僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね

きのホ。という女の子たちのことを好きになった

推しメン以外のことをブログに書くのは初めてなのでどう書いたらいいかわからないけど、今の気持ちや見たものを残しておかなければと思ったので、書いておこうと思います。

 

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私はもともとでんぱ組.incというアイドルグループをすきで、それが「アイドルオタク」になるきっかけでした。そこから数えると約8年弱?アイドルを好きでいることになります。そこからご縁があり、今応援しているアイドルがいます。二丁目の魁カミングアウトというグループです。ふだんはその方たちのライブを見るために彼らが主催のイベントはもちろん、大型フェスにも行くし、彼らが出演する対バンイベントも今までにたくさん行き、何十組、百何組?もしかしたらもっと?正確な数はちょっとわからないのですが、今までとにかくたくさんのアイドルを見てきました。

きのホ。に出会ったのも、その数ある「二丁魁が出る対バンのなかのひとつ」でした

 

 

#魁ライブ

2/26(土)
『京月観』

dAnce survivor 1999
耳をすませば
若くない者のすべて
ホモサピエンス
思考回路ショート寸前
BUG IS LIFE
リバ#二丁魁#ゲイアイドル pic.twitter.com/AoM1fICK9C

— 二丁目の魁カミングアウト【ゲイアイドル】 (@sakigake_gay) 2022年2月26日

(そのときのうちの人たちのライブもよかったら見てください。)

 

(追記:この記事は2022年6月に書いたもので、もとのツイートは色葉のアカウントが消えてしまったから、当時の画像だけお借りして載せさせていただきます)

 

2022年2月26日

きのホ。のことはこのイベントが発表されたときに初めて知りました。二丁魁の関西5days遠征のうちの一日で、そのなかのひとつが京都かあー、漫画家のうすた京介先生が関わっているグループなんだー。という感じでした。日々多くの対バンでたくさんのグループの名前を目にしているとその程度の印象になってしまうことも多くこの日を迎えました。

このときは色々な事情があり、楽しいライブに来ているはずなのに全然元気がなくて、京都MUSEのフロアの音響スペース前のいちばん後ろで見てた。ライブ前にゲストのことをきちんと紹介していてくれて、メンバーのうちの誰かが二丁魁のことが好きで〜という話をぼんやりした頭で聞いた。(のちに友達が、それは桜寝あしたさんで、もともと二丁魁さんのことがすきでライブを何度か見ていて、自分はダンスが苦手だけどぺいにゃむにゃむさんのパフォーマンスを見て自分もこういうパフォーマンスがしたい、のようなニュアンスのことを話していてくださったらしいと教えてくれた)二丁魁さんのあと、感情の波にへとへとになりながらも、この日二丁魁さんを招待してくれたきのホ。をきちんと見ようとフロアに残ってた。

京都のアイドルだから、扇子を使う曲があるんだ、きれいだ〜。歌がみんな上手で、一生懸命で、一切曲を知らないで行ったけど、曲を届けたい気持ちが伝わってきて良いライブだな〜っておもいました。一人ひとりの声に個性があるのも良い。こんな感じのことを終演後におなカマ(二丁魁のファンの通称)の友達と話して盛り上がった。私は「ピンクの子の歌声が良かった」と話したことを覚えています。

MCでメンバーが、もともと開催予定だったvo.1の京月観(この同名のイベント、定期公演)は流行り病で泣く泣く中止になってしまったこと、なので実質1回目となった今回が開催できてよかったという感謝を丁寧にお話してくれて、全国ツアーのタイトルが発表された。このときは一ミリもタイトル覚えられなかったけど。あとお芋の子(のちに小清水美里さんとわかる)がコラボの焼き芋をその日限定で発売していて、うちにも紅芋パープルというメンバーカラーの子(日が紅さんと言います)がいるので、トークが盛り上がった。今思えばあの焼き芋食べればよかった…。

最後に「毎回のライブで配っているきのホ。日誌というフリーペーパーがあるので、よかったら持って帰っていってください」と話していて、毎回そんな大変なことしているんだ、そういう手づくりの気持ちがいいなあって、一枚もらって帰りました

(無料のフリーペーパーなので載せていますが、そうすべきでない場合こっそり教えていただけたら嬉しいです。。)

ひとつ懺悔ですが、この日、フリーペーパーをいただいてからすぐ折り畳んで持ち歩いているケースにしまって、その日の夜は推しメンのことで頭がいっぱいになってしまい、そのまますっかり忘れてました。今、この写真を撮って初めて読みました(ごめんなさい)

 

この1枚の紙が宝物になるなんて、このときは知らなかった。

 

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【タイムテーブル解禁🍄】

『iCON DOLL LOUNGE 2022 〜Spring Collection〜』
4月3日(日) LIQUID ROOM
開場/開演 11:30/12:00
前売 4,500円 当日券5,300円 (+1D)
チケット発売中‼️https://t.co/tulYQRRMUh

きのホ。出演15:10~15:35
並行物販15:45~16:45

リキッドルームお待ちしております❗️ pic.twitter.com/3j7RDeTpui

— きのホ。公式 (@kinopo_idol) 2022年3月27日

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2022.4.3

iCON DOLL LOUNGE

@恵比寿LIQUID ROOM

  1. 観月京
  2. emo衛門
  3. 予言者
  4. MC自己紹介
  5. 相合傘
  6. スタートライン
  7. きのみきのまま
  8. MC 告知

(セトリを載せてくださっているWikipediaの情報を拝借しています。ありがとうございます…!)

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2022年4月3日

ものすごく久しぶりに、二丁魁さんの出ないライブに行きました。

もともと対バンでいろんなアイドルを見るのが好きなんですが、この日はほかにも見たいグループがたくさん出ていて、そういえばこの間京都で見たあの子たちも出るんじゃん、と行きました。リキッドルームの上手2列目端っこの見切れから見ていて、1回目に見たときよりはるかに近くできのホ。を見た。彼女たちがステージにあらわれただけでワクワクが止まらなくて、この日はじめてきのホ。を見ることを選んでこの場所にきて、曲がすごくすきだなと感じた。

当時の感想いくつか

きのホ。、こないだ京都で見た時は逆最前だったけど今日は最前見切れで、そのときも今日もどこにいても全員の気持ち届くライブでほんとうに素晴らしいよ〜今日の目当て1組目だったけどもう来てよかったって思った

— yuicco (@yuiccooo) 2022年4月3日

初見だと楽しい曲は楽しい〜って振りコピできるのはひとつの魅力で、第二フェーズでちゃんと歌詞が入ってくるのが今日だったんだけど、「誰にも譲れない なんにも代え難い 宝物見つけて育てたい」とそのあとを歌われてグッときちゃった 楽しい曲なのに超真剣https://t.co/d4WGeFVO7R

— yuicco (@yuiccooo) 2022年4月3日

あと何の曲か忘れちゃったけど6人が縦並びになったときに白いスポットライトで順番に落ちサビを歌って、影の色までコントロールされて赤い色だったのがなんか日本美…ってかんじですごかった

— yuicco (@yuiccooo) 2022年4月3日

 

きのみきのまま

きのみきのまま

  • きのホ。
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

この日、この箇所で、リキッドルームのステージの奥から自然光みたいな明るいスポットライトがピンクの子を照らして、逆光でふちどられた輪郭には汗が伝っていて髪が乱れてても気にしてなくて、その姿がきれいで泣いてしまった。その子のまっすぐな歌声が私に届きました。

目をつむり迫る闇 悪戯に深い夜

それでも良いって言われたくて

[きのみきのまま] 

 

自分は二丁魁さんのことを好きな理由には「曲・歌詞が好き」「パフォーマンスがいい」「歌が上手い」など色々あるのですが、何より歌を届けたい気持ちがライブから伝わってくるようなステージングをする人たちだからというのが大きく、きのホ。にもそれに近いものを感じていて、だから好きなんだなあと納得して、それから毎日サブスクで曲を聞きました。ライブの回数を重ねると・曲を聞くと彼女たちの解像度がどんどん上がってゆき、2月のあの日に見た「ピンクの子」は小花衣こはるさんという子で、「歌声が良かった」と思ったのは「きのみきのまま」という曲だと知りました。

ライブに行くたびに「またライブ行きたい」になって、毎日ライブのスケジュール見てた。

 

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2022年4月17日

予定していた二丁魁さんのライブがメンバーの発熱で出演がなくなり、突発的にワクチン3回目を予約して行ってきて、そのあとにこの公演にも行きました。

【ライブ情報解禁】
4.17(日) 新宿MARZ
ピューパ!!pre. #ツリィハウス vol.21〜重大発表してもいいカナ!?〜
予約¥3000/当日¥3500+1D
女性¥0+1D(女限エリア有)

🎫https://t.co/PXnIrZKo6D
3/15 21:00~予約開始

出演
ピューパ!!
きのホ。
yumegiwa last girl
美味しい曖昧

お待ちしております🍄 pic.twitter.com/eYMo0DKZdl

— きのホ。公式 (@kinopo_idol) 2022年3月14日

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2022.4.17

ピューパ!!pre. #ツリィハウス vol.21〜重大発表してもいいカナ!?〜

@新宿MARZ

  1. スタートライン
  2. 観月京
  3. 来来来
  4. 夜の庵
  5. 相合傘
  6. きのみきのまま
  7. MC 自己紹介 告知

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(ルンルンで当時感想をいっぱい呟いているな…)

このときも書いているけど、アップテンポな曲でも歌詞はすこし考えるようなものが多くて、自分は歌詞の意味で曲を好きになりやすいので、ライブで見てよかったと思った曲、なんとなくこんなことを歌っていたなという歌詞を家に帰ってサブスクで復習する。emo衛門が自己実現のむずかしさのようなことを歌っていて、彼女たちのことだけでなく自分のことにもすこし重なってしまった。日常で何度も思い出すくらい詞が心に刻まれた。

 

emo衛門

emo衛門

  • きのホ。
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

誰にも譲れない なんにも代え難い

宝物見つけて育てたい

それから私はいくつもの夜に

続けることの難しさを知った

揺るがないことの尊さを知って

必ずそれを見つけ出したい

[emo衛門]

 

この日、初めてこはるちゃんとチェキを撮りました。物販列に並んでいたお姉さんがレギュレーションとか色々なことを教えてくれた(ありがとうございました)

 

 

こはるちゃんは私の話をうんうんって丁寧に聞いてくれて、名前を聞いてチェキに書いてくれた。短い時間だったけど良い子だな…って思いました

かわいい

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2022年5月3日

全国ツアーの福岡公演に行きました。あれ?なぜ福岡にいるんでしょう…

occiuy.hatenablog.com

(※読まなくていいです)

はい。二丁魁さんの遠征で2本ライブがあった5月3日、すぐ近くの同系列の会場できのホ。の福岡公演を無理やり回すために、前日までに何回もタイテとグーグルマップとにらめっこしてシミュレーションしていました。きのホ。のライブだけだけど見ることができてよかった…。

 

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2022.5.3

全国ツアー きみの脳髄何ポアズ?福岡公演

@福岡DRUM SUN

  1. 開幕自分宣言
  2. 観月京
  3. 相合傘
  4. やなやつ
  5. MC
  6. 爛漫
  7. 夜の庵
  8. 来来来
  9. MC
  10. 桃源京
  11. ブリリアント帰り道
  12. (EC)スタートライン
  13. (EC)MC
  14. (EC)苦いアメと偽りのムチ
  15. (WEC)きのみきのまま

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ブリリアント帰り道」がリリースされてから音源を何度も聴いていたけど、アルバムの新曲群をライブで見たのはどれもはじめてで感激した。

オタク側の都合なんてアイドルは全く気にしなくていいことだけど、分刻みのスケジュールでここまで無理をして見に行きたいって思えたこと、行ってよかったって思えたことが私には大きくて。DRUM SUNの階段を駆け上がって、対バン相手のHello Youthさんの最後の一曲あたりで入場して、少しでも前で見たくて4列目くらいの空いているスペースに入った。私の身につけているかばんがかわいいですね、ときのホ。のファンの方お二人が話しかけてくださってうれしかったです。メンバーが入場してきて開幕自分宣言のイントロが流れて、ステージに彼女たちが立って歌って踊っているすがたを見るだけで涙が出てきた。ほんとよくわかんない涙。この感覚は、はじめてアイドルを好きになったときと同じだって漠然と思った。

この日、やっぱりきのみきのままを聞きたくて、アンコールでもやらなくて、曲も増えたしそういうこともあるよね…と帰ろうとしたらまさかのダブルアンコールが発生。ダブルアンコールはツアーファイナル以外はこの日だけだったようです。らねちゃんがこの事態にちょっとびっくりしてるんですけど、と言って、メンバーみんなどぎまぎしながらきのみきのままをやってくれてめちゃくちゃ嬉しかった。自分が行けた日にたまたま聴けたというだけなんですが、運命的なものを感じた。

特典会は時間の都合で行けなくて、その日はそのまま二丁魁さんの2現場目のライブのためにDRUM LOGOsに向かった。好きな人たちのライブを見て、美味しいごはんを食べて、福岡の友達の家に車で帰りながら、博多ポートタワーが光っているのをきれいだなーと見て、「ああこれがブリリアント帰り道なんだ」って思いました。

 

 

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2022年6月5日

下北沢でのツアーファイナル。もうずっと前からこの日のことを楽しみにしていて、10日前くらいには着る服も決めてた。余談ですがアイドルのほかに服がすきなので、手持ちの服でこはるちゃんの新衣装っぽいコーデを組んで、髪もハーフツインにして、前日に近所の手芸屋さんで買ったそれっぽいリボンで結んだ。もうウキウキです。

(何人かの方がこはるちゃん推しですか?とかかわいいですね、とお声をかけてくださったのにうまく返せなくてすみません…うれしかったです!)

 

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2022.6.5①

きみの脳髄何ポアズ?東京[昼]

@下北沢シャングリラ

  1. 開幕自分宣言
  2. 桃源京
  3. やなやつ
  4. MC
  5. 晴天
  6. コネクト
  7. emo衛門
  8. 相合傘
  9. 爛漫
  10. MC
  11. ブリリアント帰り道
  12. スタートライン
  13. (EC)観月京 feat.ハムケンバンド
  14. (EC)きのみきのまま feat.ハムケンバンド

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シャングリラは年末年始に、二丁魁さんの年越しライブで来て以来なので約半年ぶりだった。赤い壁と横に広いステージ、新しい会場だけどライブハウスらしい照明がすきな会場。フロア下手端の3列目に空いているスペースがあってそこに立った。もらったうちわを眺めていたら周りのきのホ。のファンの方たちがそわそわ色めき立っていて、前方にいる何人かの方が後ろを見渡して、こんなにたくさんの人が来てくれてすごいね、嬉しいねとお話しているのが聞こえてきてああ〜となりました。私はその当事者でないと思いながら、その感覚はわかるなあって。

emo衛門のSEで小清水さんから順番に入場してきてライブがはじまる。これがライブを見る5度目で、自分のなかに少しずつその流れが身についてきた気がする。やっぱり開幕自分宣言ですでに泣いてしまった。何なんだろう。彼女たちはまだステージデビューして8ヶ月も経っていなくて、その経歴からすると超歌上手いと思うんだけど、なんというかやっぱりそういう技術的なことじゃなくて、彼女たちの歌にこもった気持ちが、自分の耳から自分の血管を巡っていくような感覚になる。

私はこの子たちのことを好きになってしまったんだ。

桃源京かな、サビで手を振る振り付けで、こはるちゃんが下手にきたときに目が合ってあっ!て顔をする。うれしかった。ここ好き

どこかに影のある

あなたにそっと惹かれてく

この闇に触れてから

同じセリフ言って欲しい

(桃源京)

やなやつ、歌い出しのいちばんアッパーな歌声がくるみちゃんだと知った時はびっくりした。色んな種類の声を持っていて強すぎる。超かっこいい。それでいて相合傘のイントロで何度も「この曲はくるみのことだけを見ていてね」っていうの聞いた。めちゃくちゃアイドルで最高すぎる…。私の目にうつる範囲には緑のペンライト振ってる人超多かったし、わかるって思った。

3曲終わったところで自己紹介を兼ねたMC。らねちゃんが「ツアーの思い出を一言言っていこうか」って振る。こはるちゃんが「地元が山形で、すこしの間仙台のゲーセンでバイトしていたんですけど、その思い出の場所にライブで帰ることができてうれしかった」という旨のことをお話していて、ああ全国ツアーってそういうことだよなあ〜って。行きたかったなってすこし後悔しました。

色葉ちゃんが「今日一日で世界変えるとか無理やけど、今日この場所を世界で一番アツい場所にするからな!」ってサラッと言い切って、カッコよすぎて惚れるかと思った…。色葉ちゃんは17歳最年少の現役高校生だそうなんだけど、いちばんカッコよくて…。ライブを見ていても何度も、この子はセンターだ、って思いました。私の感覚のなかでは古川未鈴さんと同様のそれでした。

MCの終わりにみんなびっくりするかな、ってらねちゃんが言いながら、晴天をやった。おぉ〜っていう感嘆の声があがった。これが初披露だったそう。気持ちの良い日曜日みたいな曲。

今はまだそばにいてと

甘えるように

でもいつかは離れる

その時まで

見守って育んで

たまに叱ったりなんかして

撫でて

(晴天)

これアイドルに歌われるのやばすぎる。でもなんというか、「ずっと一緒」って言うだけじゃなくて、いつかは離れることをうやむやにしないところが誠実で大好きな歌詞。ミコちゃんが6.7のツアー打ち上げ配信で、この曲のことをドラえもんの歌って言っていた。

コネクト、事前に振り付け動画見ていたから一緒にできた!かわいい。

emo衛門やっと聴けて嬉しかった〜!

爛漫。繊細な歌詞・曲だなあと思うのにイントロでメンバーの名前の掛け声が入る。これがアイドルのライブだな〜って感じですごく好きな文化。コロナ禍で始まったアイドルだから今はメンバー自身が声にだしているけど、ここにファンの人の声が入ると思うとグッと来る。6人目の「こは!」のところで自分も自然に手を挙げていて、自分でホァ〜となった(そか)

爛漫はミコちゃん曲だなあと思う。「新しいお茶に挑戦した 苦くて全く飲めなかった」とか、日常のささいな事柄を歌うのに、美術館に大事に置かれた陶器の壺みたいな、しんとした声がすっと入ってくる。ここだけでなくてミコちゃんはいつも自分のパートで両手にマイクを持って、大切そうに歌うすがたが人柄だな〜と思います。すきだな〜

ここでMCが入って、もう昼はラストスパートなんですよ、という話。

小清水さんが「今日はこんなにたくさんの人がきてくれてうれしい、でも、一人ひとり、あなたに、あなたに、あなたに届けるからね」とフロアにいるファンの人の目を見て言った。

アイドルが言う「ここにいる"みんな"」を、みんな、じゃなくて「あなた」の集合であることを伝えるのってすごく難しいところだと思う。私はそこを敏感に感じ取って、今まで喜んだり傷ついたりしてきてしまった。当たり前だけどライブにおけるほとんどの時間は自分と目があっていない時間で、そのときに「どこか」を見ているのでなく他の「誰か」を見ているんだって思うのって全然ちがうし、つたわります。私は断然後者がすきです。きのホ。の子たちはライブ中も一人ひとりのことをよく見て歌っているなと思う。

ちょっとどんな話をしたか詳細は忘れてしまったのだけど、MCの終わりにらねちゃんが「最後まで楽しみましょう、それでは聴いてください、ブリリアント帰り道」みたいにしっとり曲振りしたら、イントロがかかってからまてーーい!!みたいに小清水さんが止めた。「そんなんでいいの!?ツアーファイナルだよ!?もっとさあ、イエーイ!みたいにやらなくていいの!?私がやる」みたいな感じで、何回もやり直すくだり。笑 色葉ちゃんとくるみちゃんもやってた。「こういうのはくるみが上手いからッ!!」かわいかった

そんな流れで笑って始まったのにブリリアント帰り道は泣いてしまった。最後のポーズもそうだけど、右手で小指を立てた約束の手をする振りつけがきのホ。の曲のなかにいくつかあって、それにちゃんと意味があってやっているのがわかる。

「繋げなきゃあの日の誓い」私はアイドルから約束を求められることに弱いです。サビを見様見真似で振りまねをして小指を立てようとしても、これはかんたんにしていいことではないと思った。

問題なく抜かりなくこなして

楽しんで戦って泣いて

今が一番に輝いてると思う

ブリリアント帰り道)

この「今」がその時どきで変わる今、なのだと思う。

 

youtu.be

ほかのグループの曲にたとえてすみません。でも私は福岡で初めて生で聴いたときから、曲が似ているとかどちらが優れているとかそういうことではなく、ブリリアント帰り道を大切に思う自分の心がこの曲に近いと感じていました。アイドルとオタクの約束の歌。この曲のサビの振り付けも同じように小指を立てます。

アルバム曲順もそうだけど、これでべそべそ泣いて終わらずスタートラインで〆るのがめちゃくちゃサイコー!!らねちゃんラップパートでバンド紹介。楽しかった〜

アンコールでハンサムケンヤさんがギターに、ポテトさんがドラムに代わる。メンバーが声を揃えて「あ、あれは〜!楽曲担当のハンサムケンヤサンとプロデューサーのポテトサンダ〜!(棒読み)」こういうちょいちょい台本的なところ微笑ましかった。

この日限りの観月京すばらしかった。きっちりパート分けしてあってメンバー一人ひとりに目が行きやすくて、初見の人の心を掴む曲だと思う。実際初めて見た2.26の京月観Vo.2でも「扇子を使う曲」って印象に残ってる。また他のグループの曲に例えてしまうけど、私にとってはでんでんぱっしょんです。インパクトに残る!京都発信のこの子たちならではなあと思う。

youtu.be

最後の一曲はきのみきのまま。

事情で夜の部は本編途中で抜け出さないといけなくて、その辺にやるだろうな、聴けなかったら悲しいなって当日までずっと頭を巡らせていた。聴けて嬉しかった。Bメロのこはるちゃんのパートで、この日、初めてピンクのサイリウムを折ってこはるちゃんに向けて手を伸ばしました。はじめて「こはるちゃんがすきだ」って思ったところ。ずっとここで折るって決めてて一本だけ用意してた。(なお、きのホ。はペンライト現場でサイリウム持っている人ほかに見なかったが…いいのだ)やっぱりそこのこはるちゃんの歌い方がすきで、手を伸ばしながら胸いっぱいになった。サビのくるみちゃんの「今この瞬間 閉じ込めたり乱してみたり」で、このシャングリラのステージの上の景色が永遠のものでないことを痛烈に感じて、終わらないでって願ってた。でも終わってしまった。

 

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事情により特典会は昼しか行けないので、ずっと決めていたグループチェキとこはるちゃんとの2Sチェキを撮った。6人とも背が150〜155センチくらいしかないよね?身長制限ある?(ミニモニ?)と思うくらいみんな小さくてしかも同じくらいのサイズ感でほんとうにかわいくてシルバニアファミリーだった。

チェキを撮るのはこれが二回目で、こはるちゃんと話すのも当たり前に2回目だけど、私のことを知っていてくれてびっくりしました。漫画も読んでるよ、ゆいっこちゃんのキャラ(漫画などを描くときに使うアザラシの自画像(?))かわいい、また描いて欲しい、と言われたのでそのうちかきます…。

 

友達とミスドに行って感想をたくさん話して夜の公演を待った。

 

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2022.6.5②

きみの脳髄何ポアズ?東京[夜]

@下北沢シャングリラ

  1. 開幕自分宣言
  2. 桃源京
  3. やなやつ
  4. MC
  5. ジェネレーション
  6. 予言者
  7. 夜の庵
  8. MC
  9. 晴天
  10. 苦いアメと偽りのムチ
  11. スタートライン
  12. 相合傘
  13. MC
  14. ブリリアント帰り道
  15. (EC)MC
  16. (EC)観月京 feat.ハムケンバンド
  17. (WEC)きのみきのまま

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夜は途中までしか見れないことが決まっていたので、後ろの方の段上で見た。たぶん下2の0ズレだった。機材トラブルでなかなか始まらず15分開演が押してしまい、途中抜けしなければいけない自分はずっとアセアセだった…。やなやつのイントロかな?でバンド演奏がグチャグチャになってしまい、なりゆきでそのまま始まりそうになったところを、らねちゃんとこはるちゃんがアイコンタクトをとってストップをかけて、やり直した。このことをらねちゃんが打ち上げ配信のときに、「あのときとっさに判断できてこはるとアイコンタクトとれて止められて、成長したなって思った」と話していてうんうん、って微笑ましくなった。そういうのって現場での経験でしか積み重ねられないものだと思うし、ツアーファイナルをきちんと締めたかったんだなって、うれしかった。

 

 

MCからのジェネレーションの曲振りでこはるちゃんが、「こうやって今私たちはライブをすることができているけど、まだまだ世の中は不安定で、声を出して騒いじゃいけないとか、会いたい人に会えないとか、毎日色んな悲しいニュースは流れてくるし、好きなアイドルは解散していくし…」と話してくれた。昔自分が鬱だったことも。こんな時代にも自分たちの存在が希望になれるように、という旨のことを話してくれて涙ポロポロになった。

きのホ。の曲では明るい楽しい強いというポジティブな部分だけでない、表に出すのがはばかられるような感情も歌われている。自分のなかにあった名前のない気持ちの名前を教えてもらうような感覚。それに何度もすくわれるような気持ちになった。それはこの子たちが歌うことに意味があるんだなってライブに行くたびに思う。こはるちゃんだけでなくメンバーそれぞれのバックグラウンドがあって、そういう人間くさい部分を見せてくれるアイドルが、わたしは好きです。でもこれは理由じゃなくてたんに裏付けであって、決してお涙頂戴的なことではなくて、この子たちがいつでもライブで気持ちをまっすぐ届けてくれる子たちだからだと思う。実際にここにきてそういうパーソナルな話を聞く前から、もう私はこの子たちに心を掴まれてた。

夜の部でやるかなと思っていた夜の庵のイントロ。うれしかった。大好きな曲。

全然晴れないこの気持ちに

名前でも付いたら

その言葉にまつわる事も

嫌いになりそう

(夜の庵)

自分のなかにある、言葉で表すことのできない気持ちのことをこうやって歌われて気付かされてはっとする。「あなたになら伝わるかもしれない」の「あなた」でこはるちゃんがぴったり0ズレになってわたしに歌われているんじゃ、って思った。

MCのあと、昼につづき本日2回目の晴天。1回目よりも歌詞がよく聞き取れて、「私がそばにいるから安心してと いつかはなれますように」と歌うこはるちゃんの目が優しくて、切実な歌声で泣いちゃった。私の好きなアイドルはこういう存在だから。

ファイナルのあと、こはるちゃんがこのようなことをツイートしていてめちゃくちゃ感動した。そこ良かったって思ったところ・・・!涙

しかも、どうやらきのホ。のレコーディングはハロプロ形式(仮)で全員全歌唱収録して、いちばん良かった人のパートが採用されて?できあがった音源を聞いてはじめて自分のパートがわかるというかたちなのかな。「絶対歌いたくて」っていう気持ちが宝物すぎるよ…。

 

苦いアメと偽りのムチのあたりでもう出なきゃいけない時間になって、それでもこの次がブリリアント帰り道だったらそれを聞いて(私のなかで)締められたらいいなと思って粘ったけど、もうこれ以上ソワソワした状態で見ていたらどっちも中途半端になると思って、スタートラインが始まったところで泣く泣く(物理)外に出ました。こんな良いところで抜けることになるとは。最後まで見れなかったけど、この日の移動する電車のなかで何度もライブの光景を反芻して、少しずつメモに感想をまとめていました。この日彼女たちに会いに行けて本当に良かったです。出会うきっかけになった京月観に二丁魁さんを呼びたいと思ってくれた(多分)らねちゃんありがとう。出会ってから曲を聞くようになって、ライブに足を運んで、「きのホ。を好きな自分」がすこしずつ肉付けされていって、この日はじめてかたちになったような気がしています。

アイドルデビューから8か月あまりでTIFに出ることが決まって(ポテトさんやメンバーの何人かはよくわかっていないようですがとてもすごいことです。)これからのご活躍をとても楽しみにしています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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以下、余談です。読まなくても大丈夫です。

 

きのホ。のツアーファイナルを途中で抜け出した私は、走って下北沢駅京王線の乗り口に向かいました。渋谷から山手線に乗り換えて品川へ。たくさんアイドルが出るイベントのトリである二丁魁さんのライブを見るためです。

 

 

この会場は以前出演したときに、マイクの返しがまったくなかったり(友達の特典会からの情報)前方で座って寝ている人がいたり、環境的に悔しい経験をしたこともあって、うちの人達ブチかましたれ!!的な気持ちでこの日を迎えるはずだったし、当日はとにかく全員巻き込んで楽しむようなセトリだったのに、私は下北沢でこはるちゃんが話してくれたことを思い出していました。

そしてこの日はprediaという長年続いてきたすばらしいアイドルグループの解散ライブの日でもありました。私自身アイドルオタクになってそこそこの日が経つけど、たくさんのアイドルが始まって、たくさんのアイドルが終わっていくのを見てきて、それが常であるようななかで、目の前に立ってる一人の人を、ずっと好きで応援し続けていられることは幸せなことなんだと思ったら涙が止まらなくなってしまった。

 

youtu.be

青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ、という曲のなかで年齢を数えていく歌詞があるのですが、この中には自分が二丁魁さんに出会ってから今までの年齢も含まれていて、走馬灯のように色んなことが頭のなかにめぐった。ずっと楽しい振りコピ曲が続いて、しかもこの情緒もへったくれもない会議室的な会場(悪口失礼します)で大涙ポロポロ状態になったのがあとからめちゃくちゃはずかしくなった。

きのホ。のライブを見に行ったからこそ生まれた感情で、この気持ちごと忘れたくないと思いました。朝から夜まで動き回って心身ともにへとへとに疲れた。でも充実した日でした。

 

ーーーーー

最後に、これを言葉にして書くのは迷ったのですが…。

私にとって「推し」というのはただ一人だけ、自分の心の真ん中にいる人のことをさす言葉です。(これは人によってさまざまな意味あいをもつ言葉だと思うし、あくまで私はそう、という話です。推しメンにもこれがなかなか伝えることができなかったです)これはおそらくこの先ずっと変わらない感覚なのかなと思っています。

シャングリラで私に声をかけてくださった何人かの方が「こはるちゃん推しですか?」と聞いてくださって、そこで私のめんどくさいこだわりを聞かせるわけにはいかず便宜上はい、とこたえていました。でも私はツアーファイナルの大切なところで抜け出して他の人に会いに行く選択をしました。順位づけのようなことがすごく苦手です。アイドルオタクをやっていると「最推し」「主現場」「推し変」「推し増し」とかそういう言葉を日常でよく目にしますが、全部自分は使えない言葉です。(もちろんこれも人によってさまざまかと思います)通常だったら、「推し」のほうがただ「好き」と言うより格上に見えませんか?性質のちがうものだと思うのに、なんか、それが本当に難しくて…。(らねちゃんの、TIFに出演が決まったことに関する不安の気持ちのnoteも読みました)

そんな自分なので、きのホ。の子たちのこと、正直大好きになってしまったのですが(ここまでベラベラ文章書いてたらそれはお察しなんですが…)、きのホ。のファンですと言うのがちょっとはばかられるなあと現状、思っています…。

「好き」には人ぞれぞれ色々なかたちがあり、同じように「推し」にも色々なかたちがあると思います。私にとっての推しはひとりだけですが、この日きのホ。のことを、こはるちゃんのことを好きだと思ったその気持ちは、ずっと大切にしたいです。

 

なので、陰ながら応援しております。

 

 

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

あ〜〜ツーマンしてくんないかな〜〜〜〜〜!!!!!!!!(大の字)