口ホイッスル言い忘れてショックを受けた反省点。Cメロ前の間奏の倍速MIXのときも全力で隣の友達と打ってたらだいぶ嬉しそうに感じて嬉しかった。ステージ近くはスピーカーの音が大きくて、サビとかは特に声聞こえてないんじゃないかな〜と半信半疑だったけど、上手の最前で見ていたこともあり、腹筋のところで筆村応援団になってたらさすがに聞こえてた気がする!(筆村さんはこういうのいつもリアクションしてくれる人のため)これからもここは「筆村」で応援させていただきます!「平等に用意された笑顔と涙〜」のところ、ぺいちゃんが目をギュッてしてオフマイクでたぶん「ありがとう、だいすき」って言ってたの、同じ気持ちだよ〜!落ちサビミキぺいのとき良い暗さで、ステージの日からの色を拾うふたりの輪郭がきれいだった。サビのふっふー!とか、はいせーの!を言えることが嬉しかったし、その声を聞いてどんどん嬉しくなってる4人、ぺいちゃんは両手上げるとこぴょんぴょん跳ねながら回ってたり楽しそうだった!アウトロお手振りのところでだいすきだよー!とか好き勝手言っちゃった。

その次にダンサバのイントロ流れてあーそっちかーーって思った(正直者)けど声には出さなかった。ダンサバ特有の人格のぺいちゃんがみんなで一緒に歌って踊りましょう!的なことを言う。サビのイェイイェイイェイウォウウォウウォウを一緒に歌いながら踊ってびっくりしたんだけど、めちゃくちゃ疲れた!!こんなに大変なのか!と思ったしすごく情けない気持ちでいっぱいになった!体力つけます!ヘトヘトになりながら横を振り返るとたくさんの人が踊ってくれていたように思う。あの人たちから見えた光景があの人たちの理想に近かったら良いなあ。「誰かに踊らされてるんじゃなくて〜」でぺいちゃんに絡みつきながらハモるミキ格好良かった!最後のyou〜を、声に出して一緒に言ってみたの、好きかも!

「ラストぉ!!私たちの全部をぶつけます!マイノリティーサイレン!!」みたいな曲振り。待ってた!!これも絶対あると思ってた曲のひとつ。完全に夜になる前の薄暗さ、ライブの始まりとは全然違っていてはっとする。久しぶりのフルだった!対バンでマイサイをハーフにするときは戦略があると思うのでどんどんやってくれー!と思うけどやっぱりフルが好きだし、この日は絶対そうだと思ってたから嬉しかった!1Aのぺいちゃんのパートで古(いにしえ)の超絶かわいい超絶かわいい俺のぺいにゃむしちゃった!!やばー!これこれすぎる!声出しなしの長い期間に冷静になったときに、マイサイのような曲に超絶かわいい入ってるのおかしいだろ…って何度も考えていたんだけど、体に刷り込まれたこれはもう多分一生とれないんだな…ってわかった。以前2Aはお前が一番!お前が一番!と言う人が多かったけどわたしは推しメンに「お前」と言えないタイプなので2番もずっと超絶かわいいを言ってた。なぜなら超絶かわいいため…。(この時必死で全く見てなかったけどミキがその声聞いて笑ってたよと友達から報告を受けました 笑うな)

どのくらいの人の声が本人に聞こえていたかわからないけど、ぺいちゃんのライブ後のツイートがこれだったから、嬉しかったんだろうな〜と思えて嬉しかった!そのあとの2Bの日がちのパートでスピーカーより前のめりにぐん!と進んで出てくるさまが格好良くて、「くーれない!くーれない!」の声に応えて一層強くなる感じが格好良かった!マイサイの声出しでいちばん嬉しかったのは、「まだ進める?」のあと4人が振り返ってこちらに背中を向けるところ。ここで各々が4人の名前を呼ぶところ昔から好きだし、自分もいっぱいぺいちゃーんって呼んで、ここがいちばんグッときたかも。こちら側からは背中しか見えないけど、このときの4人がどんな顔をしてたか想像するしかないけど、良い顔してたんじゃないかなーと勝手に思ってる!そのあとの大サビうぉーうぉーうぉーのところ。これをやりたかったんだなーって嬉しくなって、この日いちばんのなるべくでかい声を出した!自分が声を出してると自分の声にかき消されてわからないけど、魁ライブに上がってるここを見たらグッときちゃった。やっとだね!やっと取り戻せた、あの頃と同じだという気持ちと、そのあとのアウトロミキぺいの「うーうううー」で顔を見合わせるところで、ここに至るまでの道のりを想った。懐かしいと感じながら、これはつい最近始めたことだから昔の記憶とは違って、そのふたりを見て一気に現実に引き戻されたというか、うまく言えないけど、「今」だ!って思った。戻ったんじゃなくて積み重ねて進んできて今があるんだなって。この瞬間に立ち会えて良かった。

最後の挨拶で何を言ったかもあまり覚えていられてないけど、ミキさんが「私たちはいつかここでワンマンライブをしに帰ってきます、今日会えたみんなとまた会えることを祈ってます」のようなことを言っていた。格好良かった!「以上!私たちゲイでもアイドルになれる〜ミキ!ぺい!筆!くれ!」のところでどうだったっけ!?と思いながら一緒にぺい!って言ったんだけど、そういえばこの挨拶を声出しでやるのも初めてなんだった。渾身の「ありがとうございました!」で深く頭を下げた4人。目の前にいるぺいちゃんの名前をたくさん呼んで大好きだよー!!ってもうガラガラの声で叫んだ。まわりから聞こえるたくさんの声もそんな感じだった。顔を上げたぺいちゃんはまた泣きそうなくしゃっとした顔をしてて可愛かった。嬉しかったんだろうな〜。わたしも嬉しかった!4人とも格好良かった。

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終わったあとネオを見るつもりが、全然そんな気持ちになれなくて会場を離れた。ずっと待ち焦がれた日をいざ迎えて、夢みたいだったな〜と不思議な心地。今まではこのライブ直後の時間、ライブの感想をべらべら話す時間だったのにこの日は特典会会場に向かいながら友達とずっと反省会してた笑 次の声出しOKライブまでに色々がんばります!

 

特典会は思った以上に人が集まったのか、途中から高速特典会になってしまったのでまともに話せてないけど、ありがとうと伝えられて良かった!また日々が続いていって記憶が塗り替えられ新しくなっていくなか、難しいとは思うけど、機会があったらあの日の感想を教えてもらえたら嬉しいです。

 

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すこしだけAppare!の感想。声出しライブの消耗は「声を出す」こと以外の想像以上の消耗があり、へとへとでもうライブ見るの無理なのでは…と思ったけどAppare!を見に、ふたたび野音に向かった。すっかり暗くなってステージから伸びる光とオタクのペンライトが繋がるみたいで綺麗だった。そして見始めたら普通に爆踊りした(元気)。これきたら死だなーと思いつつ絶対盲信デイドリーマーが来たときにミキーーー!!って叫んだ(ミキはステージにいません)。キミだけのワンダーランドで「僕らはいつも以心伝心!」言えて嬉しかった!

二丁目さんの出番中は本当に必死でまったく余裕なくその時の全力を出していたのであまり頭で考えることをできていなかったんだけど、嬉しい時にやったーって言えるとか、思った時にかわいー!って言うとか、好きな人の名前を呼びまくれることがどんなに嬉しいことかをじわじわ思い出して泣きそうになっていたら、大好きな虹をかけろ!で「でっかい空に再びこの手を伸ばし君の名前を叫ぶんだ届きますように」と歌われて、ずっと想い焦がれていた気持ちを思い出してちょっと泣いちゃった。エゴだけど、やっぱり届いてほしー!って思う。

そしてこの日の締めくくりは青いフレア。あっぱれのワンマン日比谷で初披露されたときは映像で見ていただけだけど、やっぱ超良い曲で、これを良い曲だなーって思うのはアイドルオタクだからと思う。さっきまで元気に踊り狂い叫びまくってたのに客席が静かになって、それでも全然座っている人がいなくて、みんな立って同じステージの青い光を見ていたの、なんだかたまらない時間だったなー。「この一秒は一生物」ってなにかのタイトルになりそうなくらいのキラーワード。だし、一人ひとりにその宝物があって、それがこの日またたくさん生まれたんだろうなと思った。良い日だった!

絶対にまたこの人たちとここに来たいです!

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待ち焦がれた声出しのライブをいざ迎えてみたら、めちゃくちゃ、めちゃくちゃ楽しかったけど、びっくりするくらい内容を憶えていられなかったことにがく然とした。いまの体制になってからあの人たちがすみずみまで丁寧に磨いてきたパフォーマンス、積み重ねてきた歌・言葉・気持ちを届けるということ、それに気づけないのはとても寂しいことだった。し、わたしにとって記憶できないのはかなり大きな代償だった。慣れたら大丈夫になれるのかな。全て変わったように見えるけど何ひとつ変わっていないのか何ひとつ変わってないのに全て変わったのか、取り戻せたことはあっても完全に元に戻ることはないのだと知った。でもそれを悲しいことでなく、前に進んでる!と思えるようになりたいなー。

きっとまだまだしばらくは解禁の日の方が少ないのだろうけど、いつかこの日のことが薄れるくらいまたたくさん声出しのライブを重ねて、それが日常になってほしいな。「少しずつ進む日々と同じようにみんなで一緒に進んでいきましょう」!

ぺいちゃんが大切に書き留めてくれた140字、同じ気持ちで嬉しかった!

 

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3年間、ここまでずっとがんばってきてくれてありがとう!大好きだよ〜