僕のひとつだけ たったひとつ どうか消えないでね

いま[2022.8.7 TOKYO IDOL FESTIVAL2022]

2022年のTIF、楽しかった!感想兼日記です。個人的なことが多く、ライブの感想にいたってはレポートではありません。これは私が見て感じとったものであり、あなたの見た記憶や気持ちとちがっていても、それは問題ありませんのでご安心ください。

(二丁魁以外のアイドルのことも含め追記しました)長いから主な感想部分目次つけてみた↓

 

 

 

occiuy.hatenablog.com

この記事を書く前に久しぶりに2年前に書いたこれを読んだらこのときの大切な気持ちがじわじわ蘇る。今思うとこのときにはまだ顔も知らない筆紅がいたんだなあ。

1年前は悪天候で出演日に開催できなくなり、2年前はふたりでのオンライン。3年ぶりの夏開催のTIF!現地での10月TIFは未経験だけど夏フェスだからこそのものごとがたくさんあるから嬉しかった。ずっと楽しみでした!3日間のうちではいちばん陽が出て暑かったようだけど、自分が経験した夏のTIF(2018、2019)はもっと灼熱地獄という感じでたいへんだったのでたいへん過ごしやすい1日でした。

 

初っぱなから最悪のしくじりだったのがHOTSTAGEがまさかこんなに入れないと思っていなかったということ。フィロちゃんの出番までに中に入ることができず、17時台からの棒地上グループを見るための整列の戦いに巻き込まれてしまうし。整列してたら見れなかったはずのENJOYSTADIUMのfishbowlとDREAMSTAGEの#2i2の音漏れは聴けた。もう入れないことを諦めかけていたらダイバーシティ近くのスピーカーで逃げろ!!が聞こえてきたから思わずDREAMSTAGEのゆるめるモ!に行った。そしたらサマーボカンやってくれて夏だ〜!だったし、ようやく見れたステージでミキ振り曲でTIFをはじめられたことが嬉しかった!HOTSTAGE諦めルートになったので逆にそのために諦めようと思っていたきのホ。の特典会に行けた!

チェキはほぼライブの感想を言うための目的でしか撮っていないので、事前物販だから悩んだけど燃えているこはるちゃんとお話できたのでよかった。ライブ楽しみにしてるね、って話をしたら「ゆいっこちゃん!スカイステージ!!楽しみにしてて!!」って強めに言ってくれたので期待が高まった。この日絶対に聴きたいと思っていた曲があったからです(そのことはSKYの感想のところに書く)

 

ENJOYSTADIUMのゆっふぃー見れてよかった。「絶滅危惧種のソロアイドルです」と笑っていたけど、ゆっふぃーがぶれずにずっと自分の理想のアイドルでいてくれることはたくさんの人にとっての希望になっているんじゃないかと思う。最後の曲の前に「久しぶりの夏のTIFでたくさんのアイドルがTIFに合わせて新曲を持ってきたり、新衣装をおひろめしたり、気合いと愛を持ってこの日を迎えたと思います」と話してくれて、この一日が終わってからそのことをしみじみと感じていた。TIFってやっぱり特別なんだなって。そのあとに「私も気合いと愛を持ってこの曲を歌います、聞いてください『彼氏ができたの』」って歌ったのあまりにもゆっふぃーらしくて笑った。昔のいわゆるソロアイドルっぽく歌謡曲的な楽曲が多いからゆっふぃーが歌うのはなるほどだけどこれ推しメンに歌われたら気絶するかもって思いながら聴いた。

 

 

きのホ。①DREAM STAGE

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2022.8.7(日)きのホ。①

TOKYO IDOL FESTIVAL2022

@お台場・青海周辺エリア

●DREAM STAGE

出演13:35-13:55(20分)

 

スタートライン

emo衛門

桃源京

相合傘

(自己紹介)

観月京

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最前上手端。TIFは出演時間が短いけど、限られたなかで自分たちを知らしめるような気合いをめちゃくちゃ感じていいステージだった!いつものemo衛門のSEはなし、自己紹介も最低限で5曲。全部楽しく盛り上がる曲を持ってきていたから俺が盛り上げなきゃ…の気持ちになり(?)振りコピして見て楽しんだのでほとんど覚えていなくてばかの感想です。

入場即6人で横並びになってスタートライン。はじめてのTIFだからスタートラインなんだ!初登場だからもっと緊張してるかと思ったのに(らねちゃんはスタートラインのラップのとこで緊張する〜とは言ってたけど)みんな堂々としててすばらしかったなあ。emo衛門の「誰にも譲れない 何にも代えがたい 宝物見つけて育てたい」という歌詞が初めて聴いたときから大好きなのだけど、こはるちゃんが「宝物」のところで自分のことを指差ししてくれてわあ〜!ってなっちゃった。相合傘のイントロでくるみちゃんが「暑いね〜!塩分、水分、くるちゃん!」的なことを言っていたのかわいくてギャーとなった。自分が見れるライブで聴ける率高い大好きな桃源京。嬉しかった!サビで手をひらひらするところで6人とも楽しそうで、お客さんのことよく見てた。落ちサビ前の「生きるのは辛いし難しい」の吠えるような歌い方大好きだった!!自己紹介をしたあとにこはるちゃんが「あーー次の曲で最後かあ!終わるのやだなあ!本当は30曲くらいやりたい!」って駄々をこねる。でんでんぱっしょんみたいでちょっと笑った(こはるちゃんには伝わるはずの話)。「でも、最後の一曲にぜんぶ込めるから見ていってください」みたいに言って、本当にそうだった。6人の扇子の端まで熱がこもっているような観月京。なんか泣きそうになっちゃったよ!2番の「それでもいいからそばにいて〜」のくるみちゃんきれいだった。「かえりはこわいと言わないで」のこはるちゃん力強くまっすぐ目の前をとらえてた。ラスサビ「啖呵を切って 歯食いしばって」の全員歌唱のこはるちゃんが大好き。いちばんかっこよかったです。

初めてきのホ。を見た友だち(私の好みをよく知ってる)に「(私が好きだと言っている)こはるちゃんが意外な感じでびっくりした」と言われた。わかる、ふつうだったらこの子を好きになるだろうなっていう子が他にいるんだけど、でも私はこはるちゃんなんだよなあ。歌詞の意味を大切に届けようとするこはるちゃんの歌が好き。そういう子が奇跡的に6人集まったきのホ。が好きです。

 

きのホ。のあとそのままnuance。5人になってからグッとステージに惹かれるようになったかもしれない。椅子なしのミライサーカス初めて見た!

 

 

二丁目さんの3つもらった出番の一発目はまさかの推しメンの大喜利。推しメンが大喜利することって今まで想像したことなかった。ああいう人なので(・・・)当日までドキドキハラハラしてた。本編、INFOCENTREに入ることができずすぐ近くのトイレで音漏れ聞いたり配信で目で追ったりしていたけど、ぺいちゃんらしく伸び伸びやっててよかった!!タイマン形式だとは思ってなかったけどリリスクのminanちゃんが相手でふたりが知れた仲で楽しそうなのもよかった。場に慣れるにつれだんだんいつもの感じ(※主催ライブのSNSに書けないようなMCのことをさします)になってきてハラハラした。お笑いは詳しくないですがいちばんおもしろくていちばんかわいい♪LOVE♪ 勝負には負けたけどこの企画にオファーされた意味というか与えられた役割をこなしていて偉かったよ〜!

natalie.mu

 

 

二丁魁①SMILE GARDEN

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2022.8.7(日)二丁魁①

TOKYO IDOL FESTIVAL2022

@お台場・青海周辺エリア

●SMILE GARDEN

出演15:25-15:45(20分)

 

耳をすませば

dAnce survivor 1999

青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ

Good As Yesterday

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SMILE GARDENがメインのHOTステージよりはるかに好きで、TIFの醍醐味だとも思うので、昼の良い時間に出番をもらえて本当に嬉しかった。一般エリア最前の上手端。まわりにはおなカマはいない。耳すまのイントロとともに前日に披露したばかりのおめでたい新衣装で大好きなうちの人たちが現れた。いつからかわからないけど筆村の背中のリボンが取れていた。

耳をすませば

TIFの耳すまってすごく思い入れ深くて、とくに2018年に同じSMILEGARDENでぺいちゃんが「これがゲイアイドルだ!」って叫んだ間奏。2019年に同じところ「これがアイドルだ!」になったのも感慨ぶかかった。それがあったから今年の間奏も注目して聞いてたけど、「TOKYO IDOL FESTIVAL!こんなもんじゃねえだろ!!」みたいなメッセージだった。もはやこの人たちってゲイなのにアイドルやってるんだ〜的な次元はとっくに終わってるというか、ただただTIFにふさわしいかっこいいアイドルグループのうちの一組だもんね。超かっこよかった!

「dAnce survivor 1999」

はじめからずっとだけど、ステージの後ろには木がたくさん植わっていて、蝉の声がけたたましく聞こえる。クラブ音楽にジワジワ焼けるような蝉の声がミスマッチで不思議な感覚だった。いちばん大きいステージで自信を持ってのキラーチューン、みんなギラギラしててかっこよかった!最後「誰かに」でダンって足をつけて「踊らされてるんじゃなくて確かにここで踊ってるんだから〜」 を強く歌う。さっき大喜利でう◯こって回答してたのと同じ人!?ミキの低いハモリもきまってた! 前で見てる人がだんだん踊るのに夢中になって荷物を下ろしているところを目撃して嬉しい気持ちになった。

「青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ」

端からステージとお客さん側を見渡すとたくさんの手が動いてるのが横目に見える。夏の晴れの日の午後にふさわしすぎる光景だった。2A、空高く高くどこまでものびてくような気持ちよさそうなぺいちゃん。地声のままの高音が熱を持って空気に溶けてく。ぺいちゃんが気持ちよさそうに歌ってるときってさ、超わかる!! 「振り返るとどこかに手を伸ばしたくなるような」で空に手を伸ばすミキの表情、少し眩しそうできれい。ちょうどステージに陽がさす向きで、落ちの「53、54、55歳〜」で4人が振り返ってゆっくり歩いてくるところでステージに落ちた影まできれいで、そこでひときわ強くまたジワジワ蝉の声が聞こえる。こんなの初めてだった。

青春はやり直すもの

じゃなく焼き付くものなんだ

心に生き続けている

あの日の僕ら

2日のクルーズのときにも感じたのだけど、ラストの4人の歌唱のところが歌詞カードに載っていない意味がやっとわかったような気がしていて。それを言葉にするのは難しいんだけど、自分の目にうつった「今」を焼き付けてとっておきたいと思う、この日のことも。あとさあ「あの日の僕ら」まで歌いきったあとにぺいちゃんだけいつも前を指差すの、そういうところが好き

「Good As Yesterday」

TIFの大舞台、絶対やると思ってたし、やってほしいと思ってた!静かなイントロで蝉の声がいっそう響いて聞こえる。耳に焼き付くみたいに激しい。これずっと聞こえてるはずなのに、ああ今鳴いてるって実感するのは所々しかなくてそれも不思議だった。「日曜日が終わるのが寂しくなって」で、ずっと待ち望んでたこの日が終わることを早くも感じて切なくなった。今日のことだけじゃなくて、子どもの頃の夏休みが終わるときみたいな感覚。なんかずっと夢みたいな時間でよく覚えてない。ミキの「元気にしてます。昔の自分へ」で空を仰ぐときの顔が穏やかですっきりしていた。二人とも(泣くことは悪いことじゃないけど)泣かないで歌えてたね!アカペラ歌唱のあとの「生きていくんだ」が来年やその先への切実なメッセージに聞こえた。

8/7 15:49

 

蝉の声と交わる大好きな人たちの声も、生温かい空気も覚えておきたいと思う。

 

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このあと他のアイドルも見て回る。

DOLLFACTORYのnuanceはヌュのなかでのTIF最後のステージで、雨粒で終わったのが良かった。6日のSKYのセトリが完璧だったから見たかったなあ。このあとSKYSTAGEに登ると、前とはステージの向きが違っていて、青空と雲、アイドルが空だけを背負ってる。MAPAを初めて見に来たのだけど、「アイドルを辞める日」の威力がすごすぎて唖然としてしまった。アイドルを辞める日のことをアイドルに歌われるのってどんな気持ちになるだろう。これに対するうまい言葉が全然出てこなかったや。ステージが終わって降りようとして振り返ると暮れ始める陽の境を見たようでそれがすごくきれいだった。

超走ってぎりぎり物販が切られる前に二丁魁の特典会ブースに間に合った。自分含め残り6人くらいになってから物販テントの終わりの時間になって、空けてくださいと運営スタッフの人に言われてしまい、メンバーとスタッフさんと残りの撮り終えてない人たちでぞろぞろ移動して空いていた野良のテントで撮ってもらいました。(本当にありがとうございます!!涙)IZOさんに作ってもらったらしい新衣装に合うTIFの文字が入ったリボンをつけていて4人とも可愛かった。ミキでかいのにいちばんかわいいとこにリボンつけてて友だちと騒ぎました(そか)

そのあとぎりぎりB.O.L.T.の最後の一曲のところでSKYの屋上についてリンワンに間に合った。SKYで絶対聴きたかったLa Laで締めてたの嬉しい。「別に理由なんてないけど今すぐ走らなくちゃ 多分届かないけれどあの空に手を伸ばした」でほんとうに空に手を伸ばして、たくさんの手が上がっているのが気持ちよかった。ステージのアイドル側からこの空が見えているんだと思うとたまらなかった

8/7 18:03

二丁魁②SKY STAGE

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2022.8.7(日)二丁魁②

TOKYO IDOL FESTIVAL2022

@お台場・青海周辺エリア

●SKY STAGE

出演18:40-18:55(20分)

 

マイノリティーサイレン
まるもうけ 
三原色カタルシス
やめらんない!とまらない!

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SKYSTAGEはいったん入ったブロックから移動することができず、最前ブロックが混み合っていて入れなかったので何回かグルグルして、マイサイのイントロでなんとか入りたかったところまで行けた、前方の下手見切れ。前にいたタイトル未定のファンのお兄さんが前に入れてくれて、終わったあとに楽しめたようで何よりですと声をかけてくださって優しかった。届かないだろうけどありがとうございます。

「マイノリティーサイレン」

山中湖最終日と同じ2番からのマイサイ。2番じゃなく1番のほうを省略している意味を考えてみる。この曲の歌詞を見ると、1番が一般論的な内容で2番がそれを覆すようにも感じて、こういう困難がある、よりそれをどう乗り越えるかという工程のほうが大事だからそうしたのかなあ。真意はわからないけどハーフにしてまで伝えたかったって気持ちはわかった。全員気合いが入って目が燃えている。Aメロ筆村もぺいちゃんも真っ直ぐ前をとらえてた。サビ前ミキがサイコー!!って言ってた、わかる!まだ進める?で後ろを振り返った時、4人には空とお台場の広い景色が見えてたのだと思うと嬉しいなあ。跳び禁だし肩は組めないのだけど、お客さん側の首の動きがきれいに揃ってた。TIFでのマイサイって2018年の夜のSMILEで一曲だけ披露したときの印象が色濃くて熱を帯びてる。

「まるもうけ」

15分しかない出番のあいだにハーフにしてまでマイサイとまるもを入れたミキの気持ちを考える。どちらも私にとってはTIFでやったことのある思い入れのある曲。筆村が当日夜にツイートしていたように「つまんない人生送ってきたな」がぴったりだった!すごい。サビで楽しくなってたらぺいちゃんがこっちを見てくれた。今年のSKYは前よりはるかにたくさんの人を入れるようになって、おなカマそれぞれどこにいるかな、って探すように目配せしてた。おなカマ以外の人たちもたくさん踊ってくれていたようで嬉しいな。15分の短い間に、どんどん日が暮れてくる。私の見ていたところからだと4人のうしろは薄暗いのだけど、下手後方に太陽があったから、グラデーションの空がひらいていたのかな。上手後方上空には月も見えてるし、夜景の光の色も濃くなってきた。

「三原色カタルシス

まるもうけのラストで挙げた手のひらで顔を覆ってドラムロール。ここ一番大暴れしてしまった!1サビおわりのミキの「千年経ってもひとつ諦めない 」、強い強い気持ちだった。終わってから思うとこれは最後の挨拶に話してくれたような切実な願いで、「ひとつ」はそこにいる人たち一人ひとりのことだったようにも思える。SKYSTAGE、前までは台場駅や夜景が後方に見える角度にステージが作られていたのに、今年はアイドルのうしろに空しかなくて、だから「幸せに手を伸ばした瞬間」で手を伸ばした先にも当たり前に空しかなくて、それがたまらなかった。汗だくになったみんなの髪が風にたなびいてきれい。落ち前の合いの手「もう一回!」かっこいい。落ちサビ。

キレイキレイなこの景色を

いつか忘れてしまうなら

せめてせめてこんな時代で

この風景だけは愛と呼ばせて

端から端まで取りこぼさないように目配せしながら手を伸ばして、ぺいちゃんは「この景色」のなかにぜんぶを入れた。そんな大切そうな顔しないでよ!泣いちゃいそうだった。「黄色く光る〜」で響かせるような歌い方で空に手を伸ばすぺいちゃんが光って見えた。この一日のいちばんは三原色でした。

 

「やめらんない!とまらない!」

三原色おわりラララララ、でぺいちゃん真ん中のこのフォーメーション。「TOKYO IDOL FESTIVALありがとうございました!最後に聞いてください、やめらんな〜い!とまらない!パンパン!」ってそのままイントロに繋がる。二丁魁のTIF最後の曲。文字でこまかく書くのが野暮だとしか思えない、この曲の歌詞のすべてが今日この一日のためのものだと思える。僕と君のこの歌は今日この日だけはお台場にいるアイドルとアイドルオタクみんなのものだった。TIFのテーマソング?

「この足で会いに行きたあ〜い」の爆発スマイルかわいすぎた!日がちの「時間は止まらないから最高〜!! 」がお台場に響いたような気がした。なんて気持ちよさそうなの!「楽しく!いっしょに!」って盛り上げる。もうこの日の終わりが近づいていることを実感して「帰り道胸のかばんはパンパンで張り裂けそうもう君に会いたいよ」が余計キラキラして聞こえる。もう終わりなんだ。C「僕たちの関係は摩訶不思議〜」力いっぱいの気持ちだった。落ちサビの日がちの「やめないからやめないで〜」、ここの内緒話をするような歌い方がいつも素敵だなあと思うんだけど、この日は囁くようではなくて響かせるような歌い方で。このSKYSTAGEだけではなくお台場ぜんぶに聞こえててほしい。パワーチャージが超パワーだった!汗なのか涙なのかよくわかんないグシャグシャ状態の笑顔で終了。幸せだった。

ミキの最後の挨拶。「TOKYO IDOL FESTIVAL、本当に今年もありがとうございます!また来年もこの場所でみんなに会えることを願ってます。私たち4人で必ずまた来年の夏を迎えるので、みんなもここにいてくれることが、1番のお願いです。来年も絶対ここで会いましょう!」

8/7 18:58

二丁魁の出番が終わると、空はもうほとんど夜の空で、ステージのグラデーションの棒(?)がぴかぴか光ってた。もう5年前からTIFに出ているけど、それは当たり前のことではなく、旧体制の4人のときもふたりのときも経て丁寧に繋がれてきたものだった。そして来年もこの4人でいれることも「絶対」でないこと、たとえばこのSKY STAGEに集まった人たちぴったり同じくしてまた来年も迎えるなんてほんとはできないことだ。今は今しかないって当たり前のことを教えられた。そのうえで「また来年もこの場所でみんなに会えることを願っています」と言い切るのがミキだったし、二丁目の魁カミングアウトで、私はそういうところが好きです。この4人がだいすきなフェスのステージに立ったこと、心から嬉しかった!でもさあG.A.Y.で「昨日の事も今日もこの先も全部覚えておくから」って歌っておいて、「キレイなこの景色もいつか忘れてしまうならせめてこんな時代でこの風景だけは愛と呼ばせて」って、ずるくない!?

(当日向かいながら予想してたセトリ)

ミキさんへ。TIFの前日につい「TIFでどうしても聞きたい曲がある」と言ったのはHe is me,tooです。私はどうしても思い出をいちいち大事に繰り返しこすってしまって、2020年TIFでのふたりのHe is me,tooに4人の記憶を塗り重ねてほしかった。でも今年のセトリとライブから、いまの二丁魁は(過去を大事にしているのは前提で)今と未来を前向きに見ていて、うまく言えないけどそれが嬉しかったです!

ありがとう。いちばん誇らしい人たちでした。

 

 

8/7 18:59

このあともずっとSKY、メインステージ争奪戦を勝ち取ったタイトル未定の最後のステージ。メインステージ争奪戦の予選?のころにあべはなさんが「北海道から初めてお母さんがライブを見に来てくれる」とツイートしていて、この子たちや他の参加するアイドルのTIFにかける思いを想像した。初めて聴いた新メンバーの川本さんの歌声が小鳥みたいで好きな声。最後の青春群像で胸がいっぱいになった。とっぷり夜になって、月は出ているけどお台場は夜景が明るいから星なんて見えないんだけど、「星が瞬いてる 煌めいてる 心のままに自分を生きてる」と歌われて、ほんとうに星がきらきらしているように見えた、というか4人が星だった。

 

きのホ。②SKY STAGE

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2022.8.7(日)きのホ。②

TOKYO IDOL FESTIVAL2022

@お台場・青海周辺エリア

●SKY STAGE

出演19:40-19:55(20分)

 

開幕自分宣言

スタートライン

夜の庵

ブリリアント帰り道

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これはTIFの前にしてたツイート。(2つめは当日朝に予想していたセトリ)

好きな人たちのライブに行った日の帰り道はいつも胸がいっぱいで満たされているのに寂しくもあって、目にうつるすべてのものがいっそうキラキラして見える。この現象はきのホ。に出会うずっと前から自分のなかにあったもので、そのなんとも言えない気持ちに「ブリリアント帰り道」という名前をつけてもらいました。きのホ。を好きになってから私にとっていちばん大きかったのは、この概念に名前がついたことです。最高の1日になるであろう今年の8月7日の最後を、たくさんのキラキラした夜景が見えるであろうSKYSTAGEでこの曲を聴いて終わることができたらいいなと期待していました。こはるちゃんがこのツイートをいいねしてくれていたから特典会で「楽しみにしていてね!」と言ってくれたのかなと思いつつ夜の庵も絶対に聴きたかったので(こはるちゃんはわたしが夜の庵を好きなことを知っているので)そのことかなと思ってた。

またSEなしでまさかの新衣装で登場!京都のローソンの制服みたい!って思いました。初出演のTIFへの気合いを感じた。二丁目さんたちも2018年TIFのDOLLで新衣装で登場して面食らったことを思い出す。開幕自分宣言かっこよかった!夜に聴きたかった夜の庵を実際見たらどうなってしまうんだろうと思っていたけど、6人とも落ち着いて丁寧に歌うさまを見ていたら何も言えなくなっちゃった。「しっぽを振らない犬〜本当は結局何も変わらない」の小清水さんの転調がおそろしくてはっとさせられる。1サビ「あなたになら伝わるかも知れない」でこはるちゃんとくるみちゃんが目をあわせるところ、振り付けだからとかじゃなくて「あなた」が本当にお互いなんだろうなと思うような強さ。もうかなり涼しくなった夜風が自分にまとわりついて気持ち悪いのが気持ちよかった。ずっと夢を見てるような時間だったのに最後のこはるちゃんの「あなたになら伝わるかもしれない」の意思の強さにはっと引き戻される。らねちゃんが最後の曲ふりをする。「TIF、SKYSTAGE、本当にありがとうございました。最後に聴いてください。ブリリアント帰り道」ここだけでこの日いちばん泣いた。

冒頭こはるちゃんの「今を一番に見て欲しくて」、小清水さんの「今のこの姿を焼き付けて」って、アイドルからいちばん言われたい言葉かもしれない。Cメロで「このまま続けよう呼吸を 繋げなきゃあの日の誓い どんな形でも」と色葉ちゃんが歌うときに声を震わせていて、ぱっちりした目が涙でキラキラしてる。メンバーときのホ。のファンの人たちのTIFに込められた気持ちを想像したらぐっときてしまった。そのあとみんなちょっとつられて泣きそうなところに「綺麗事並べても〜」って小清水さんの力強い歌声が空に響いてめちゃくちゃかっこよかった。落ちサビでこはるちゃんがまた「今を一番に見て欲しくて」と歌って、TIFありがとう!って叫んだ。

問題なく抜かりなくこなして

楽しんで戦って泣いて

今が一番に輝いてると思う

「今が一番に輝いてると思う」ってなんて歌詞なんだろう。最後まで歌いきってらねちゃんが呼ばれて6人で肩を寄せ合って曲が終わる。ほんとうにみんなキラキラしてた。この曲は歌詞にたくさん「今」という言葉が使われていて、「今」のことを今のこの子たちがありのままを伝えてくれるところが大好きだし、これから先もその時どきに今が一番だって思えるような歌を届けてほしいし、そうしてくれるんだろうなと思う。初めて聴いた時からそう、この曲は約束の歌なんだ。

8/7 19:57

 

ほんとうはこのあとのグループまで見ていく予定だったけど、ブリリアント帰り道を最後の曲にしたかったからここでわたしのTIF2022終了。SKYを降りて歩いている途中、きのホ。のファンの人たちがかたまって楽しそうに話しながら帰っていてなんかこれもブリリアント帰り道なんだろうなと思えて良かった。

二丁魁のステージでもきのホ。のステージでも感じた、今は今しかないってこと。その上で来年もまた好きな人たちとここに来たいって気持ちになった。本当に楽しい一日でした!

ブリリアント帰り道

また来年!